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英検1級1次試験速報まとめ

2012年度第3回試験 (2013年1月27日実施)

全体の講評

 大問1番の語彙問題はやや易化が見られました。2番、3番、4番は従来どおりです。
Listening Part 1は変化なし、Part 2が難化、Part 3 は前回と同レベル、Part 4の最終問題が答えにくかったかと思います。
 各問題の目標得点は、1番:18点、2番:5点、3番:16点、4番:18点、Listening:28点で、合計85点になりますが、このくらいの余裕を持って合格して欲しいところです。
 Essayを除外した得点が50点台後半以上と判断された場合には、2次試験の準備をすぐに開始されることをお勧めします。合否発表後ですとあまり時間の余裕がなく、十分な準備が難しくなってしまいます。

CEL解答はこちら>>

☆試験問題(リスニング含む)はこちらの日本英語検定協会のサイトで公開されています。

問題毎の講評

[1]語彙・熟語問題

 全体を見たところ驚くような出題はなく、通常どおりの、1級に合格するレベルで必要とされる語彙ばかりでした。句動詞も通常レベルです。前回久しぶりに出題された副詞の問題は、今回はありませんでした。前回と比較するとやや易化と言えます。特に1ページ目は準1級で出題されても違和感のない正解もいくつか見られました。確実に正解したいところです。そんな中で正答率がやや低いと予想されるのは、(10) boisterous、(12) tacit、(13) bravado、(15) expropriated、(20) rummage。句動詞では、(25) roped intoです。これらの問題以外は、ぜひ正解しておいて欲しかったと思います。
 CEL英語ソリューションズの英検1級1次模擬試験コースの1番語彙問題からは、2012年夏期と秋期の模擬試験をあわせると、正解の選択肢は8個、不正解の選択肢も含めると22個が出題されていましたので、受講生はかなり有利だったでしょう。詳細については、『2012年度第3回 英検1級1次試験 1番単語・熟語 英検 vs. CEL』をご参照ください。
(1) おなじみの形容詞versatileが名詞versatilityで出題。
(2)〜(4)もしっかり正解したいところ。
(5) 3 rapport。「良い関係」のことですが、フランス語なので、最後のtは読まず「ラポー」のような発音です。
(6) 文脈から、空所にはマイナスの意味の単語が入ることがわかります。正解は1 bemoan (〜を不満に思う)。moanからも連想できたでしょう。
(7)〜(9)あたりもやや準1級よりの出題でした。
(12) they have a ( tacit ) agreement「暗黙の了解」。taciturn(無口な)の方がよく目にするかも知れません。
(13) 1 bravado(からいばり)。braveが変化したスペイン語からですが、雰囲気が音に表れています。
(15)は選びにくかったでしょうか?消去法で正解できたかも知れません。2 expropriate=take ( property ) from its owner for public use or benefit。主語The government もヒント。
(18) 2 glut。第2文で説明しているとおり「供給過剰」。glutton(大食漢)、gluttonous(大食の)などから連想できたかも知れません。
(19) ( sporadic ) outbreaks of the flu ... 「散発的な」。病気を形容するときにもよく使います。「時々起こる」の意味。そういえば今回準1級の大問1でもfluが出てきました。そんな時期ですね。
(22)〜(25)の句動詞は正解しやすかったのではないでしょうか?初めて見る選択肢でも単語の組み合わせから意味が連想できたと思います。
(22) 2 crop up。作物が出て来る感じ。
(23) 4 shake off。振り払う感じ。
(24) 3 flesh out。肉(flesh)付けする感じから。
(25)が最も難問でした。rope は「〜をわなにかける」。1 rope 人 into 〜「人を説得して(だまして)誘い込む」。

通常通りの出題傾向で、やや易化の印象です。25問中18問正解して、18点を確保してください。

 

 

[2]空所補充問題

“Mister Rogers’ Neighborhood”が難しかった分、バランスをとるかのように“Inventing the Wheel”は易しい問題でした。6問をまとめて考えると前回とほぼ同じ難易度でした。“Mister Rogers’ Neighborhood”の工夫された出題が印象に残ります。

1題目: :Mister Rogers’ Neighborhood
 子供たちの悩みや不安を論じるアメリカのTV番組について。この番組を知っている受験者には有利。空所は比較的入れにくかったので、時間を費やしてしまった方もあったのではないでしょうか?
 (26) 空所後が番組の内容。パラグラフ最後のfears and anxietiesがconcernsに、respectful approachがseriouslyに言い換えられ4番が正解。迷うとしたら3番だが、最後まで読んでも変化したとは書かれていない。(27) 2、3はすぐに除外。空所の直前からの流れで1かとも思うが、さらに空所の後を読んでいくと、he was revolted by the mindless and exploitative nature of the programs、Resolving to provide an antidote to what he saw, he got a job at the NBC network …とあるので、正解は4番。(28)は難問。1番はすぐに除外。2番は意味がとれるかが問題。outmatchは「〜より勝る」で受動態なので、senatorsが勝ることになり不適切。本文下から4行目のconvincinglyがヒントで3番が正解。番組で子供を相手にするときと同様大人にも・・・の意味。お話は違いますが、英検1級、準1級ではout-から始まる動詞がよく登場します。「〜を超えて、〜よりすぐれて」の意味。outnumber、outlive、outweigh、outdo、outshineなど。受動態になっていることも多いので要注意です。

2題目:Inventing the Wheel
 車輪の発明にまつわる話。大変興味深い内容にすっかり引き込まれました。英語は読みやすく3問とも易しい問題でした。
 (29) 空所後を読むと「車輪発明前に〜だっただろう」との内容が続く。2番、3番は無関係な内容。4番はパラグラフ4行目からの「道具はすでにあり、道具なしには車輪発明は不可能」との内容に矛盾する。よって正解は1番。わかりやすい問題でした。(30)もわかりやすい問題でした。空所後のwheel-axle combination ... developed simultaneouslyあたりから正解は3番。車輪と車軸の組み合わせが命です!第3パラグラフ1行目のstrike a balanceは「バランスをとる」の意味。(31) 3番、4番はすぐに除外できます。空所前に「これまでは車輪の発祥地は現在のイラクあたりと考えられてきた」とあり、Parpola教授は空所後でこれに反した内容を述べているため、正解は2番。1番はsupportsが明らかに不適切です。

 2問まとめて、前回と同じ難易度でした。6問中5問を正解して、5点獲得が目標です。


[3]内容一致問題

 今回も科学関連の話題はありませんでした。その他の点では特に出題傾向の変化などは見られません。3題の中では“The Amritsar Massacre”がやや読みにくかったですが、設問の難易度は通常レベル。全体的に見て、前回と比較し難易度は同レベルでした。あとはこれらを何分で処理できるかという時間配分がポイントとなるでしょう。

1題目:The Amritsar Massacre
 1919年、インド自治政府の支持者たちが禁止されていた集会を行っていたため、イギリス軍によって大虐殺が行われた。アムリッツァル大虐殺のその後の影響など。このところ毎回出題の歴史物が1題目でした。難しい文章ではないですが、1題目としては内容も重く、予定よりも時間がかかってしまったかも知れません。
 (32)はすぐに選べそうです。第1パラグラフ9行目のmartial lawの内容、which gave control of the city to the British military ... から正解は3番。(33) 正解は4番。a valid reasonは、集会が違法だったこと。with the wrong objectiveは、恐怖心を植え付け反乱を抑えるための見せしめ行為だったことを指しています。(34)も特に難しくありません。「以前は独立運動が民族や宗教で分かれていたのが、事件後融合した」との内容から、正解は2番。選択肢で使われているacrossは「〜を超えて」の意味。

2題目:Washington, DC
 アメリカの首都ワシントンDCが置かれた経緯とその問題点について。興味深い内容で読みやすい文章でした。この2題目は10分程で終えて、最後の問題に移りたいところです。
 (35)は問題なかったでしょう。第2パラグラフ後半で「連邦政府のみの管轄下にあり、州政府の影響や圧力は受けない」とあることから正解は4番。本文第2段落9行目のinfluencedが選択肢ではmanipulatedに言い換えられていました。 (36)は第4パラグラフ2行目から、2番が正解。pay federal taxesをfund …に、cannot influence …をare not allowed any sayに言い換え。say=発言権、決定権。 (37) 4番が正解。選択肢内のcertain statesとは、第4パラグラフ6行目で挙げられている less populous, rural statesのことです。「議会での影響力が弱まる」は第4パラグラフ7行目では、… would dilute their own political muscleと表現されています。ここでは、muscle=influence。

3題目:The Death of a British Hero
 人類で初めて南極点に到着したノルウェーの探検家アムンゼンと、彼に先を越されその後亡くなったイギリス海軍のスコット船長。イギリスでの2人に対する評価の移り変わりについて。このところ多い歴史上の人物に焦点をあてた出題。
 通常どおり、内容一致問題の3題目は長いですが、英語としては読みやすいパッセージでした。内容も面白いのでどんどん読み進められたのではないでしょうか。設問の選択肢も長いですが、落ち着いて考えることができれば特に問題なかったことでしょう。
 (38) 本文第3パラグラフより、正解は4番。選択肢中のthe outcome of the raceとはアムンゼンに負けたこと。praise は本文では第3パラグラフ9行目のhail。(39) 第5パラグラフの記述により、正解は2番。スコットの失敗を非難する一方でアムンゼンを高く評価している。4番は途中までは良いのですが、to gain the dmiration of ... の内容が不適切です。(40) 第7パラグラフで「イギリスの世界での地位が低下した」とあり、第8パラグラフで「以前のromantic idealではなく、pragmatic outlookを持つべきだ」とあり、前者の象徴がスコットでした。よって正解は3番です。(41) 最終パラグラフの内容から正解は2番。選択肢中in a more positive context は本文では、最後から8行上のin a better light。他の選択肢は明らかに不適切です。

 内容一致問題の特徴として、本文が難しいと設問が素直、800語の問題は、時間配分がうまくいきさえすれば正解しやすい問題になっています。今回も平均的な問題構成でしたので、10問中8問正解して、16点を確保してください。

 


[4]英作文

TOPIC: Does more need to be done to address Japan's low birthrate?

POINTS:

  • Attitudes toward work
  • Environmental consequences
  • Government assistance
  • Immigration
  • The economy
  • The increasing elderly population

 EssayのTOPICは、前回の「宇宙開発」に比べると、「少子化問題」、しかも日本に限定されている身近な問題だったので書きやすかったと思います。TOPICに対してYesかNoのどちらかで答えた後、POINTSを使いながらBodyを作成します。POINTSは必ずしもこのままの形で使う必要はありません。
 最低3つのPOINTSを使って主張をsupportした後、Conclusionで再度主張を確認します。あまりに書きたいことが多いとつい話がそれてしまいがちです。常に「結論」を意識しながら論点がずれないよう注意が必要です。
 CEL英語ソリューションズの英検1級1次模擬試験コースでは、毎回の模擬試験でEssayを書いていただいています。秋期第4回模擬試験では、“How does an aging population affect society?”というTOPICでEssayを書いていただきました。また、英検1級入門分野別コースでも、このTOPICで英作文作成演習をしていただきました。TOPICは今回の本試験とまったく同じという訳ではありませんでしたが、POINTSにはDeclining population、Economyなどもあり、授業でご紹介した模範解答にはImmigrationも含まれていたため、受講生の皆さんにとっては大変書きやすいテーマだったのではないかと思います。
 CELでは、YesとNo両方のModel Answerを作成しました。参考になさってください。CEL解答はこちら>>

 

[5]リスニング

 出題傾向に大きな変化は見られません。Part 1は前回と同レベル。Part 2はやや難化。Part 3 は全問題が直接の会話での出題でした。Part 4の最終問題が答えにくかったことを考慮すると、難しいと感じられたかもしれませんが、得点に大きく影響を与えるほどではないでしょう。

【Part 1】 
 設問にimplyが含まれる、会話の流れから推測させるタイプの問題が目立ちましたが、大きく難易度に変化をもたらすことはありませんでした。前回と同レベルです。
 No. 2、No. 3はいずれも、“What does the woman imply about 〜?”の形式で推測させる問題。会話の流れを把握しながらの解答が求められます。前半で難しかったのはNo. 4。男性が銀行で預金の金利について尋ねています。女性は、変動型をすすめながら“Rates are dependent on market performance.”と説明。それを受けて、男性が固定型にすると言ったことから、その理由は上記から3番と判断できます。正答率は低かったでしょう。
 No. 6、No. 7はわかりやすい問題でした。No. 8は選挙の話題。男性が勝敗を決めるのはpolicyではなくcampaignやTV adsのfundingだと言ったことから、正解は1番。publicity=宣伝、知名度。No. 9 高校の同窓会に気乗りしない夫。その理由はなぜか?「一部の同級生にあまり良い思い出がない」という内容から正解は4番。これもimplyで問われる問題。すばやく選択肢を読み判断しなければなりませんでした。

【Part 2】 
 (B)、(C)、(E)のパッセージが内容的に理解しにくいものでした。設問は普通程度ですが、(A)、(E)のBritishの発音が聴き取りにくいと感じたことも考えると、前回と比較しわずかに難化と言えるでしょう。

(A) Gluten
 タンパク質の一種 gluten 摂取の是非について。両者の見解を整理して聴くことができれば、設問は迷うことはありませんでした。

(B) Cambyses’ Lost Army
 古代ペルシャ王カンビュセス二世の5万人もの軍が砂漠で消えた謎について。固有名詞が出てくることに加え、予測がつきにくい内容で、フォローするのが大変でした。No. 13 多くの学者たちは、the story was a myth と結論づけたことから、正解は1番。No. 14は後半から正解が判断できます。

(C) Volcanoes
 地震予知の限界とイギリスでの新たな試みについて。パッセージの内容は難しいですが、設問は2問とも答えやすいものでした。

(D) Finding the Words
 アメリカの詩人Bacaの生い立ち、活動家としての一面について。パッセージは難しくないですが、No. 17は迷いそうです。“What do we learn about Baca?”と、ピンポイントの質問ではありません。前半で「服役中に読み書きを自分で覚えた」とあることから正解は4番。注意深く聴いていないと、1〜3番の選択肢の誤りに気づくことは難しかったと思います。難問と言えます。

(E) Diet and Surgery
 手術前の食事が手術に与える影響について。難しいパッセージでした。2問とも、正答率は低いでしょう。
  No. 19 前半の「手術前に患者が普段どおりの食事を続けると、ストレスが少なく手術中に問題が起きにくい」との内容から、正解は1番。

【Part 3】 
 今回は5問すべてにおいて、直接会話を交わしているというsituationでした。また、お金にまつわる話が多いのも、Real-Lifeらしさでしょう。
 (H)、(I) が難しいセットでした。このような、迷わせる問題が散見されるのが最近のPart 3の傾向でもあります。前回と比較して、全体では、難易度はほぼ同じと言えます。

(F) conversation
 節水の方法について。迷うとすれば2番ですが、“I see you’ve already installed low flow showerheads ...”とあり、すでに終えていることがわかります。正解は3番。

(G) conversation
 大学生が仕事をしながら卒業に必要な単位を取得する方法について。これは聴きやすく、選択肢も迷うことのない問題でした。確実に正解しましょう。

(H) conversation
 自動車事故後、保険の請求をすべきかどうか、との内容。聴きやすいですが、注意深く聴く必要があります。また、Situationに書かれた内容(事故がNYで起きた。負傷者がいなかったetc.)もポイントでした。

(I) conversation
 税金の申告に関するアドバイス。Situationが長い上、この1年間のPart 3では最も難しい問題でした。正答率は非常に低かったはずです。

(J) conversation
 携帯電話の買い替えについてのアドバイス。前問と比較するとはるかにわかりやすい問題でした。「ショック」を引きずっていなければ問題なく正解できたことでしょう。

【Part 4】 
 ホロコーストの生存者を追うドキュメンタリーを制作した男性にインタビューしています。前回のPart 4よりはやや聴きにくい内容・発音だったかも知れませんが、難化とまでは言えません。
 No. 26は問題ないでしょう。No. 27は迷ったかも知れません。当初はホロコーストの生き残りではないかと思われる女性から話を聞くはずが、その過程で、幼少時代を強制収容所で過ごし最近亡くなった父親に話が移り、personal storyになった、との内容から、2番が正解です。
 インタビュー後半で男性が早口になっている部分があり、No. 27のヒントを聞き逃す危険性がありました。Part 4としては通常レベルですが、易しかった前回に比べると難しいと感じられたかもしれません。

 Listening問題全体としては、Part 2とPart 4がやや難化したことを考え、目標得点は34点中28点です。

 

( 2013/2/1更新 )

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