通訳案内士(通訳ガイド)試験情報



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参考教材
「英語で語る日本事情」(JapanTimes社刊)
2次Sample Interviews (CD)

通訳ガイドコース案内

■試験傾向分析(5)ー1次筆記試験 II 概説

江口裕之
最高教育責任者
江口裕之

1.試験形式

  • 試験時間:各40分のマークシート試験
  • 試験内容:
    1. 日本地理(100点満点:40分)
    2. 日本歴史(100点満点:40分)
    3. 一般常識(100点満点:40分)

2.一般的傾向

《実際の問題と解答はこちらをご覧ください。》

2006年から、日本地理、日本歴史、一般常識が分離した形で試験が行われ、設問数も各40問前後とすっきりした感があります。国土交通省が出したガイドラインでは、中学、高校で学ぶ知識プラス応用という形になることが予測されましたが、実際には「一見、雑学的な問題」も多く出ています。

各科目における共通点として言えることは、この「一見、雑学的な問題」も実は中学、高校で学ぶ基本知識に立脚していて、また、以前に比べ《日本観光》にしっかり焦点が当てられており、通訳ガイドの実務レベルとしても実用的な知識に関する問題になっています。

各科目とも合格ラインは60点ですが、平均点が60点になることを前提としているため、科目により、合格ラインが前後数点ほど変動する可能性があります。では分野別に見ていきます。

3.問題の実例

(1) 日本地理

中学地理の基本に観光地理を加えた形ですが、雑学的な問題も一部含まれています。2006年度試験では地図と写真を絡めた問題がありましたが、2007年度試験では地図問題のみでした。2006年度の問題は難易度が低く、受験者平均点は軽く70点を超えたと想像できますが、2007年度の問題は内容・設問形式ともに難易度がかなり高く、平均点は50〜55点あたりかと思われます。このように難易度は年度によって大きく変動しますので、過去問題を研究する際には、2007年度のように難易度が高かった年度の問題にスポットを当てておく必要があります。

【2007年度の出題内容】

【大問1】配点30点

日本の河川ならびに流域に関する問題。天竜川と筑後川を中心に、地名、地形、産業に関する質問に答える形式。難易度が高い。

【大問2】配点10点

日本の国立公園に関する問題。公園指定年と公園に含まれる主要地域から公園名を選ぶ形式。難易度は低い。

【大問3】配点10点

日本の観光施設に関する問題。施設名を見て所在地を選ばせる形式。やや雑学的で難易度は中レベル。

【大問4】配点20点

日本の温泉地に関する問題。地図を見て温泉名を選び、さらにその温泉に該当する紹介文を選ぶ形式。難易度はきわめて高い。

【大問5】配点15点

日本の文化に関する雑学的問題。郷土料理・特産物その他に関して地方文化の知識を試す形式。難易度は高い。


【大問6】配点15点

都道府県の自然や農業に関する問題。中学地理の典型で、気候・地勢・農業・歴史などに関する説明を読み、該当する都道府県を地図から選ぶ形式。難易度は低い。


■日本地理の試験対策
試験範囲が広いので独学では大変な分野です。短時間の学習で最大効果を得るにはCELが例年4月から行ないます筆記試験IIコースをご利用ください。コースではハンドブックやワークブックなどの独自開発特殊教材を用い、7回(春期5回+夏期2回)の授業で中学地理の基礎から観光地理の応用編、さらに演習までを網羅します。


(2) 日本歴史

中学歴史の知識に観光客が目にする・耳にするような情報に関する問題を加味した形になっています。雑学的な問題もいくつかあるので、一見、難しく感じますが、試験対策を行なった方であれば7〜8割程度は得点できるはずです。

【2007年度の出題内容】

【大問1】配点20点

史跡や出来事に関する問題。説明に関する史跡を選択肢および地図から選ばせる形式。稲荷山古墳、鳴滝塾、永平寺、米騒動、日米修好通商条約など。

【大問2】配点15点

人物に関する問題。説明を読んで人物を選ぶ形式。雨森芳洲、平塚らいてう、高山右近、酒井田柿右衛門、北条時宗など。

【大問3】配点15点

著書に関する問題。質問に対し、著書名を選ぶ形式。『入唐求法巡礼行記』、『愚管抄』、『海国兵談』、『おらが春』、『白樺』など。

【大問4】配点15点

重要な政策その他に関する問題。質問に対し、適切な答を選ぶ形式。国分寺建立、三管領、生類憐みの令、津田梅子の女子英学塾、五大改革指令など。

【大問5】配点15点

雑学的な問題。質問に対し、適切な答を選ぶ形式。征西大将軍、戦国大名と城下町、五街道、軍縮会議、伽藍配置図など。

【大問6】配点20点

美術品・建築物に関する問題。写真を見て、名称と所在地や人物を選ぶ形式。法隆寺夢殿救世観音像、安藤広重の東海道五十三次、黒田清輝の湖畔、足利義政と慈照寺銀閣、鳥取県の三仏寺投入堂など。

■日本歴史の試験対策
日本歴史は理解を伴わなければ解けない問題が多々見られます。CELでは例年3月から筆記試験IIコースを開設します。同コースではハンドブックやワークブックなどの独自開発特殊教材を用い、2回(春期5回+夏期2回)の授業で基礎から演習までを網羅します。学習のまとめ、直前対策として、こちらのコースもぜひご利用ください。

(3) 一般常識

例年、一般常識の範疇とは思えないような問題がある一方、簡単すぎる問題も含まれており、バランスがよいとは言えません。試験対策によって解ける重要問題5割、常識で解ける問題2割、勘と運で解ける問題が3割という感覚です。このように、常識・運・勘に依存する部分が5割ではあるものの、結局は試験対策が必要な残りの5割に相当する重要問題を得点のコアとしなければ合格点は取れないことになります。その点では、よくできた内容とも言えます。

【2007年度の出題内容】

【大問1】配点22点

政治に関する問題。文章の空白を埋める選択肢を選ぶ形式。ODA、FTA、格差、構造改革特区など。

【大問2】配点28点

訪日外国人観光客に関する問題。質問に対し、適切な答を選ぶ問題。為替レート、外国人旅行者数、日本開催のサミット、航空産業に関する雑学など。

【大問3】配点34点

政治・社会・外交に関する問題。文章の空白を埋める選択肢を選ぶ形式。国会の構成、日本人の平均寿命、APECなど。

【大問4】配点16点

日本の生活文化や文化人に関する問題。文章の空白を埋める選択肢を選ぶ形式。茶とコーヒー、黒川紀章など。

■一般常識の試験対策
膨大な範囲をカバーすべき一般常識は教材が全てと言っても過言ではありません。短時間の学習で最大効果を得るにはCELが例年4月以降に行ないます筆記試験IIコースをご利用ください。コースではハンドブック、ワークブック、実践演習などの独自開発特殊教材を用い、4回(春期2回+夏期2回)の授業で中学公民から高度な知識やデータまで、試験合格に必要な項目を網羅します。

4.試験対策

CELでは、3科目を網羅する『筆記試験II対策コース』(科目別受講可能)があります。ぜひ、詳細をご覧ください。

『筆記試験II対策コース』のご案内はこちら


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