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英検1級1次試験速報まとめ

2014年度第3回試験 (2015年1月25日実施)

全体の講評

 まずは全体を見渡しての印象から。
大問1番語彙・熟語問題は、これまで出題されたことのない語彙・熟語が出題されていたことが印象的でした。
大問2番空所補充問題、3番内容一致問題では、扱われているテーマが、ハンガリー、NY、ローデシア、宇宙、ドイツと、世界中を旅行でもしているかのよう。よく見られる医療、教育、考古学、ITなどはありませんでした。
大問4番英作文問題では、久々に「日本限定」のトピックが出題。意外でした。ただし内容は書きやすかったと思います。
Listening問題では、受験された方から「Part 4のintervieweeの発音が非常に聴き取りにくかった」との声が寄せられています。Listening Part 4はただでさえ2時間以上の集中後に聴かなければならないのですから、お疲れのところ大変だったことと思います。毎回のListening問題を見ていると、Part毎の難易度に極端な偏りがないようバランスを取っている印象です。

得点目標

 単語・熟語問題の難易度は、前回とほぼ同様。空所補充問題では易化が見られましたが、内容一致問題最後のWeimar は読みづらいパッセージでした。英作文はTOPIC が日本関連であり、構想しやすい感じがありました。Listening Part 1、Part2 では大きな変化はありませんが、Part 3 は難化、Part 4 の英語が聴き取りにくかったため、難しく感じられたかと思われます。
 各問題の得点目標は、1番:17 点、2 番:5 点、3 番:16 点、4 番:20 点、リスニング Part 1:8 点、Part 2:8 点、Part 3:6 点、Part 4:2 点です。合計82 点になりますが、実際の合格ライン77 点を上回り、余裕を持って合格していただきたいところです。

CEL解答はこちら>>

☆試験問題(リスニング含む)はこちらの日本英語検定協会のサイトで公開されています。

問題毎の講評

[1]語彙・熟語問題

  最初の感想は、過去に出題された単語の割合が通常よりも少ないこと。正確なデータは後日となりますが、この20年程の問題を見ても、初めて出題されている単語が今回は多めです。ここでは過去に出題された単語が何度も登場するケースが少なくありません。(いわゆる英検1級おなじみの単語)。ただし日頃から多くの英文に触れ、それ以外にも語彙を増やしておく必要があるということでしょう。
次の感想としては、前回に引き続き暗い話題が多いなぁ〜と言うこと。解いていてだんだん心配になります。。。
では、cheer upして問題を見ていきましょう。

(1) 3 swerve。少女を轢かないように急にハンドルを切りました。言い換えとしては、veerなど。
(2) 4 eulogy(賛辞)。空所後のpraisedがヒント。お父さんのお葬式の席で、賞賛するのかと思ったところなんと違ったようです。一体何を語ったのか気になります。動詞deliverを使っていることに注目しましょう。
(3) 4 allegiance(忠誠)はやや難問。 かつては与党を支持していたけれど、野党支持に変更したとの内容。allegiance to 〜(〜に対する忠誠)の言い方もありますが、ここでは switch allegiance to 〜と続きます。
米国国旗に対する忠誠の誓いの言葉で“allegiance”が使われています。“I pledge allegiance to the flag of the United States of America and ...” 胸に手をあて国旗に向かってこう誓います。
(4) 1 stunt。publicity stuntで「宣伝行為、売名行為」。スタントマンのするような人目を引く行為のこと。
(5) 1 obliviousはすぐに選べる問題。
(6) 2 delinquent は「怠惰な」。juvenile delinquency(少年非行)でもおなじみですが、ここでは「滞納している」の意味。
(7) 1 appalling、(8) 2 attire、(9) 4 deference は難なく正解したい問題。(9) in deference to 〜 は「〜に敬意を表して」。動詞はdefer (= respect)。
問題文2行目のコロケーション deliver a speech(スピーチをする)は、(2)の問題文での deliver a eulogy(弔辞を述べる)と似た使い方です。
(10) 3 repercussions(= consequences、side effects)。パーカッション(打楽器)から「反響→影響」をイメージすることができます。
(11) 1 regenerate(= restore、renovate、rejuvenate)も無理のない出題。相変わらず財政難のようです。
(12)も大変!家が火事です。正解は 3 salvage。難破船から物品を回収するイメージが強いと思いますが、火災から「救出する、持ち出す」、データを「復旧させる」などの場面でも使われます。言い換えは、recover、restore、retrieveなど。
(13) 4 irrepressibleが正解。正答率が低いと思われます。「repressできない」の意味。「感情が抑えられない」→「嫌なことがあってもcheerful, energetic」となります。私も英語さえあれば、いつでもirrepressible。
(14) 2 vouch for 〜(〜を保証する)。voucher(保証書、証明書、引換券)は何かを保証するもの。言い換えは、guarantee、certify、confirmなど。
(15) 2 adjunct。タブレットはデスクトップの補助的な役割であり、完全に取って代わるものではない、との内容。“ad-” は「付加」を表す接頭辞。add、adjacent、adjoinなどからイメージできると良いでしょう。
(16) 3 allay。即答したい問題。fearの他にも、anxiety、angerなどの人の感情を和らげたり、pain、hungerなど、痛みや空腹も和らげます。同意語は、alleviate、mitigate、appease、assuageなど。
(17) 1 altercation(= dispute、argument、quarrel)。正答率は低かったでしょう。2 orationはformal speechのことなので、事故現場には合いません。もっと明るい話題が欲しいですね。
(18) 3 figment。「もう彼女は僕のことを好きではないらしい。やがて振られてしまう。」とかなり気弱な男性。「そんなのあなたのfigment(作り事)よ。」と元気づけられています。英検ではおなじみの出題です。
(19) 4 latitude。「緯度」の他「自由、許容範囲、ゆとり」の意味があります。education with latitude「ゆとり教育」。同意語 leewayも合わせて覚えておきましょう。
(20) 2 garner(= gather、collect)は1級ではおなじみです。
(21) 3 conspicuous。ピンクのスーツに緑の帽子では目立ちます。暗い話題が多い中、語彙問題最後で明るく色づきました!
(22) 2 keyed up。key upは「(チームを)鼓舞する」。“up” を見ただけで選べたかも知れません。もともとは「(楽器の)ピッチを上げる」の意味。選択肢1のease off だと、気がゆるんでしまいます。スイッチが “off” になってはいけません。
(23) 1 dip into「(金に)手をつける」。貯めていた貯金に深く手を入れるようなイメージです。dip into one’s pocket(貯金に手をつける)も同様。
(24) 1 went at。go at = attack。“at” は攻撃目標点を表しますので、相手に向かって互いに全力で攻撃した、との意味。句動詞問題は、初めて見るものでも前置詞自体の意味を考えることで正解できることが多くあります。
(25) 4 did up。do up は、家を修理・装飾などにより improve させる、の意味です。“up” から improve が理解できたでしょう。Do up your hair.「髪の毛をきちんとしなさい。」 You did yourself up.「おめかししたのね。」

*大問1まとめ
 難易度は通常どおり。そんな中で正答率が低いと思われるのが、(13) 4 irrepressible、(17) 1 altercationです。その他は句動詞を含め、1級としては無理のない出題でした。

 語彙・熟語問題では、25問で25点満点中、17点獲得が目標です。


[2]空所補充問題

1題目:Photography and Privacy in Hungary 
 ハンガリーで成立した肖像権保護のための法律をめぐるさまざまな問題について。身近な話題で読みやすいパッセージでした。
(26)は空所後の内容がヒント。1959年には写真を公表する場合には写っている人の同意を必要とする法が制定され、今回の法律は撮影前の同意を義務づけるものだとあり、正解は3。59年の現行規制をさらに発展させたもの。第2パラグラフでは今回の法の問題点について。今後訴訟が増えること、言論の自由が制限されることが挙げられています。
(27)は、フォトジャーナリストをどのような点で妨害するのかが空所に入るはず。空所後では、暴動や軍事行動のような一刻を争う状況で「写真撮ってもいいですか?」などと悠長に許可を得るのは現実的でないと述べられています。したがって正解は4。制限によって正確な報道が難しくなります。迷うとしたら1番ですが、「報道の成果を分かち合う(独り占めしない)」ことを妨げるわけではありません。
(28) 空所後を読むと、新法により警察官の行動を記録するのも違法となり、市民への虐待などが隠蔽される可能性があることが書かれています。正解は1。accountable = responsible、liable。選択肢1番の their actions は、本文最後の abuse or brutality などを指しています。市民の権利を守るはずの法律が果ては民主主義を揺るがす結果となるのかも。
前回の空所補充1題目が核技術を医療現場で利用するという難しい内容のパッセージだったのに対して、今回は大変読みやすいものでした。

2題目:Zero Tolerance for Crime
 NY市における犯罪率低下の理由について。zero tolerance とは、tolerance(容認)がゼロ。小さな犯罪であっても厳しく罰するような断固たる態度を指しています。
 第1パラグラフで、“broken windows” theory(割れ窓理論)が紹介されています。割れ窓(=軽犯罪)を放置するのではなく、厳しく取り締まることによって凶悪犯罪を減らすことができるとの考え。
(29) 空所後の trespassing(不法侵入)、vandalism(公共物破壊)は軽犯罪の例として挙げられています。以前のように重大な犯罪にばかり目を向けずに軽犯罪を厳しく取り締まる、との内容から正解は1
選択肢1番の “serious crimes” は本文第1パラグラフ最後の “major offenses” の言い換えです。
(30) 空所後では、犯罪率低下は軽犯罪取り締まりの効果ではなく、重罪を犯しそうな人物や犯罪率の高い地域(hot spots)にターゲットを絞ったことに起因すると述べられています。したがって正解は1。選択肢1番の partial の反対は impartial(= unbiased)「公平な、平等な」。ここでの政策は対象者・対象地域によって扱いが異なっていたので、partial「不公平な」ということになります。
第3パラグラフでは、“stop-and-frisk”(警察官が不審者を止め持ち物検査を実施する防犯戦略)について書かれています。
(31) 良い方法のように思える “stop-and-frisk” ですが、実はこの検査の約9割はマイノリティに対して行われており、違憲であるとの裁定が下されました。正解は2。 “stop-and-frisk” は非難されたとの内容。

*大問2まとめ
 2題とも前回と比較するとだいぶ読みやすく、選択肢も選びやすいものでした。明らかに易化と言えます。
 空所補充問題、今回は全問正解も狙えると思いますが、6点満点中5点は確保しましょう。

 

[3]内容一致問題

1題目:Rhodesia’s Long Road to Independence
 ローデシア独立までの長い長い道のり。歴史物ですが、今回はアフリカでした。英語の発音では「ローデジア」が近いのですが、日本語のカタカナでは「ローデシア」と濁らない表記に統一されているようです。
第1パラグラフ半ば、The British government made its offer of ... からの文。contingent upon = dependent on。英政府は黒人多数支配への移行を条件に独立を提案しました。これに対し、有権者の大半を占める白人が国民投票にて反対しました。
(32)3番が正解。unilateral declaration of independence「一方的独立宣言」。特にローデシアのイギリスからの独立を指す場合が多くあります。
第2パラグラフにて、英首相Wilsonが軍事力を行使しなかったことを、Moorcraftは “mistake” だと言っています。これが、“threw away his best cards” の内容。best cards「切り札、とっておきの手」。
(33) 正解は2。もしも軍事力を使えば、その脅威が効果的な交渉材料 “bargaining tool” になっていたのに…。実際には行使しなかったので仮定法 “would have provided” が使われています。英政府はローデシアに対して武力を使わず、そのかわりに外交制裁・経済制裁を試みますが、さほど効果はありません。
最終パラグラフでは、経済力を失い、近隣国との関係も悪化したローデシアは次第に孤立し、経済制裁に苦しむようになったことが書かれています。
(34)のヒントは最終文。Smithが60年代に立場を譲らず一方的独立宣言をしたことで、結局ローデシア政府への利益はほとんどなく、多くの犠牲者を出してしまった。正解は3です。(34) 3番の選択肢 “accept the conditions” は、本文の “yield ground” の言い換え。本文と同じ内容を仮定法で「もしも条件を受け入れていたならばより良い結果(better off) になっていただろうに」と表現しています。“the conditions” は、本文第1パラグラフ、“a shift to black majority rule” を指しています。条件を受け入れた上で独立すれば良かったのに、との筆者の気持ちです。

2題目:Space Elevator
 やっと出たか!という思いです。数年前よりメディアでもかなり取り上げられ「英検で出題されそう」と言い続けてきました。内容一致問題かListening Part 2かと考えていましたが、前者での「正当派出題」でした。
「静止地球軌道(GEO)」を利用することで、エンジンを使用することなく、まるでエレベーターのようにスペースクラフトや荷物、飛行士を軌道まで運ぶことができるとの内容。大変英検らしい話題です。
(35) 正解は3。Artsutanovの提案は、Tsiolkovskyのそれを応用したもの。タワーの代わりとして、釣り合いの取れた逆方向の力を利用した構造でした。
Artsutanovによる方法の問題点は、均衡を保つためにケーブルにかかる多大な張力。それを解決すると期待されるのがカーボンナノチューブ(CNT)です。
(36) 正解は4。化学結合が強いとの内容を「引き離すことが他の物質よりも困難」と逆からの言い換えパターンでした。割り合いシンプルな正解選択肢で、かえって他の選択肢に惑わされてしまうかもしれません。
(37) 最終段落の内容から正解は1。Gardnerは、プロジェクト持続のためには方向転換が必要だと述べています。選択肢1番の “broadly appealing terms” は、本文から「エネルギーの確保」、「機密情報収集能力の向上」、「国のセキュリティ脅威への備え」などを指しています。他の選択肢はすぐに除外できるものばかりでした。

3題目:The Weimar Republic and the Kapp Putsch
 歴史物です。今度は第1次世界大戦後のドイツが舞台。ワイマール共和国とそれに対抗する保守派が企てた「カップ一揆」についてです。
内容一致問題では最後のパッセージが読みやすく設問も答えやすいことが多いため、ここから始めるという方も多いかと思います。けれども今回は3題中最も読みにくいものが配されました。登場人物の整理ができないと時間を費やしてしまいそうです。
(38) 正解は4。義勇軍(Freikorps)トップのLuttwitzと反共和主義のKappを中心に反政府一揆への動きが高まりました。彼らの最大の不満はワイマール政府がヴェルサイユ条約に調印し、義勇軍を含む軍の縮小・解隊を命じたこと。それが選択肢4番の “demands made by foreign powers” の主な内容です。
(39) 一旦は政権を順調に握ったかのように見えた Kapp と Luttwitz でしたが、なんとわずか4日でクーデターは失敗。その敗因は?正解は3です。
ワイマール政府を支持する労働者が大規模なゼネストを敢行したため、ベルリンは麻痺状態に。Kappらの統治を阻むこととなりました。選択肢3番の “the leaders of the coup” は、KappとLuttwitzを指しています。
(40) ゼネスト後、ルール地方では、Red Ruhr Army が勢力を拡大していました。ワイマール政府は軍制圧のために、かつては反政府の立場であった軍隊の助けも借りることに。正解は4
(41) 最終パラグラフにて、クーデター後の政府による右派、左派への待遇が違ったため、左派の信頼を失ったことが書かれています。さらに軍や政府の残った右派ももめ事を起こし続けていたことから、正解は1。actions は、treatment の言い換えです。

*3番まとめ
 3題を比較すると、最初の2題が易しめ、最後の Weimar が情報量も多く整理して読むのが大変でした。前回は最初2題が難しく最後が易しめでしたので反対です。どの順番で解くと良いのかは必ずしも固定すべきではないと言えるでしょう。
10問の設問全体で考えると、前回・今回とも3題の間でバランスが取られており、難易度に大きな変化はありません。ただ歴史物が2題含まれていたため、得意分野であるかなど、パッセージとの相性が点数にかなり影響しそうです。
パッセージは大きく「刑事コロンボ型(または「古畑任三郎型」)」と「火曜サスペンス型」に分けられます。前者は最初から犯人(=結論)がわかっているのに対して、後者は時系列で謎解きが繰り広げられ、最後までハラハラさせられます。今回の Weimar もいわゆるこの「火サス型」でした。
 歴史物の難しさは、行き着く所がわからない中で事実を整理しながら読み進めることです。科学物などでは「コロンボ型」であることが多く、ある意味落ち着いて読むことができると言えます。近年、英検でも「火サス型」が増えていることは意識する必要があります。

 内容一致問題は、全体としては難易度に大きな変化はありません。得点目標は、10問で20満点中、16点獲得です。


[4]英作文

TOPIC:Has urbanization had a positive effect on Japanese society?

POINTS

  • Convenience
  • Economic effects
  • Health
  • Human relations
  • The environment
  • Traditional culture

 TOPICを見て驚いたのは「地域限定型」であったことです。日本に限った出題は、2012年度第3回 “Does more need to be done to address Japan’s low birthrate?” 以来2年ぶりです。
さらにさかのぼると、2010年度第1回 “Should Japan play a bigger role in international affairs?” ですので、2年に1回程度の頻度でしょうか。ただ受験者にとってはかえって身近な内容で書きやすかったでしょう。
今回のトピックは “Has urbanization had a positive effect on Japanese society?”(都市化は日本社会にプラス効果をもたらしたか?)。現在完了で聞いていますので、これまでの状況から判断することになります。
出されたPOINTSから3つ以上を使い、Bodyパラグラフを作ることになります。まずはどのPOINTSが使えるのか?それを十分にサポートできるのか?を検討してからYes / Noを決め、Introductionを書き始めます。
都市部へ人口が集中することで物資や資本も集中。経済効果はあるが、物価・家賃なども上昇し、その結果生活水準は低下。ゴミ問題や騒音、渋滞、通勤時間が長くなるなどマイナス要因の方が書きやすいように感じます。
「環境」は多くのTOPICにおいてPOINTになり得ます。今回も都市化による環境悪化、さらに地球温暖化の原因にもなることに触れることもできるでしょう。
英検協会による模範解答では、Yesの立場を取っています。1) 都市化による経済発展、2) 生活の簡便さ、3) 環境への優しさを挙げています。3点目については、都市部の方が車使用が少なく、家も小さいため電力消費も少ないことでサポートしています。
 CEL英語ソリューションズでは、Yes / No 両方の立場でModel Answerを作りました。ぜひご参照ください。
CEL解答はこちら>>
Yes / Noどちらの立場を取るかが問題ではありません。POINTSを使いながらいかにその立場を説得力を持ってサポートできるのかが大切です。普段からアンテナを張り柔軟に対応できるようにしておくことが対策になります。
Conclusionでは、再度書き手の見解を確認します。Introductionですでに書かれている内容ですが、表現を変えて書くようにします。その後、今後の展望や期待など、締めの1文を添えて終えられると理想的です。

英作文問題では、28点満点中20点獲得を目指してください。

[5]リスニング

Part 1
 全体にゆっくりと読まれています。1) 冒頭部分でシチュエーションを理解し、2) 選択肢の言い換えを素早く見つける、この2点がポイントです。No. 10の父親の演技が素晴らしい!
No. 1 仕事に追われていると言う女性 “I’m swamped with work.”。「何も解決策がなく、今はじっと耐えるしか 」“... I just have to put up with it for now.” と言っていることから、正解は3
No. 2 ペットの話はよく登場します。vet=獣医。女性は愛犬は健康だと思っているが、“My vet wants to run another series of blood tests on my puppy.” と言っていることから、正解は3
No. 3 十分な報酬を得ていないと会社を訴える発明者。どこかで聞いたことのあるシチュエーションです。女性が、 “He’s been a bit selfish.” と言っていることから、正解は1。「受賞」後であることを考慮すると sensitive な問題です。
No. 4 情報量が多くやや難問です。体重を減らしたいと言う女性。プールは、“It’s a long way even by car.” だと言い、最後に “I’ll just have to drive the extra distance.” とあり、正解は1番
No. 5 企業買収を検討中。買収の適正価格 “fair price” は計算 “number-crunching” をしてみないとわからないと男性が言っていることから正解は2。number-crunching = calculation。
No. 6 コンサートとディナーのダブルブッキング。“I don’t want to get on his bad side.”(彼に嫌われたくない。)と女性が言っていることからコンサートは断念。正解は2です。いつものナレーターの英国人女性が「シェジュール」と発音。
No. 7 女性が反抗的だった息子 “rebellious son” が、大学を卒業し良い仕事に就いた “land a pretty good job” と伝えています。男性が “He’s really changed!” と言っていることから正解は2。息子が近い将来昇進するかも知れないとは話していますが、まだ昇進したわけではないので1番は不適切。紛らわしい選択肢でした。
No. 8 状況が複雑で聴きとりにくかったでしょうか。契約後すぐに、“Their chairman overruled the decision.”(会長が決定を覆した。)とあることから、正解は3。overrule を change に言い換えています。
No. 9 男女2人の長めの会話です。情報は多いですが、通常会話の最後の方にヒントがあります。彼らの値引提案について “We need to spread the word. If the rest of the sales department backs the plan ...” とあることから、正解は1。back = support。slash price on 〜「〜を大幅に値下げする」、in the pipeline「準備中で」、game changer「形勢を一変させるもの」、spread the word「うわさを広める」。
No. 10 1人暮らしの父親に家が大き過ぎるのではないかとたずねる息子夫婦。1人で暮らしたい彼の選択は近所の小さな家に移る(downsize)ことなので、正解は2です。最後まで息子に向かって「家は勝手に決めないでくれ」と、independentを貫くお父さん。高齢化社会を意識したシチュエーションでの迫真の演技でした!

*Part 1まとめ
 いくつかわかりにくいシチュエーションはありましたが、特に傾向に変化は見られません。口語的な表現もポイント。いつも登場される英国人女性の発音は是非克服したいところです。

 10問で10点満点中、8点獲得が目標です。

Part 2
 全体的にパッセージの聴き取りは決して易しくないですが、設問はシンプルです。メインの部分が聴き取れていれば正解できます。また、パッセージで具体的に言われていた内容が選択肢では抽象的に言い換えられている場合が多くあります。

  1. Cermak Road
    シカゴ中心部にある環境に優しい幹線道路(thoroughfare)について。他でも同様の道路建設を考えテンプレートとしてモニタリングがされているとの内容からNo. 11は4番が正解です。monitor = test。 Cermak Roadの特徴として、環境に良い “smog-eating cement” を使用していることが挙げられていますが、そもそもの大気汚染を解決するべきとの意見も。No. 12は1番が正解。band-aid measures「応急処置」。
  2. Animal Migration
    鳥や魚が移動する際、どのように磁場(magnetic field)を利用し方向を知るのかは解明されていなかったが、今回新たにニジマス(rainbow trout)の鼻にmagnetite が含まれることが発見され注目される。このmineral(= magnetite)が磁力に反応し、記憶情報と合わせて方向を知ることが可能に。No. 13の正解は1番です。 “They (= researchers) hope to investigate whether other animals also possess it (= magnetite).” からNo. 14の正解は2番。 この話はどこかで読んだことがありました。渡り鳥がnavigateできるのはくちばし(beak)にmineralが含まれるからとの内容。鳥だとくちばしなのに、魚では鼻かぁ。。。と思って隣にいるインコを見るとくちばしに鼻がありました。そうか〜なるほど!
  3. British Badgers and Bovine Tuberculosis
    牛結核(bovine tuberculosis)の蔓延とアナグマ(badger)の関係について。舞台がイギリスなので英国人ナレーターなのでしょうか。内容は複雑でないですが、発音に戸惑ったかも知れません。特に驚いたのが、controversyの発音。第2音節にアクセントを置いています。 牛結核は牛以外にもアナグマがその蔓延の原因となっている。farmerたちの金銭的損失を減らすために政府は一部のハンターにアナグマを撃つ許可を与えたとの内容から、No. 15の正解は3番。人間への感染はまだ可能性の段階なので2番は不適切です。 攻撃されたアナグマファミリーは、別の場所へと住まいを移動することが分かった。新たな場所で病気を感染させるかも知れないとの内容から、No. 16の正解は2番です。アナグマも生きるのに必死です。
  4. A New Take on Renaissance Art
    ルネッサンス期の絵画の特徴について新たな発見が。男性ナレーターがゆっくりはっきり発音し、大変聴きやすいパッセージでした。ここは2問ともしっかり正解したいところです。 ルネッサンス期の絵画がそれ以前と異なっていたのは、遠近法(perspective)を用い非常に写実的であったことなので、No. 17の正解は4番。 新説によると、ルネッサンス期に遠近法を用いるようになったのは、camera obscuraという投射装置(projection device)の使用によるものだとの内容から、No. 18の正解は1番。 “a new take on ...” ですが、takeは名詞で「見方、解釈、見解」の意味。これがパッセージ最後では、“reexamine their view of ...” と言い換えられています。
  5. Bacteriophages
    バクテリアを死滅させるウイルスである「ファージ(phage)」の効果について。内容的に難しい感じがしますがゆっくりと読まれています。さらに設問は驚くほどにシンプルです。これだけパッセージは内容豊富なのに…と思うほどです。 以前使用されていたファージは抗生物質の出現によりしばらく忘れられていました。ところが近年、耐性を持つバクテリアが増えたことで抗生物質の効果が低下、ファージが再び注目されることになったとの内容から、No. 19の正解は3番。 パッセージ半ばで、特定のバクテリアに効果のあるファージを見つけるには、数週間、数ヶ月かかると言っていることから、No. 20 の正解は3番。“time-consuming” に言い換えています。この後もかなりパッセージは続きますが、設問には無関係でした。

*Part 2まとめ
 非常に英検らしいトピックがそろったという印象です。特に(B)、(C)、(E) などは「おはこ」とも言えます。今回は内容一致問題で生物・医療関係の話題がなかったため、Listening Part 2での出題でした。(A)の環境問題もとっても英検です。
パッセージは相変わらず難しいですが、そのわりに設問では基本的な内容しか問われておらず、選択肢も選びやすいですので、全体の難易度としては通常レベルです。

 Part 2では、10問で10点満点中、8点獲得が目標です。


Part 3
 今回もなかなか手ごわい問題でした。比較的聴きやすいのが(H)、(J)ですが、(F)、(I)は気をつけないと分からなくなってしまいそう。(G)も意地悪な作りです。Situationも5問中4問が4行に渡って長めになっていました。

  1. 同僚からの留守番電話メッセージ
    今日は土曜日で火曜日までロンドンを離れています。よってロンドンのオフィスに寄ることはできません。手持ちのコピーをスキャンして送るというNo. 21は4番が正解。swing by 〜「〜に立ち寄る」。
  2. 野球リーグの代表からの説明
    野球チームのコーチがシーズン前に練習を持ちたいが、規則に従う必要があり。unofficialな練習を指導なしで見ているだけなら可能ということで、No. 22の正解は2番。watch = observe。指導してはいけないので4番は不適切です。
  3. 電話問い合わせへの回答
    The Sea Otter Encounterに1人キャンセルが出たので明日(火曜日)35ドルで参加できる。条件が合うのはこのアクティビティのみなのでNo. 23の正解は2番。今回は選択肢の順番に説明がありましたが、必ずしもそうとは限りませんので気をつけましょう。 。
  4. 金融機関の担当者からのアドバイス
    在米日本人が住宅ローンを借りる際のアドバイスを受けています。これまでローン返済が遅れた経験がないことがポイントでした。したがって1度遅れた記録があるのは誤りなので訂正するべき。No. 24は、adjustをcorrectに言い換えた4番が正解です。
  5. 担当教授からの説明
    単位を落としそうな学生が教授の話に耳を傾けます。“Those of you who are at risk of failing the course” に対しては、エッセーのアウトラインを事前に教授にチェックしてもらうことを奨めていますので、No. 25の正解は2番。

*Part 3まとめ
 工夫して作られていました。無理のない範囲ではありますが、やや難しかった印象です。

 Part 3では、5問中3問は確実に正解して、10点満点中6点を確保したいところです。

Part 4
 製薬会社の女性研究員がインタビューに答えています。声も小さめ、早口であまり明瞭ではないので聴きとりにくかったかも知れません。ただ質問・回答ともに一般的な内容で、その点では想定内でした。
No. 26は、統合失調症(schizophrenia)について。“The disease is too complex.” と答えていることから、正解は1。病気が複雑なので特効薬(silver bullet)はないとの回答でした。
No. 27は製薬業界について。一般によく理解されていないのは、1つの薬を市場に出すためには、その裏で100のプロジェクトが臨床実験において失敗をしていることだと述べています。したがって正解は2。選びやすい問題でした。

*Part 4まとめ
通常と比較してintervieweeの声が小さく聴き取りづらいものでした。最初驚き、分からないままインタビューが進んでしまったかも知れません。Part 4ではさまざまな発音の方がインタビューを受けますので、そのあたりの心の準備も必要です。schizophreniaを知っていたかもポイントでした。以前は「精神分裂病」と呼んでいたのを、差別や偏見を招きやすいとのことで「統合失調症」と改められました。スペリングはわからなくても、見たら、聴いたらわかる、というレベルにしておきたい単語です。
 インタビューの大まかな流れさえつかめれば、2問ともさほど難しい質問ではありませんでした。2問中1問は確実に正解し、4点満点中2点を確保たいところです。

 英検1級に関する速報ツイートはこれで終了いたします。フォローいただきありがとうございました。今後の復習などにお役立ていただければ幸いです

 

( 2015/01/29更新 )

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