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英検1級1次試験速報まとめ

2014年度第2回試験 (2014年10月12日実施)

全体の講評

 大問1番語彙問題の難易度には、特に変化は見られませんでした。大問2番空所補充問題は、2題で比較すると1題目が難しめでしたが、2題目は通常レベルの出題だったので平均点の大きな変動はなく、0.5点下がる程度と予想します。大問3番内容一致問題では、最初の2題に難化が見られました。3題目は易しかったのですが、前の2題に時間を取られてしまうことが十分考えられます。Listening問題では、Part 4が前回より答えやすい問題でした。その他のセクションでは難易度の大きな変化はありません。

得点目標

 問題毎の目標得点は以下になります。
1 番:17 点、2 番:5 点、3 番:16 点、4 番:20 点、Listening Part 1:8 点、Part 2:8 点、Part 3:8 点、Part 4:4 点。合計86 点になりますが、今回の合格点80 点に対し、この位の余裕を持って合格していただきたいと思います。

CEL解答はこちら>>

☆試験問題(リスニング含む)はこちらの日本英語検定協会のサイトで公開されています。

問題毎の講評

[1]語彙・熟語問題

  全体を見て、これと言った変化や驚きはあまり見当たりません。準1級と比べると、問題文にも「ドラマ」はあまりなく落ち着いた印象です。AとBの会話形式の出題は前回同様3問。ただしその内2問は句動詞での出題でした。
 選びにくいと思われる問題を中心にピックアップしていくことにします。
(1) 1 retaliationはおなじみでしょう。第1問目からギャング同士の対立のお話。穏やかではありません。ウエスト・サイド・ストーリーを思い出しました。
(3) 3 entrenched。新聞・雑誌などでもよく見かけます。言い換えとしてはestablished。“trench”が「塹壕」なので「塹壕で防備された」が元の意味。転じて「凝り固まった、深く根付いた」。性差別 (男尊女卑) が社会で根付いている状態のこと。
(4) 2 destituteはしっかり正解したいところ。ところでここまでの問題、すべて良くないお話なのが気になります。会社も倒産してしまい文無しに。。。この先大丈夫でしょうか?
(6) 2 clinched。clinch a dealのコロケーションを知っていれば1秒で答えられる問題でした。clinch自体は「〜を固定させる」の意味ですが、clinch a deal で「取引をまとめる」。固める感じです。clinch a dealと同じ意味の意外なコロケーションとして授業でもよくご紹介するのが、cut a deal、close a dealです。「取引をまとめる」、「契約を結ぶ」などの日本語とは、ちょっと印象が違う英語のコロケーションです。
(8) 文頭のDespiteに注目です。以前は地球温暖化について話したがらなかったのに、、、に続くので後半は「話した」となるはず。正解は3 candid。率直にありのままにすべてを話す様子です。日本では「どっきりカメラ」と呼ばれるTV番組。元はアメリカ発の番組“Candid Camera”です。「何もポーズを取らず、ありのまま」を撮るカメラとの意味。最後に「どっきりで〜す」と出てくる時の台詞は、You’re on Candid Camera!
(9) 2 stuporが正解。意識もうろうとした状態のことです。ぼうっとしているstupidな状態との意味から。この単語は知らなくても消去法から選べたかも知れません。
(11) 2行目のbutに注目です。その後は「プロのミュージシャンになる夢を追いかけることに決めた」との明るいお話。butの前にはマイナスの内容がくるはずです。正解は3 misgivings(心配、不安)。親は心配するものです。
(12) 3 emulate、(13) 4 absolved、(14) 1 fervent、(15) 4 adept。いずれも確実に正解したいところです。fervent desireはよくあるコロケーション。be adept at=be good at。
(16) 2番が正解。釈放後に仕事を変える必要があったことから、pariah(のけ者) にされたことがわかります。言い換えはoutcast。sidekickを選びたくなりますが、これはひっかけ。「親友、相棒」などの意味なので反対です。
(17) 3 litany。a litany of problems「たくさんの問題」。どうも暗い話題が続きます。(18) 1 faltered。プレゼンの最中、言う事を忘れてしまい口ごもってしまった、との内容。。。焦ります。
(19) Althoughに続く部分が「政治スキャンダルでニュースはもちきりだった」しかし、、、となるので、後半は「国民の関心は下がった、薄れた」の意味になるはず。正解は2 ebb「潮が引く」→「弱まる、衰える」。
(20) これが今回最も正答率が低い問題ではないかと予想します。正解は4 transpired。「蒸発する、発散する」の他、happen、occurの意味があります。刑事たちは殺人現場で何が起きたのかを特定するため、証拠品を丹念に調査している。 transpireのこの用法に関してCOBUILDでは “Some speakers of English consider this use to be incorrect.” としています。かなりinformalな口語的表現で認めないとの意見も。
(22)〜(25) はいつもの通り句動詞の出題です。
(22) 4 settle up(精算する)。settleの意味から選べたでしょう。settle a bill(勘定を支払う)のコロケーションもあるので、これは特に句動詞という感じはしません。「お勘定お願いします」に当たる他のカジュアルな言い方としては、“Check, please.”など。日本語だと「お愛想お願いします」も。なぜか私はこれが使えないのですが、明鏡国語辞典によると、もと関西の言い方。そのせいなのでしょうか?
(23) 正解は4 bought off。buy offで「〜を買収する」の意味です。これもbuyから想像できますし、普段から新聞・雑誌などを読んでいれば出会う表現です。
(24) 3 chewed out。chew out=reprimand も無理のない出題。正解すべき問題です。
(25) 1 barge in=interrupt。“in”が含まれていることから想像できそうです。bargeは「無理やり進む」の意味。3 hem inは「囲む、閉じ込める」。
(22)ではupを含む選択肢が2つあり、正解はsettle up。(25)もinを含む選択肢が2つで正解はbarge in。出題者側の立場に立つと句動詞問題を作るときに前置詞・副詞がかぶらないようにするのが常ですので、この辺りはちょっと気になります。

*大問1まとめ
 前回と同様に通常どおりの1級レベルの出題でした。ツイートでも触れましたがやや意表をつく出題は、(9) 2 stupor、(20) 4 transpiredです。その他は普段からどこかで出会い、おなじみであって欲しい単語です。(22)からの句動詞も近年は無理のない出題ばかりですので、特に苦手意識を持たずに正解したいところです。

 全体として平均点は前回と比較して大きな変化がないものと予想します。語彙問題では、25点中17点獲得が目標です。


[2]空所補充問題

1題目:A New Kind of Nuclear Problem
 核を医療現場で利用しようとの動きの中、各国政府も研究用原子炉運転を後押ししているが、そこには数々の問題が。1題目としては読みにくいパッセージでした。最後に残すのが得策でした。
第1パラグラフでは、核の技術を放射性映像に応用し、人間の体内をスキャンすることができることが書かれています。第2パラグラフ2行目でhoweverとあることから、ここでなにか問題点が挙げられると考えられます。(26)はマイナスの内容のはず。
(26) マイナスの内容である4番が正解。compromise=undermine、weakenが理解できたかどうかがポイント。国際的な供給チェーンの信頼性が損なわれることが空所後に書かれています。
(27) 主語の部分が空所になっている珍しい出題パターンです。原子炉には政府の助成金が出ており、政府後援の研究であるためアイソトープは価格が抑えられ、民間企業は参入したくないとの実情が第3パラグラフに書かれています。民間からの投資を確保するために何が必要か?と考えると政府からの助成金をなくすこと。正解は1番です。こんなビジネスもあるのかぁ〜と新たな発見に驚きます。
第4パラグラフ最初で、使用されるHEUが核兵器の重要な成分になると書かれています。これに対してEdwards氏は「核の不拡散への取り組みに反するじゃないか!」と言うはず。(28)にはagainstのような単語が入ると思い選択肢を見ると・・・。
(28) 正解は2番。sabotage=disrupt、spoilが理解できたかがポイントです。sabotageは「〜を妨害する」の意味で、日本語の「サボる」とは無関係です。語源はフランスで争議中の労働者がサボ(木靴)で機械・設備を壊して生産を妨害したことから。木靴での労働だったのでしょうか?それではさぞ大変なことで、不満もつのることと想像します。
パッセージも通常より長め、かつ内容的にも読みにくいものでした。選択肢内の単語compromise、sabotageを正確に理解する必要があり、(27)の主部を埋めるパターンの出題など、話題満載の難易度の高いセットでした。

2題目:Hantavirus
 げっ歯類の排泄物によって媒介され、呼吸器系疾患を引き起こすハンタウイルス。93年にアメリカで初めて患者が出た原因は何だったのか?Nuclearに比べるとかなり読みやすいパッセージです。でも2題とも医療関連テーマとは珍しいことです。
(29) ハンタウイルスのキャリアはシカネズミであることが判明。空所後には、シカネズミが媒介するのであれば実際よりもっと患者が増えてもよいはずなのに・・・とあるので空所には「なぜ?」の意味が入るはずです。正解は2番。「これは研究者たちを悩ませただけだった」。素直な設問です。第2パラグラフでは、その謎解明のためさらに研究が進みます。
今回のウイルスが新たに変異したものなのか?過去のネズミ、人間の患者の記録や組織を調べてみると、同じ型であること判明したと第2パラグラフで書かれています。したがって(30)の正解は1番。昔から存在していたウイルスでした。
なにやら今年日本で突然発生したと言われている「デング熱」を思い出しました。気づかれずに過ぎてしまい、あることがきっかけで注目される病気もきっと多いということなのでしょう。
 では、93年の発症のきっかけになったものは?第3パラグラフ1行目のenvironmental conditionsが大きなヒント。空所後には、エルニーニョ現象による雨量の増加に伴うネズミの繁殖が患者増につながったことが書かれています。
(31) 正解は3番。natural chain of eventsは「雨量増」→「植物成長」→「ネズミ繁殖」を指しています。患者増は環境的要因によるものでした。選んでしまいそうなのが2番。本文によると、気候変動により患者数が増えrecognizeされるようになりました。「気候により気づかれなかった」訳ではありません。

*大問2まとめ
 2題で比較すると、Nuclearが難しめ、Hantavirusは通常レベルです。前回も精神疾患に関するパッセージが難しかったことを考慮すると平均点の大きな変動はなく、0.5点下がる程度と予想します。

 空所補充問題では6問中5問正解して、5点獲得が目標です。


[3]内容一致問題

1題目:The Zapatista Movement
 メキシコの先住民族の農民たちにより組織されるサパティスタ民族解放軍。彼らの主張はどのようなものか?世界的に高い評価と支援を受けたにもかかわらずその現実は?
英検ではよく出題される種類のテーマで、パッセージの難易度も普通です。ただし(32)は非常に正答率が低いと予想されます。まず思ったのが、メキシコか、、、ということ。前回の準1級でボリビア、今回ニカラグアが内容一致問題でそれぞれ出題されています。中南米地域が続きます。日本での報道が少ないため受験者の背景知識が限定され「平等」であると言えます。
(32) NAFTA発効はサパティスタにとってなぜ影響あるものだったのか?どのような意味を持っていたのか?ヒントは第1パラグラフ最終文。such actionsはメキシコ政府が民間企業と結託しサバティスタを迫害して来たことを指しています。 選択肢2番のeconomically behind wealthier parts of societyは本文のeconomic riftの言い換え。compound=worsenも解釈の上でポイントとなる単語です。「貧富の差をさらに広げる」との内容から、選択肢2番「政府がこれまでの政策を継続する」ことがわかります。
in the wake of 〜「〜の後」。多くの受験者が1番を選んだことと思います。「国際的なサポートを得た」ことは第2パラグラフ以降で書かれていますが、これは世紀が変わったもっと後のお話です。NAFTA発効が原因ではありません。設問をよく読む必要のある難問でした。
(33) 第2パラグラフで、サパティスタは政府との話し合いの結果、求めてきた自治権は獲得したが法律として施行されることはなかったことが書かれています。また、パラグラフ後半では、自らの手で5つのself-governing zonesを設置したとあることから正解は4番。選択肢での"political system"は、self-governing zonesを指し、"changes"は、自治権を手にしたことを指しています。
(34) 最終パラグラフには、世界中から支持された華やかな“impression”と実際の“reality”には大きな隔たりがあることが書かれていますので、正解は4番。選びやすい問題でした。overshadow=eclipse「〜を陰らせる」。先日の月食でも地球が月をovershadowしていました。選択肢では、賞賛 (praise)が現実を陰らせている、支持や解放軍の大義が優先されてしまっているとの内容です。

2題目:Urban Exploration
 廃墟などに潜入して探検・記録をする「都市探検」のお話。初めて聞きました!“urban exploration”を短縮して、“urbex”と呼ばれているそうです。パッセージ、設問とも難易度高めです。
(35) 第2パラグラフ後半で国が復元した居留地では過去の過ちは語られることがないと書かれていますので正解は3番。government-runは、state-restoredの言い換え。political considerationsとは、史跡を訪れる観光客からの収益を優先し過去の悪事はうやむやにしようとの政府の思惑を指しています。対して手つかずの廃墟はすべてを物語る。。。深いです。
(36) 第3パラグラフに都市探検に対する批判が書かれています。歴史学者の見解では、都市探検者は単にスリルを求め、歴史的記録を口実に不法侵入しているのみとあることから正解は1番です。迷うとしたら4番。4択のうち2つはすぐに除外できるのですが、残りの2つで迷うというのはよくあることです。細かな読解の正確さが要求されるところです。本文では、第3パラグラフ後半で都市探検者は感情抜きに廃墟を物として見ていて地域と関わろうとしないとの批判が書かれています。選択肢4番は彼らが「感情抜きに客観視できない」との内容なので不適切です。かなりの難問でした。
(37) 最終パラグラフで都市探検により歴史の新たな見方(unique insight)が可能になると述べていることから正解は3番。insightをviewpointsに言い換え。collective heritage はhistoryに。本文下から2行目で、provideが2重目的語をとっています。「provide 人 with 物」が通常と思っていましたが、確かにSVOO文型で使われているのも時々見かけます。辞書によると、アメリカではSVOOの形も認められているとのことでした。

 少し前の準1級の内容一致問題に“Storm Chaser”が出題されたことがありました。竜巻を追いかけて動画などを撮影、TVやネット上に提供する「トルネードハンター」。今回のUrban Explorationにちょっと似ているなあと思い出しました。

3題目:Reviving Extinct Species
 絶滅した種のサンプルからDNAを抽出し、種を復活させる試みについて。相変わらず人間は勝手な動物です。。。通常最後の内容一致問題はパッセージ、設問とも易しく比較的リラックスして読めるのですが今回も例外ではありません。時間の確保さえできれば全問正解できたでしょう。この問題セットを最初に済ませるというのもひとつです。テーマも「これぞ英検!」というもので、慣れている受験者にとっては非常に読みやすいものでした。
(38) Brand氏が種の復活を支持する理由について。第2パラグラフで、reverse the damageとあるところを選択肢4番でfixに言い換え、人間が自然界に与えたダメージを元に戻すことを挙げています。さらに第3パラグラフ最後で「豊かな生態系を復活させる(restore)」と述べ、選択肢4番で returning ecosystems to their former stateに言い換えられています。
(39) 第4パラグラフ最後に、selective breeding により病気の原因となる遺伝子を排除、数世代で病気に耐性を持つ種を作ることが可能であると書かれているため、正解は4番です。本文のselective breedingが選択肢4番では、removing genetic disordersに言い換えられています。
第5パラグラフ put the cart before the horse「馬の前に荷車をつなぐ」順番を間違っている、本末転倒の意味です。種の復活の前にするべきことがあるはず!
(40) 第6パラグラフ後半で復活した種が暮らせる環境を確保する必要があることが述べられています。正解は3番。本文中のconditions、locationsが選択肢ではhabitatsに言い換え。気候変動の影響も考慮する必要があります。
(41) 第7、8パラグラフの内容から正解は4番。選択肢主語のthe vast majority of animal species on earthは、菌類や無脊椎動物のこと。絶滅の危機にあるにもかかわらず注目されていません。選択肢のa relatively small number of speciesは、カリスマ性のある哺乳類などのこと。数は少ないにも関わらず圧倒的に保存目的の研究対象となっています。

*3番まとめ
 内容一致問題の3題を比較すると、ZapatistaとUrbexがやや難。(32)と(36)は正答率が低いはず。一方でSpeciesは易しく全問正解できる出題。全体では、前回と比較するとやや難化と言えるでしょう。
 大問3番までのツイートを終了します。今回も各種テーマが興味深く、時空を超えて旅をしているようでした。夜になりましたがこの後、準1級、1級の順で英作文問題を見ていきます。近隣の町で避難勧告が出ているようです。台風の訪問を受けている地域の皆さまはどうぞお気をつけください。  

内容一致問題では、できれば10問中8問正解して16点を確保してください。

[4]英作文

TOPIC:Can the global food supply be ensured in the coming decades?

POINTS

  • Agricultural practices
  •  Climate change
  •  Conflict
  •  Eating habits
  •  International cooperation
  •  Population growth

 TOPICは、Can the global food supply be ensured in the coming decades? 「近い将来、世界的な食糧供給は確保できるか?」。Yes / Noで答えられるTOPICです。Yes / Noのどちらかに自身の立場を決めるのですが、すぐには決めずに、まずはPOINTSを見ましょう。
今回のPOINTSは、Agricultural practices、Climate change、Conflict、Eating habits、International cooperation、Population growthでした。まずは、POINTSをどのように使えるのかを考えましょう。POINTSによっては、Yes / No両方に使えるものもあるでしょうし、どちらかにしか使えないものもあるでしょう。それらを考慮した上で、Yes / Noを決定します。
 準備ができたところでIntroductionから書き始めます。Introductionにて、自身の意見を表明し、Bodyでは3つのPOINTSを使いながらその裏付け。Conclusionでは意見の再確認、という構成は常に変わりません。
 前回の出題が自由貿易に関するものでしたので、今回は教育・文化関連ではないかと予想していました。食糧供給という社会経済的テーマが続いたのは、今後の出題のヒントになるかも知れません。
 昨日発表された英検協会の模範解答では、Population growth、Conflict、Eating habitsの3点を使い、食糧供給は難しいとの立場で書かれています。模範解答に、Western eating habits are also compounding the problem.(西欧の食習慣もこの問題を悪化させている。)という文章がありました。compound=worsen。内容一致Zapatistaでも出てきました。

*英作文問題では、28点中20点獲得が目標です。

CELのModel Answerはこちら>>


[5]リスニング

 Part 1
 傾向に大きな変化は見られません。正答率が低いと思われるのは、No. 3とNo. 10です。状況がわかりにくい問題を中心に見ていくことにしましょう。
No. 3 会話の始めで bribery case(収賄事件)と出てきます。上院議員がplead guilty(有罪を認める)と思うかどうかを男性が女性にたずねています。女性は当然でしょ、という態度ですが、男性は議員が簡単に罪をconfess(認める)とは思っていません。質問は、What does the woman think about the accused? “the accused”は上院議員のこと。女性は疑っていますので正解は4番。女性がYou don’t think he’ll get off, do you?(免れるとは思っていないでしょ?)と言ったのに対して、男性は「いい弁護士をつけているからわからないよ」と。質問が男性の考えを問うものであれば正解は3番になります。No. 3のように男女が第3者についての話をしている場合、状況が複雑になる傾向があります。男女の意見の違いをしっかりと把握した上で、質問文を慎重に聴きましょう。今回も質問文の主語(woman / man)によって正解が違ってきます。難問でした。
No. 5 会話は難しくないですが、うっかりしてしまいそうです。とりたい授業が満席の場合には教授に直接話すと良いと女性は言っています。正解は3番ですが、2番のadvisorをprofessorに読み違えてしまうとこちらを選んでしまいます。ひっかけの選択肢に注意です。
No. 6は単語の意味がすぐにとれることが重要でした。自動車保険の話題です。fix that dent(へこみを修理する)、insurance premiums(保険料)。自己責任の傷を修理すると保険料が上がってしまうとの内容。質問は、Why is the man reluctant to fix the car?。insurance premiumsをinsurance feesに言い換えた4番が正解です。車の修理の話はPart 1やPart 3で頻繁に登場します。
No. 7 仕事に不満を持つ女性。I’ll just hold off for now.(とりあえず保留にしておく)。すぐには言わずに時期を見て人事と話すとの内容でしたので正解は1番。hold off=wait。 
No. 8 久しぶりに会う男女の近況報告。get hitched=get married。子供も生まれ男性は主夫に。子育てが大変でwiping me out(へとへとにさせる)と言っています。正解は3番。his new lifestyleとは男性が主夫になり子育てをしていることを指しています。1番の選択肢、元同僚であったかどうかは会話からはわかりません。
No. 9 ダイエットを勧める女性に対して、男性は行き過ぎだと抗議します。My stomach’s been growling.(お腹がずっと鳴っている)and I feel so lethargic.(元気がでない)。正解は1番。
No. 10 女性2人、男性1人の会話ですが、質問をきちんと聴く必要がありました。What does the man suggest they do? と男性の意見を聞いています。男性はadvertising budgetが少な過ぎるとの意見なので正解は4番。選択肢3番は女性の発言でした。会話が理解できたとしても質問を聴きちがえてしまうと正解できません。会話が終わったからといっても気を抜くことなく質問に集中しましょう。

*Part 1まとめ
 問題毎に次々と場面が変わる中、素早く状況判断をしながら会話の流れを理解する点がPart 1の難しさです。また第3者がいたり、3人の会話になるとより注意が必要です。
今回も難易度は通常どおりで、8問を正解して10点満点中8点獲得が目標です。

Part 2
 英検らしいテーマが並びました。(B)と(C)がやや聴きにくいでしょうか。ただし、設問で細かい内容を問われることはありませんので、大まかな流れが理解できていれば答えられます。Part 2は流れを理解することがポイントです。

  1. Clearing the Air
    建物内の空気は屋外のそれよりも5倍も汚染されているとの内容。換気しましょう!
    No. 112番が正解。選択肢を素早く読んで正解しましょう。
    No. 12 企業はどのような努力をしているか?ventilation=circulation(換気)が見つかれば正解1番が選べたでしょう。
    かなり素直な問題ですので、2問とも正解したいところです。
    ナレーターはイギリス人女性。“air”が「アー」のように聴こえます。2重母音の変化と“r”を発音しないことによるものです。
  2. Seeds of Survival
     ヤシの木とgomphothere(象のような動物)のsymbiotic relationship(共生関係)について。black palm treeは現在のパナマに生息。また中米が登場です。
    No.13 なぜヤシの木は危険な状態にあったのか?通常共生関係にある動物(gomphothere)が絶滅すれば、生き延びることはできないので3番が正解。ところがこのヤシにはsavior(救世主)が。gomphothereの絶滅後、あるげっ歯類が代わりにヤシの実を集めるように。
    No. 14 研究者たちの発見は? They often make off with food ... 仲間の食糧を盗んでしまう。そのためヤシの実は必要なかったとあります。make off withを stealに言い換えた1番が正解。この聴き取りはかなり難しく、正答率は非常に低いはずです。
     全く無関係に思える2種の生物が実はsymbiosisの関係にあり、互いに意識はせずとも支え合って生きている。。。素敵です。symbiosisに関する記事を読むといつも笑顔になります。
  3. The Science of Forgiveness
     不当な扱いに対する怒りを抑え、それを許すことにメリットはあるのか?スタンフォード大学の学生がこれを研究したとの内容からNo. 154番が正解。
    No.16 別のプロジェクトでは、家族を奪われた遺族が怒りを抑え、心の傷を受け入れることで心身ともに健康になることを目的としたとあることから正解は2番。
  4. Brain Power
     脳細胞は一度死んでもregeneration(再生)が可能であることが述べられているので、No. 174番が正解。脳は使えば使うほど良いようです。
    No. 18 後半では教育と脳の健康状態の関連について述べています。高い教育を受けていると記憶力の低下が遅いとの研究結果から正解は3番。内容も設問もわかりやすいパッセージでした。
  5. Focus on Food
     食物汚染の原因を特定するため、バーコードを利用したシステムが開発されたとの内容からNo. 194番が正解。
    このシステムの立ち上げ費用がprohibitive(高額である)ため、参加はvoluntary (任意である)との内容から、No. 202番が正解。voluntary=not mandatory。Consumer groups, however, are up in arms.「しかし消費者団体は戦う準備ができている(抗議の体制である)」。武器を手に持ち、立ち上がっている様子から推測できるでしょう。

*Part 2まとめ
 No. 14が難しかった他には、特に目立って難易度の高い問題はありません。選択肢もそれほどひねったものではなかったので、パッセージが聴き取れていれば正解を選べたはずです。
10問中8問正解で8点獲得が目標です。



Part 3
 1問2点なので頑張りたいところですが、相変わらずなかなか難しいPartです。(G)、(I)、(J)は普通ですが、(F)がやや聴きにくく、(H)は値段がらみなのでメモをとりながら気をつけて聴く必要がありました。

  1. 会話:治療に関するアドバイス
    脚の怪我に関する医者からのアドバイスの内容を聴き取るのですが、情報量が多いので混乱しそうです。hematoma(血腫)について、having it drained would speed up your recovery から正解は1番。
  2. インストラクション:写真撮影に関する注意事項

  3. 美術館で写真を撮るためにすべきことを聴き取ります。You’ll have to sign an agreement to that effect first と言った後、同意書は机の上にあると言っているので、正解は4番。
  4. 会話:車の調達に関するアドバイス
    車の調達方法を選びます。条件として、期間は1年間、予算は1ヶ月あたり250ドル。レンタカーは月300ドル以上なので予算オーバー。リース期間は最低24ヶ月なので長過ぎる。中古車は3,000ドルで月々の支払いは250ドルで予算内。したがって正解は3番。
  5. 会話:ビザ取得に関するアドバイス
    海外の大学で教えるにあたり、ビザの申請が必要です。前半で、入国管理局にて就業許可をもらう必要があると言っています。その後、letter of supportを持参するように付け加えているので、正解は4番。
  6. 会話:予約変更に関するアドバイス
    明日飛行機で出発予定ですが、帰りの便を変更したい。その際できるだけ料金のかからない方法を選びます。ビジネスクラスに限って出発後に変更すれば差額のみで済むことが述べられていますので正解は3番。易しい問題でした。

*Part 3まとめ
前々回(2013年度第3回)が非常に難しかったのに比べると通常の難しさと言えます。前回は数字がらみが2題でしたが、今回は(H)のみ。(G)、(I)、(J)は確実に正解したいところです。
5問中3問、できれば4問正解で8点獲得を目標にしましょう。



Part 4
 ガラス彫りの会社に勤務する男性にインタビューをしています。最近の中では比較的聴きやすい英語です。前回は質問が極端に少なかったのですが、その反動なのか今回は質問数が多く、結果的にその中の2問が設問になっていました。途中から突然、urban planning(都市計画)に話題が変わり、少し驚きました。珍しいパターンです。最後まで集中力を維持できたかどうかが重要な鍵となります。
No. 26 前半で、What have you learned through working at your company? と問われた答えとして「物を作るのは非常にcomplicatedだとわかった」と言っていることから正解は3番。そのままの素直な設問です。
No. 27 後半で都市計画の話題に移り、How can productive spaces benefit local communities? とインタビュアーが質問しています。作物を収穫するなどから直接利益を得るだけでなく、直接は関わっていなくても間接的に広い意味での恩恵を受けることもあると回答していることから、正解は2番。これもほとんど言い換えもなしの設問でした。

*Part 4まとめ
 質問数が多かったことで戸惑ったかも知れません。ただ前回と比較すると質問に対してすべて明確に答えられていたので、その点は聴きやすかったでしょう。選択肢も2問とも素直でした。1問は確実に正解し、できれば2問正解して得点源にしたいところです。
 2問とも正解して4点獲得が目標です。

 これをもって今年度第2回の英検1級問題に関するツイートを終了いたします。フォローいただきありがとうございました。本試験問題の復習などにお役立ていただければ幸いです。

( 2014/10/18更新 )

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