英検準1級試験情報

英検準1級試験情報



英検準1級1次試験速報まとめ

2014年度第2回試験(2014年10月12日実施)

全体の講評

 語彙問題が難化傾向です。よく考えられた問題で、1級に近づいている感じです。それ以外はおおむね前回同様の難易度でした。
 大問1番語彙問題では、1級で出題されても不思議のない単語の出題がますます増えたようです。会話形式の問題文が7題あり、1級の3題に比べかなり多い出題でした。
 大問2番空所補充問題の難易度は前回と同じ位。6問中5問正解が目標です。
 大問3番内容一致問題は前回と同じかやや易化。選択肢が素直です。語彙問題の難化とバランスをとって、合格点があまり上下しないようにと考慮されているのでしょうか。
 大問4番英作文の難易度は従来どおり。ただし子供の教育に対する意見を求めているので、年少の受験者にはやや書きにくかったかも知れません。
 リスニングは全体にゆっくり読まれています。Part 1、Part 2とも難易度に変化なし。Part 3はあまり悩まずに答えを選べたと思います。

予想合格点

 得点目標としては、1番:17点、2番:5点、3番:18点、4番:10点、リスニング:27点、総得点77点以上を獲得し、余裕を持って合格していただきたいところです。 
 合格ラインは前回の68点から1点上がって、69点前後と予想いたします。

 全解答は英検協会のHPにて発表される予定です。英作文を除いた得点が54点を上回っている場合には、すみやかに2次面接試験の準備を開始されることをお勧めします。発表後ですと、時間に余裕がなく十分な準備ができないことが考えられます。

CEL解答はこちら>>

☆試験問題(リスニング含む)はこちらの日本英語検定協会のサイトで公開されます。


問題毎の講評

[1] 語彙・熟語問題

 電車移動中に準1級の大問1番に目を通しました。このところ難化傾向にありますが、今回も例外ではなく、かなり練られた問題です。単語を知っているだけでは正解にたどり着けない問題が散見されます。
 AとBによる会話形式の問題文が7題。コミュニケーションを意識しているようです。試験中はそのような余裕はないと思いますが、全体に問題文がなかなか面白い。ハラハラドキドキの「人間模様」が見られます。

(1) 1 disposeが正解。空所後のofを見て、是非1秒で正解したい問題です。dispose of 〜「〜を処分する」。環境問題を意識した問題文から始まりました。
(2) 2 cultivated。選びにくい問題でした。選択肢は収穫や植栽に関する動詞が並んでいます。cultivateには「〜を耕す、栽培する」のほか「(品性・才能などを)みがく、育成する」の意味があります。知っている単語でも変化球の出題でした。
(4) 4 Intoxicatedも1級に近い単語です。drunkenよりも程度が高く、酩酊状態。それでつい会社の方針に関して本音が出てしまったようです。不正解の選択肢 fumigate(〜を燻蒸消毒する)には驚きました。fume(煙)より。
(6) 2 neglecting。先ほどの(4)で登場の“he”はBillと同一人物?上司に愚痴を言った後、帰宅すると奥さんがカンカン。「家族と会社のどっちを取るの?」と怒鳴られているのかと想像。neglect「〜を無視する、顧みない」。正解しやすい問題でした。
(7) 3 Chatter「おしゃべり」はやや意外な出題。かなり日常的な単語です。ネット上での「チャット」でもおなじみ。擬音語です。日本語の「ペチャクチャ」も音が似ていますね。女性のおしゃべりは万国共通?
(8) 女性をデートに誘いたいが断られるのではないかと自信のない男性。1 timidが正解です。「臆病な」で覚えていたかも知れません。ここでは「自信のない」おどおどした様子。pessimisticに言い換えられます。
(9) 4 casualties。この出題も驚きました。決して難しくない単語 casualty(死傷者、犠牲者)ですが、ここでは人を指してはいません。比喩的に「犠牲を被った物・こと」の意味で使われていました。とは言え、他の選択肢の意味がわかれば消去法で正解できました。
(11) Billとは別のご夫婦ですが、離婚の危機を免れたようです。正解は2 reconcile「〜を和解させる」ですが、ここでの目的語はdifferences。意見の不一致などを「調和させる」、「うまく折り合いをつける」のように使っています。良かった!
(12) 4 tolerable。新しい仕事は、boringだけれどtolerable(我慢できる)。なぜならば同僚にも恵まれ、給与もまあまあなので。tolerate(〜を我慢する)から意味がとれたことでしょう。
(13) 1 intriguedは1級で出題されても不思議のない単語です。attracted、fascinatedなどに言い換えられます。冒頭のAlthoughに注目して読みましょう。友人からの誘いに興味はあったけれど、今の仕事に留まることに決めた。堅実です。
(15) ご夫婦が息子Tommyのことで心配しています。空所後のwithに注目するとすぐに1 interactingが選べるでしょう。時間を節約するべき問題です。interact with 〜「〜と交わる、ふれあう」。
(16) 4 implicationsが正解。難問でした。health implications「健康への影響」。implicationは複数形で「影響、結果」の意味で使われます。不正解の選択肢testimony、 maturityが単数形なのが選択肢のバランスとして気になります。
(17) 4 sobs「泣きじゃくる声」、(18) 2 ordeal「試練」。知っていれば選べますが、準1級にしては難しい出題でした。娘さんが彼氏と別れて泣いていたり、行方不明の女の子が6日ぶりに無事発見されたり、大問1番ではいろいろなことが起こります。
(20) 1 insoluble。空所後のproblemsを見てすぐに、insoluble problemsのコロケーションが浮かぶと良いのですが、これも1級に近い出題。solubleは「solveできる」(溶けやすい、解決できる)。反対が insoluble。「一見解決できない問題でも忍耐強く勤勉に努力すれば道は開ける」。まるでノーベル賞受賞者のお言葉のようです。語学習得も同様に。
(21) 3 overcast「雲でおおわれた、どんよりした」。小説などを読んでいるとよく出てくる形容詞ですが、出会ったことがあるか否か、、、 単語集以外にも、普段からどれだけ英語に触れているかが問われる問題が今回は多く見られました。
(22)からは句動詞の出題。4 stick around「居残る、そばに一緒にいる」。stick(くっつく)は、sticker(シール)から覚えましょう。「そのあたりにくっつく」→「その場から離れずに残る」。句動詞は分解して意味を考えるのが理解するコツ。
(23) 正解は1 burned out。burn out「燃え尽きる、エネルギーを使い果たす」。burnは「燃える」outは「最後まで、完全に」。clean out「すっかり掃除する」、run out「使い果たす」などと同じoutです。本日受験された皆さまもburn out状態でしょうか?
(24) 1 kick back=relax。主に米国で使われるかなりカジュアルな表現という印象です。backは後ろに下がる、もたれかかる感じ。sit backも椅子の背に寄りかかることから「くつろぐ」の意味で使われます。
(25) 2 measured upが正解。measure up to 〜「(基準・期待などに)見合う、達する」。測定するような意味でmeasureが使われています。代わりにBe動詞を使うことも可能。He’s not up to the job.(彼はその仕事に向いていない。)

*大問1番まとめ 
 1級で出題されても不思議ではない単語としては、(4) 4 Intoxicated、(13) 1 intrigued、(18) 2 ordeal、(20) 1 insoluble。単語は知っていても正解しにくかった問題は、(2) 2 cultivated、(9) 4 casualties、(11) 2 reconcile、(16) 4 implicationsがありました。
 今回も正解しにくい問題が多く見られました。大問1番の難化傾向は1年以上前から続いており、今後も続くものと予想されます。これだけ定着していることを考慮すると、もうこれが準1級で必要とされる語彙レベルだと言って構わないでしょう。
 通常英検ではフォーマルな語彙が出題されることが多いですが、今回の(7) 3 Chatter、(17) 4 sobsなどはこれに当たらず、(24) 1 kick backと合わせて、これまでとやや傾向が違うとの印象です。
 工夫された出題に苦戦された方も多いと思います。難易度の上がった印象の大問1番ですが、全体を見れば前回とほぼ同程度。平均点に大きな変化はないものと思われます。

 給油後に空所補充問題を見ていきます。ディズニーランドがいくつかのエリアに分かれているように、英検も語彙問題、空所補充問題・・・と分かれています。英検ランド? ツイートを読んで下さっている方から「楽しそうですね」とメールが・・・。You can say that again!



[2] 空所補充問題

1題目:Chaco Canyon
 アメリカ南西部チャコキャニオンに多くの建造物や道路を残した原住民プエブロ。その建設の目的は果たしてなんだったのか?英検では多い考古学テーマです。
(26) 空所後には、出土品や建築材料が遠方から運ばれたことが書かれています。したがって当初は輸送目的の道路だったと理解でき、正解は3番。他はいずれも的外れ。選びやすい問題です。
(27) 第2パラグラフの(27)空所前では、建造物・道路とも精神的シンボルであり、太陽や月の周期と関連があったとあります。空所後では、道路に実用性はなかったと類似の内容であることから正解は4番。Moreover、Furthermoreなどでも可能です。「建物・道路は“spiritual symbols”に過ぎず、“practical, physical purpose”はなかった」が重要なポイント。spiritualとpracticalが対照的に使われています。

(28)の空所後には、この地域は永住の地には適していないことが書かれています。空所には否定が含まれるはずですので、正解は1番。permanentの言い換えとしてlong-term。実際にはseasonal journeys内での限られた使用でした。

2題目:The Other Side of Germs
 病気の原因となる病原菌ですが、実は人間にとって役立つ一面もある。すべての菌を抗生物質で除去しようとする現在の医療には問題点も。こちらもおなじみの医療テーマ。読み易く出題も素直です。
(29) 空所前には、病原菌を取り除く努力をしてきたことが書かれ、空所後にはその例としてピロリ菌の除去が挙げられています。したがって正解は2番。空所の前後の関係を考えて解答する接続語句の問題でした。
(30) ピロリ菌にも何か役割があるはず!ピロリ菌を除去すると体重増加が見られる。つまりobesityが増えることになり、1番が正解。obesity(肥満)の意味がわかれば正解できる問題です。
(31) 空所後では、菌を除去することによりアレルギー患者が増加することが書かれています。つまりDr. Relmanは病原菌除去に反対の立場ですので正解は3番。
 空所はありませんが、最後の4行が感動的です。我々の体内外に存在するmicrobiomeを森の生態系になぞらえています。自然のままの多様性を守ることが健全な状態。種を絶滅させるかのごとく、人工的に菌を除去すべきでないと説いています。

大問2番まとめ  

 2題とも読み易く、設問も無理なく答えられるものばかりでした。前回の空所補充問題もやや易化とツイートしましたが、今回も同程度の易しさです。6問中5問は確実に得点したいところです。
 文頭の接続表現(副詞、副詞句)を選ぶ問題が(27)、(29)の2問出題されました。これも前回同様です。以前は6問中1問程度でしたが、2回続けての2問出題は注目されます。易化の一因とも言えます。
 自宅仕事場の片付けが苦手です。不要な物は捨てればよいのですが、それがなかなかできない私。でも『The Other Side of Germs』を読んで大いに勇気づけられました。無理に除去するのは健全とは言えない、、、 森の生態系になぞらえましょう。一見要らないもの、有害なものに思えても、実はゴミにも重要な役割があるはず。人工的に手を加えずにそのままの「生態系」を守っていくことが健全。多様性、多様性、、、 たくさんたくさんあるけれど、みんなちがってみんないい♪


[3] 内容一致問題

1題目:Endangered Barns
 かつてはアメリカの農場には必ずあった納屋。農法の変化などに伴い激減している。なんとかその「絶滅」を食い止めようと努力がされているが、批判を受けることも。ちょっと意外なテーマで興味深いです。通常の準1級のレベル。
(32) 正解は2番。以前ほど農家でのニーズを満たさなくなった、と抽象的な言い換えになっています。the practical needsとは、第1パラグラフ後半に書かれている動力としての馬や乳牛・豚など家畜を納屋で飼う必要性のこと。
(33) 正解は2番。such effortsは、政府による納屋を保存する努力のこと。反対者たちは政府からの助成金は不作に苦しむ農家救済に回すべきだと主張しています。第2パラグラフ最後から2行目。... funding has been slow to materialize「資金提供はなかなか実現してこなかった」。materialize=happen、take place。難しい表現でした。
(34) 納屋を住宅に改造して保存するという試みがされていますが、これでは当初の納屋が作られたそもそもの目的からそれているとの批判があることから正解は1番。納屋はアメリカの農村風景のシンボル的存在。そこには受け継がれた歴史・伝統があり、建物を残せばそれで良いということではないのです。

2題目:The Inside Story
 これもアメリカが舞台。ブッシュ政権時に制定された法律による学校教育の変化とその弊害について。日本でも似たような状況ではないかと思いながら読みました。大変読み易く設問もかなり易しいと言えます。
 パッセージに何度か出てくるstructured / unstructuredが理解しにくかったかも知れません。structuredというと「型にはまった、計画された」の意味。例えば先生や親の管理の下、決められたことをする状況。反対にunstructuredというと、型が決められておらず、子供が自主的に自由に行動できる状況。予測不可能、ハプニングはつきもの。そんな経験が子供の成長には重要だというお話です。
(35) 正解は4番。第1パラグラフ半ば、tested subjectsに集中したカリキュラムにするとあり、裏を返せば「テストには直接関連のない科目を学ぶ機会が減ってしまう」ことになります。
(36) 正解は4番。unplanned situationsはunexpected circumstancesの言い換え。how to handle themはsurvival skillsのことを指しています。選択肢1番のorganizedは本文では、structured、supervisedにあたります。Livingstone氏は、子供が自由に考え行動することが重要だと考えていますので適切ではありません。
(37) 質問文が少しわかりにくかったかも知れません。Richard Louv believesは挿入ですのでカッコに入れましょう。「教育に関してLouv氏が正しいと考えていること」を問う設問です。正解は2番。Contact with the natural worldはbeing in touch with natureの言い換え。certain academic subjectsはmathとreadingのことです。Louv氏は子供は自然と触れ合うことで、数学や国語の成績も向上すると考えています。3番の選択肢、need to be changedあたりでうっかり選んでしまいそうですが、environmental studies「環境研究、環境学」も本文の内容にはないですし、students with disabilities「障害を持つ生徒」も本文では触れられていませんので不適切です。
 本文最後の3行でオバマ大統領の功績が書かれています。子供たちが自然と親しむ時間を増やすため教育予算が組まれたとの内容。現役大統領がパッセージに登場するのも珍しいことです。

3題目:A Canal through Nicaragua
 ニカラグア運河の建設計画について。その歴史と今後の問題点など。前回は南米ボリビアの歴史物が出題されましたが、今回は中米から。パッセージの雰囲気はよく似ています。情報量が多く、内容はやや込み入っていますが、落ち着いて読めば無理のない範囲です。設問は比較的選びやすいものばかりでした。
 2013年第3回の1級のListening Part 2でパナマ運河についてのパッセージが出題されています。運河がお好きなのでしょうか?1級でパナマ運河に関するパッセージが出題されたときに覚えた単語が“lock”。「錠前」ではなく「閘門(こうもん)」です。運河の水量を調節するための水門のことですが、今回も第3パラグラフで出てきています。
(38) 正解は3番。フランス人エンジニアBunau-Varilla氏は米議員に対して、ニカラグア運河建設のリスクを強調し、その結果アメリカはフランス側に味方し、パナマ運河をサポートすることになったとの内容。選択肢1番で使われているkeep 〜 fromのkeep はpreventに置き換え可能。「米政府にニカラグアの火山の危険性を知られないようにした」の意味になり、正反対の内容です。
 去年、中国人によるニカラグア運河計画が再浮上したことは驚きです。大きな経済効果が期待されましたが、数々の問題点も同時に浮上。
(39) 正解は4番。本文第2パラグラフに、輸送量の増加によりパナマ運河だけでは対応できず、ニカラグア運河が“essential”であると書かれています。選択肢のan alternative to the Panama Canalは「パナマ運河に代わるもの、別の可能性」の意味。necessaryは本文のessentialの言い換えです。
(40) 第3パラグラフにニカラグア運河建設に関する問題点が書かれています。建設により重要な飲料水源である湖が太平洋とつながってしまう。Campos氏は「湖を船のために使うか、飲料水として使うか」と問いかけています。正解は3番。
(41) 正解は1番。Shipping routesとは最終パラグラフに書かれている北極海航路のこと。現在は夏期のみの限定的な使用(limited availability)ですが、気候変動により将来的には1年中使用可能になると予想される。1年中北極海航路の使用が可能になれば、ニカラグア運河はもちろんのこと、現在進行中のパナマ運河の拡張も必要なくなるのかも知れないとの内容。正解選択肢1番のelsewhereは、ニカラグア運河、パナマ運河の両方を指しています。

*大問3番まとめ
 BarnsとInside Storyは読みやすく、特にInsideは選択肢もわかりやすいものばかりでした。最後のCanalは比較するとやや難しいですが、全体的に見ると前回より正解しやすい問題でした。

*大問1番から3番までを見てきての感想
 最近の準1級の語彙問題は10年前とは全く違います。1級に近づいています。一方でバランスをとるかのように、空所補充問題、内容一致問題は易しめでした。特に内容一致の選択肢に「ひねり」が少ないような印象です。

 

[4] 英作文

 E-mailの返信を作成する通常の出題でした。
 今回の質問は以下の3つです。
(1) 若者が科学を勉強することは重要か?
(2) 日本の学校で生徒が教室の掃除をするのは良い習慣か?
(3) 11歳の誕生日に息子に小型ゲーム機を与えるのは良いか?
 今回の質問はいずれも子供の教育に関して、大人の目線から答えるものでした。10代の受験者にとっては答えにくかったかも知れません。また、3つの質問がある程度互いに関連があるのが通常とは異なる傾向と言えます。
 質問はいずれもYes / Noで答えられるものでした。まずは自分の立場をはっきりと表明し、その後理由付けをするのが良いでしょう。それぞれの質問について簡潔に2〜3文で答えると100語程度にまとめることができます。Yes / Noのどちらで答えても構いません。自分の意見はさておき、どちらの方が理由付けしやすいか、そして適切に英語で伝えられるかが重要なポイントです。それらを考慮の上で Yes / Noを決定するようにしましょう。
 このような質問に答える練習は2次面接にも役立ちます。Yes / Noのどちらでも答えられるように準備しておくことが英作文問題・2次面接の効果的な対策になるでしょう。
 たとえば1問目の「科学を勉強するのは重要か?」に対して、Yesで答える受験者が多いと予想されますが、もしNoで答えるとしたら、「科学は必ずしも将来役立つものではない。これからは外国語学習により時間を割くべき」などの理由付けができます。
 解答を作成する際には、いきなり書き始めることなくYes / Noどちらにするのかをハッキリと決めてから書き始めると失敗することがありません。また、書き終えてから1度は必ず読み直しましょう。スペルミスや文法的な誤りを見つけることがあるかも知れません。3つの質問に理由とともに適切に答え、大きな文法的なミスもなく、全体がE-mailとして整っていれば、目標とする10点または12点を獲得することができるでしょう。複雑な文にせずにシンプルに書くことが高得点につながります。
 現在、Model Answerを作成中です。「科学よりも英語を勉強すべき!」ってしようかと・・・。教室の掃除?お掃除は苦手分野・・・DSは絶対反対!


[5] Listening

Listening Part 1
 ゆっくりはっきりと読まれています。難易度も通常のレベルですし特に注目すべき変化は見られません。状況判断がしにくい問題、言い換えがわかりにくかった問題を中心に見てまいります。
No. 2 男性がアポの相手の秘書と電話で話しています。This is Roger... で電話での会話とわかります。ランチをともにするはずでしたが男性の飛行機遅延のためリスケジュールをお願いしている状況です。情報量が多いので整理して聴く必要がありました。最後に女性が、Tomorrow is the best I can do. と言っていることから明日あらためて会うことがわかり正解は1番。
No. 3 最初に女性が、Excuse me, waiter. と言っています。これを聴き取りレストランでの客とウエイターとの会話であることを理解したいところです。注文したものが品切れで別の料理(tuna)が運ばれてきました。不満げな女性ですが、I’ll make do with this.(これでいいわ。)と受け入れています。正解は3番。女性がupsetになるのも無理ないことです。
No. 4 最初の How are things going with your book? だけでは状況がよくわかりません。その後男性が、I’ve been trying to find a publisher. と本の出版を考えていることがわかります。出版社からのfeedbackが、The story is too simple. だったことから、今後男性がするのはストーリーをもっと練ること、正解は1番です。会話では直接言っていませんが、implyされていることを言い換えている難問でした。
No. 5 会話最初の、boxes、packing、moversなどからご夫婦が引っ越しの準備をしている状況だとわかります。コンピュータは、too fragileなので、Let’s take it in our car. とあることから正解は2番。
No. 8 女性が、I want to close my savings account ... と言っているところで銀行での会話だと理解したいところです。場面設定ができたら自分がその場で盗み聞きでもしているつもりで聴けると良いですね。4番が正解。
No. 9 台風で飛行機が飛ばず、空港で待機しています。男性が I expect better treatment. と言っていることから正解は3番。
No. 10 これは状況がわかりにくい問題でした。最初で女性が男性をofficerと呼んでいます。その後ひったくりの被害にあったことがわかりますので、police officerに犯人についての情報を聞かれているところです。選択肢を選ぶのも難しいかも知れません。会話では、My purse was gone. と言われているところから、正解は4番。難問でした。毎回ナレーターとして登場されるイギリス出身の女性です。hairの2重母音が特徴的。さらに“r”が発音されていないので「ハァー」のように聞こえます。
No. 11 女性がご主人に子供の面倒を見てくれないかとたずねています。女性の  I was hoping you could watch the kids. から、正解は4番。watchをlook afterに言い換えています。

Listening Part 1まとめ
 Part 1では会話の最初で2人の関係や場所を理解することが重要です。今回もいくつか状況判断の難しい問題がありましたが、このあたりがPart 1攻略のポイントとなるでしょう。全体を見ると通常レベルの難易度でした。

 

Listening Part 2

 今回も良問ぞろいです。環境、健康、テクノロジーなど英検ではおなじみの多岐にわたるテーマが取り上げられていて、興味深い内容ばかりでした。パッセージはゆっくりと読まれていますが、内容についていかれるかどうかが鍵。とくに難しかったのは(F) Urban Miningです。選択肢は全体に素直な言い換えでした。

(A) Fish Fight
 種の絶滅の危機を救うためイギリスで実施されるキャンペーンについて。魚の乱獲をやめ、消費者にも多種の魚を食べるようすすめています。キャンペーンのきっかけを問うNo. 132番が正解。
魚の乱獲でした。後半で、キャンペーンにより多くの種類の魚が消費されるようになったことが言われていますので、No. 14の正解は4番。ただし絶滅の危機に瀕した種の消費も変わらないので状況改善にはなっていないとの批判もあります。

(B) Hands off the Wheel
 無人自動車のメリット、デメリットについて。ドライバーレスカーだと「ドライバー」がスマホに集中できるって、、、 考えてしまいます。
No. 15 Driverless cars would result in fewer accidents. を言い換えた1番が正解。fewer → reduce。
No. 16 後半では問題点について。無人自動車は混雑する道路には向かない点に加え、プライバシーの問題が挙げられています。4番が正解。

(C) Careers
 キャリアの考え方に変化が。ITや金融分野が今後は必ずしも有利ではなくなるとの予想。アウトソーシングが大きな原因です。
No. 17 キャリアカウンセラーが信じているのは?との内容で1番が正解。
No. 18 アウトソーシングに加え、ソフトウェアやコンピュータ技術の発展により人手が必要なくなったとの内容から正解は2番。今後はものづくりや農業が注目されるか?残念ながら収入は多くないけれど、、、 と付け加えられています。

(D) Sleeping it off
 睡眠の重要さについて。きちんと寝ましょう!
No. 19 A lack of sleep can lead to increased body weight. の言い換えで正解は4番。睡眠不足は太ります!
No. 20 後半では、睡眠不足だとunhealthy foodを求める傾向にあるとあることから、3番が正解。junk foodに言い換えています。

(E) Tropical Paradise?
 グアムに持ち込まれたヘビの繁殖により生態系に変化が。
No. 21 What is one thing the speaker says about Guam? グアムについて言われているのは?正解は1番。
No. 22 後半はヘビの駆除方法について。死んだネズミにpainkilling drug(鎮痛剤) を注射し、パラシュートで森にばらまきヘビのエサとします。鎮痛剤はヘビにとってはdeadlyだとのこと。正解は3番。これは正答率低いでしょう。

(F) Urban Mining
No. 23 不要になった電子機器から貴重な金属類を取り出し再利用する話です。その問題点としてcause serious pollutionとあることから3番が正解。
No. 24 電子廃棄物処理の企業は海外から不要な電子機器を輸入しようとするが、restrict the export of electronic waste(電子廃棄物の輸出を制限する)法律を制定する国もあることから正解は1番。restrict=control。

Listening Part 2まとめ
 パッセージの聴き取りはなかなか大変ですが、今回は魚の乱獲、無人自動車、アウトソーシング、電子廃棄物など、よく耳にする話題が多かった印象です。ある程度内容の予測が可能でした。難易度に大きな変化はありません。

 

Listening Part 3

 かなり素直な問題が多く、これで本当に良いのか?と不安になるくらいです。ほとんどトラップもなく、数字も出てこないためメモをとる必要もありません。これまで難化傾向のPart 3でしたが、今回は易化と言えます。

(G) インストラクション:教師から生徒へ
 英語の授業で課題が発表されています。先生からの指示は、オンラインのレクチャーを聴いてそのサマリーをプレゼンするというもの。準1級ができた当時(1987年)では考えられない「課題」です。時代は変わりました。ところで正解は1番です。

(H) アナウンスメント:運転免許センター

 免許更新をしたいのですが、スピード違反の経験があることがポイント。よくあるシチュエーションです。“ticket”を待ち構えながら聴きましょう。違反キップのある人は筆記試験も受ける必要がありますが、まずはdriving history formを記入しカウンターBに提出とありますので、No. 26の正解は4番。

(I) 会話:レストランのお勧めメニュー
 最も迷うのがこれでしょう。前回も(I)が難しかったので、Part 3の3問目は要注意です!Situationでは、ベジタリアンで卵とトマトが食べられないことをおさえましょう。選択肢を見て、ラザニアとピザはトマトが使われているのでは?と想像できます。2番のポテトスープにはクリームが入っていますが、問題なさそうです。ラザニアとピザにはやはりトマトが使われており、タコスにはチキンが入っていますので除外され、正解は2番。普段から料理をされていないと材料がピンとこないかも知れません。

(J) 会話:電話で眼科医の指示をあおぐ
 目が何かに感染したらしく、電話で眼科の受付から指示を受けています。emergencyではないので翌朝来るようにとのこと。それまで Wash your eyes gently with warm water. とあるのでNo. 28の正解は4番。素直です。

(K) 会話:上司からのアドバイス
 珍しいシチュエーションにとまどったかも知れません。しかも4行にわたっています。コンピュータ会社のコールセンターでOJTの最中。気難しい客からクレームの電話を受け、電話をホールドの状態にして上司の指示をあおいでいます。上司も声をおさえぎみです。まずするべきこととして、Invite him to talk about his complaint. And listen patiently without interrupting. と指示していることから、正解は1番。

Listeningまとめ
 Part1、Part 2に大きな変化はありません。Part 3は通常よりも迷わず答えられる問題が並びました。平均点は上がるものと予想します。

 今回の準1級本試験問題に関するツイートはこれにて終了いたします。フォローいただきありがとうございました。本試験問題の復習などにお役立ていただければ幸いです。

 

 

( 2014/10/16更新 )

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