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通訳ガイド(通訳案内士)試験情報



2007年度通訳ガイド(通訳案内士)1次試験分析速報

英語
 >全問解答例
>概要/概観
>各大問ごとの分析
>結論
 >日本地理
>日本歴史
>一般常識

2007年通訳ガイド(通訳案内士)1次試験 速報レポート 英語編

9月2日の通訳ガイド1次試験から約2週間が経過しましたが、ご受験されたみなさまは、いかがお過ごしでしょうか。

2次試験の準備を、と思いつつも、1次試験の出来が気になってなかなか勉強再開に踏み切れない方も少なくないかと思います。

本日は、[英語]編解答&レポートをみなさまにお届けいたします。ご一読いただければ幸いです。

なお、試験問題につきましては、こちらに掲載しております。

** 全問解答例 **

1.

(1)日本人の衣類全般、特に着物に対する私の興味は、私の人類学博士論文のために芸者の研究をしていた間、京都先斗町の芸者界に自ら加わった、1975年から1976年の期間に膨らんだ。

(2)芸者は着付けの専門家である。着物は、彼女たちの仕事の邪魔になるどころか、彼女たちの仕事の必需品なのである。

(3)また、着物の着付けは、ひとたび習得すれば、最初は私の初座敷に驚いて眉をひそめた、普段は感情を表に出さない先輩の芸者から、尊敬を得る技にもなった。

2.

Those masks are usually for protecting themselves from cedar pollen, not from an infectious disease. Cedar pollen is one of the main causes of hay fever among the Japanese. After World War II, the government planted thousands of acres of Japanese cedar trees in order to increase the supply of timber. The forests are now mature, but they are not being used for timber due to the high cost of logging and the cheap supply of foreign timber. In spring, they produce a large amount of cedar pollen, causing many Japanese to suffer from a cedar pollen allergy. (98 words)

3.

設問1.(ア)飛行機、車掌 (イ)落ち葉 (ウ)60億、事故死者

設問2. d

設問3. (A) a (B) a (C) c

4.

問1

単純で表面的であり、動きは写実的だが、人間感情の描写が写実的でないと考えたため。(40字)

問2

宮崎は、自分の好みや興味や関心を描いた映画に外国の事象を組み込み、全年齢層を魅了し、独創性と秀逸さで国内外の高い評価を得ている。子供向けでテレビ漫画の長編版が主なアニメ映画界で、奥深い作品で著名な宮崎と高畑のジブリは定期的にヒット作を生んでいる。ジブリはディズニーと接戦を繰り返し、1995年には宮崎の耳をすませばがディズニーのポカホンタスを興行収入で抜いた。(180字)

5.

(1)India ink painting / Indian ink painting / Chinese-style india ink painting / indian ink painting / ink painting

(2)calligraphy / art of calligraphy / art of writing using a brush and ink / chirography

(3)Chinese characters / Chinese character / Chinese ideograms / Chinese writing

(4)donjon / castle keep / castle tower / keep tower / tower keep

(5)five-story pagoda / five-storied pagoda / five-story [five-storied] stupa

(6)shrine guardian dog / shrine dog / a pair of stone-carved guardian dogs

(7)oracle / paper fortune

(8)folding screen

(9)tattoo

(10)bean curd

(11)a dish of deep fried foods / a dish of deep-fried foods / deep fried [deep-fried] foods / deep fried [deep-fried] fish and vegetables

(12)crime rate

(13)bullying

(14)nerd / geek / maniac / people devoted to certain subculture topics

including such things as manga, animation, video games and idols / people obsessed with cartoons, comics, videos, or personal computer

(15)round-trip ticket / round trip / round ticket

6.

Kaiten-zushi, sushi served on a conveyer belt, is now a part of everyday food for many Japanese. Sushi used to be a byword for haute cuisine. It was not an everyday food, but was served on happy occasions or to entertain important guests. Because kaiten-zushi became prevalent across the country, eating sushi that was once regarded as an expensive food is now more common. People can now eat what sushi they want as they please without caring much about the prices. In this regard, it can be said that kaiten-zushi made Japanese eating habits affluent. On the other hand, there can be observed among the modern Japanese some thoughtless attitudes toward food, resulting in something left to be desired.

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** 概要 **

満点:100点  合格ライン:(国土交通省発表のガイドラインによると)70点以上

** 概観 **

  1. 難易度は?→ 昨年とほぼ同じで、やや高め。受験者平均点は50〜55点程度になるかと想像される。
  2. 問題量は?→大問数は昨年7題から1題少なくなり6題になったが、問題文の分量や解答作成量は昨年とほぼ同じ。 
  3. 問題傾向は?
    1. 出題の基本パターンと配点バランスは、2006年春に国土交通省が発表したガイドラインの通り。詳しくはJNTO(国際観光振興機構)ホームページ参照。
    2. 英語を読ませる問題は例年通り3題で、英文の難易度も例年通り。設問形式は《英文和訳問題》、《英文解釈問題》、《英文要約問題》と役割分担が明確。全体で配点は50点となり、英語を書かせる分野とのバランスがよい。今年は《英文要約問題》の配点と難易度が昨年より高くなった。
    3. 英語を書かせる問題も例年通り3題で、設問形式は《日本事情関連英作文問題》、《用語英訳問題》、《和文英訳問題》と役割分担が明確。全体で配点は50点となり、英語を読ませる分野とのバランスがよい。《用語英訳問題》は、昨年同様、通訳ガイドの現場で必要となる日本の旅行・文化関連の語が中心だが、難易度は昨年よりかなり低く、常識的に答えられるものが中心。
    4. 昨年出題されていた《語法・文法問題》が姿を消し、英語の読み・書きに特化した形になった。
  4. 総論
    昨年の試験から国道交通省が出したガイドラインに沿った内容となり、問題の質や傾向などが安定して解きやすい問題となっている。各設問の難易度としては、昨年と比べて《用語英訳問題》の難易度が下がった一方、《英文要約問題》の難易度が上がり、全体的な難易度は昨年とほぼ同じと考えられる。今年の問題の傾向は、以下の点にまとめることができるだろう。
    1. 通訳案内士の実務を意識した実用的かつ十分な難易度の問題になっている。
    2. 読ませる・書かせる分野の分量・配点・難易度のバランスが取れている。
    3. 各設問に明確な分担役割があり、試される力の分野が明瞭である。
  5. 合格に必要なレベル
    国土交通省発表のガイドラインによると、基本的には絶対評価で70点以上だが、全体の出来によっては、合格基準を数点下げる、あるいは、採点基準を甘くするなどの調整が図られる可能性がある。いずれにせよ、難易度としては通訳ガイド試験にふさわしいレベルにあるため、合格ラインがそれ以上に引き上げられることはないと思われる。

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** 各大問ごとの分析 **

【大問1】英文和訳問題
《難易度》中 《配点》16点 《理想得点》11点以上(得点率69%以上)

  1. 問題分析
    下線部3ヶ所、合計16点満点の《英文和訳問題》。出典は日本で「青い目の芸者」として自ら京都先斗町で芸者の修行をした経験を持つLiza Crihfield Dalby氏著の“Kimono: Fashioning Culture”(出版:University of Washington Press) P.6 。難易度としては例年通りと言ってよいが、語彙力、構文理解力、文脈把握力を試すハードルがそれぞれあり、決して簡単ではない。理想得点ラインは全体で11点以上と考えておこう。

  2. うまく処理したい部分
    下線部(1)は6点満点。〈My interest in... developed during... when I...while...〉という基本構文はそう難しくないが、doctoral dissertationとanthropologyという語彙の訳がポイント。ここは誤訳を1つのみに押さえ5点を確保したい。
    下線部(2)は5点満点。第2文の〈Not only does the kimono not interfere with their work, it is a prerequisite to it.〉は〈倒置構文〉で、not only以下が否定文となり、全体で「the kimonoがinterfere with… どころか〜」という意味になるので注意。第2文主節の主語のitはthe kimonoを、toの目的語のitはtheir workを受けるので注意。さらにprerequisiteの意味も注意である。ここは難易度が高いが失点を2に抑え、3点を確保したい。
    下線部(3)は5点満点で最大の山場である。構文としては、挿入のonce masteredの処理がポイント。語彙ではreservedやraised their eyebrowsをどのように処理するかがカギとなる。ここでは失点は2に抑え3点を確保したい。

【大問2】日本事情関連英作文問題
《難易度》中 《配点》20点 《理想得点》12点以上(得点率60%以上)

  1. 問題分析
    例年通りの形式の問題であるが、配点が3年前の10点→2年前の12点→昨年・今年の20点と高くなってきており、日本事情重視傾向がうかがえる。語数制限はないものの設問と答案スペースから見て100語前後が適切だろう。設問では、マスクを付けている日本人を見て、「何か伝染病でもあったのですか?」という質問に対し、
    (1) マスクは花粉症のためであること
    (2) 日本で花粉症が多い理由
    の2点に触れるように指示がある。
    (2)の説明は事実関係の知識も必要なため、難易度は高い。満点は20点だが、配点を内容点と英語表現点に分けて、上記(1)に関する内容点が6点、(2)に関する内容点が9点、残り5点が英語表現点、計20点満点と想定しておこう。
    (1)で4点、(2)で5点、英語表現点で3点の合計12点以上が理想得点ラインとなる。

  2. うまく処理したい部分
    まず、「何か伝染病でもあったのですか?」に答える感じで解答を書き出し、(1)の説明をしておく。ここは簡単である。差がつくのは(2)の説明だが、『時事・ガイド用語リスト&日本事情関連英作文ハンドブック』Part IIの(3)「日本人にはどうして花粉症の人が多いの?」を応用すれば簡単である。
    基本情報としては「戦後、政府は木材需要を見込んで大規模なスギ植林を促した。現在スギ林は成熟段階にある。だが、伐採コストの上昇と廉価な輸入材の増加で伐採が行われていない」という内容であれば完璧。ハンドブックの解答例をそのまま書き出せば、(2)の内容点は満点を獲得できるはずだ。

【大問3】英文解釈問題
《難易度》低 《配点》14点 《理想得点》12点以上(得点率86%以上)

  1. 問題分析
    出典は英国の新聞The Independent紙の2007年1月27日付Ticket to the futureという記事である。日本語で答える解釈問題が2点×5=10点分あるが、難易度は低いので満点が取れるだろう。加えて、1問1点の単語問題や穴埋めが4点分あるが、これも難易度からすると中級レベルで、最低2問は正解できるだろう。両設問を合わせて12点以上が理想得点レベルとなる。

  2. うまく処理したい部分
    日本語で答える解釈問題では、唯一、「筆者の国イギリスでは(   )が遅延原因になる」の空所補充が迷わせる。だが、前後にはForget leaves falling on the track:という情報しかないので、「落ち葉」と答えるしかないだろう。穴埋め問題では、最終文が遅延証明書の話をしていることを見抜くのがポイント。

【大問4】英文要約問題
《難易度》高 《配点》20点 《理想得点》12点以上(得点率60%以上)

  1. 問題分析
    出典はAsahi Shinbun刊行の日本関連英文雑誌JAPAN QUARTERLY (Jan-Mar 1997号) 掲載の“Miyazaki Hayao and Studio Ghibli; The Animation Hit Factory by Mark Schilling”である。要約問題はこれで3年連続の出題だが、英文・設問ともに難易度は今回が最も高い。要約問題は2005年が《英文200語→日本語150字:配点10点》、2006年が《英文200語→日本語120字:配点15点》、2007年が《英文150語→日本語180字:配点15点》という様に、英文量と制限字数にかなりの変動がある。
    一方、配点は今回の問題で付加的な質問が5点分あるため、全体で20点と比重が大きくなってきている。今年の試験では問1の内容説明問題(配点5点)と問2の要約問題(配点15点)から成っているが、問1の形式は本来総合問題によく見られた形である。今回は要約問題に統合したことで、英語を読ませる問題の役割分担がさらに明確になった。
    問1は書き出す内容が英文から明確であるため、4点を押さえたい。一方、問2は短い時間で解答を作成するにはかなり難しい。ここは15点中半分以上の8点を獲得すれば十分と考えてよい。理想得点レベルは全体で12点以上としておこう。

  2. うまく処理したい部分
    問1の「Hayao Miyazaki (宮崎駿)がディズニーのアニメをあまり好まなかった理由」については、“He thought them too simple, too superficial. Realistic movement, yes. Realistic human emotions, no.” の部分をまとめればよいことに気付けば、少なくとも4点は確保できるはずだ。
    一方、問2は第3段落の約150語を180字の日本語でまとめるわけだが、〈抜粋〉にならないように気をつける必要がある。第3段落は、第2段落冒頭に述べてある「興行収入でディズニーをついに抜いた日本アニメ作家」を受けて「(1) 宮崎アニメの魅力→ (2) ジブリの制作活動→ (3) ディズニーを抜いた事実」という流れで説明してある。(1) 〜 (3) がバランスよく解答に組み込まれていれば、多少不備があっても8点以上は確実に取れる。

【大問5】用語英訳問題
《難易度》低 《配点》15点 《理想得点》12点以上(得点率80%以上)

  1. 問題分析
    各1点の用語英訳問題が15問だが、昨年以降、2005年以前の2点×10題= 20点満点から、昨年以降大幅に改善された部分である。国土交通省のガイドラインでは、正解に近いものは0.5点の部分点を設けると指示してあるため、解答欄をとにかく埋める努力が必要。
    昨年から、通訳ガイドの現場で用いることが多い、文化・観光関係の用語が中心になり、問題の実用性が高くなった。昨年の問題は難易度が高く、合格者平均でも6割弱程度しか取れなかったと想像するが、今年の問題はかなり解きやすく、安心して解ける。
    幾分スペルミスも出ることを考慮し、部分点を合わせて12点以上が理想得点ラインとなるだろう。

  2. うまく処理したい部分
    15題中14題はCELの授業や教材でカバーできたので高得点を取った方も多いだろう。
    難しい問題としては、「(4)天守閣」、「(6)狛犬」、「(9)刺青」、「(14)おたく」あたりだが、「(6)狛犬」や「(14)おたく」は意味を説明するような答案でも得点できるはず。

【大問6】和文英訳問題
《難易度》中 《配点》15点 《理想得点》11点以上(得点率73%以上)

  1. 問題分析
    配点、分量、難易度ともにほぼ例年通りである。昨年もそうであったが、問題文に日本語独特の発想や言い回しが含まれているため、字面にとらわれず、意味を優先して訳していくことが必要。その原則を守れば高得点も不可能ではない。理想得点レベルは11点以上と考えよう。

  2. うまく処理したい部分は?
    直訳では英文が成立しない箇所が幾つか見られる。「日本人の食生活に溶け込んで〜」、「〜おもてなしなどに登場しました」「すしを食べることの敷居は低くなりました」などは意味を優先して訳す必要がある。
    一方、最終文は何が言いたいのかよく分からない。「何か満ち足りないもの」「日本人の食に対する安易な姿勢」などの表現が見られるが、「日本人は食を真剣に考えなくなった→遺憾なところがある」という意味と推測し、筋道を立てて訳す必要がある。

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** 2007年の結論 **

これまで提示した理想得点を最低限クリアするとガイドライン上合格に必要な70点になる。

通訳ガイド試験は記述解答が多いため、一見簡単に見えても70点を超えるのはやはり大変で、合格者数は増えているものの、相変わらず難しい試験だと言える。

ただし、国土交通省のガイドラインによる絶対評価の合格レベル70点というのは、平均点が60点になるレベルを想定してのことだそうである。

今年の問題も昨年同様、難易度は高めで、平均点が60点に達する可能性は低いと思われ、何らかの調整が行われる可能性もある。

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2007年通訳ガイド(通訳案内士)1次試験
速報レポート 日本地理・歴史・一般常識編

** 全体の傾向 **

2006年から、日本地理、日本歴史、一般常識が分離した形で試験が行われ、設問数も各40問前後とすっきりした感がある。

国土交通省が2006年に出したガイドラインでは、中学、高校で学ぶ知識プラス応用が基本としてあるものの、2006年同様、雑学的な問題も多く出ており、相変わらず受験者にとっては的が絞りにくいように思える。

しかし、通訳ガイド試験は昔から翌年度受験者を意識してか、奇問とも思える問題を一部出すことで、試験傾向を分散させ、受験者に幅広く学習することを促すという、いわゆる「教育効果」を狙う傾向もある。

そのように考えて考察すると、合格ラインである60点分はやはり、奇問や雑学などではなく、重要項目をきちんとカバーしており、この部分をしっかり押さえておくことが受験者にとって何より重要であることが分かる。

事実、CELの2007年度試験対策授業では、全科目において60点分以上をきっちりカバーできた。(授業でカバーした解答は下記正答に*マークで示してある。)

各科目とも合格ラインは60点だが、平均点が60点になることを前提としているため、科目により、合格ラインが前後数点ほど変動する可能性がある。その点は科目別に指摘しておく。


日本地理

** 概観 **

  1. 難易度は?→例年よりかなり高い
  2. 問題量は?→(40分の試験時間にして)標準だが解答に時間がかかる
  3. 問題傾向は?→2006年度問題が比較的簡単であったために、その調整のためか、極端に難易度が上がっている。十分に学習された方でも合格ラインの60点を何とかクリアできるレベルと考えていいだろう。平均点が60点を目立って下回る場合、合格基準点もある程度引き下げられると思われるので、今年の問題の場合、55点以上を獲得している方は合格を期待してよい。問題の傾向としては、2006年同様、中学地理に観光地理や雑学を加味した内容となっている。内訳は、中学地理が45点分、観光地理が40点分、地理雑学が15点分のバランスとなっている。まずは中学地理の基本をしっかり抑えなければ合格点には達しないことになる。

**各大問ごとの正解と分析**

【大問1】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》60%

配点30点:2006年も河川に関する問題が出ていたが、難易度は2007年の方がはるかに高い。

Aは天竜川、Bは筑後川に関する記述で、いずれも中学地理では最重要な河川である。

ここは常識で解ける範囲の6割=18点をまず押さえたい。

【大問1の正解】

1:(1) / 2:(10) / 3:(14)* / 4:(15) / 5:(5)*

6:(3)* / 7:(3)* / 8:(3)* / 9:(5) / 10:(3)*

【大問2】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》100%

配点10点:配点は低いがボーナスポイントである。どれかのキーワードが分かればいいのだから難易度は低い。ここは満点を取っておきたい。

【大問2の正解】

11:(8)* / 12:(11)* / 13:(2)* / 14:(5)* / 15:(14)*

【大問3】《重要度》低 《難易度》中 《理想得点率》60%

配点10点:イは引っ掛け問題だが、ア、ウ、エなどは常識的に解ける。ここは6割=6点を押さえたい。

【大問3の正解】

16:(3)* / 17:(3) / 18:(4)* / 19:(1)* / 20:(4)

【大問4】《重要度》低 《難易度》高 《理想得点率》40%

配点20点:今回の問題では最も難易度が高い。先にも述べたが、通訳ガイド試験ではこのように極端に難易度が高い問題を混ぜ、翌年度受験者を牽制する傾向がある。

しかし結果的に全体で6割取ればよいのであるから、極端な問題は0点でなければよしという割り切り方も必要である。つまり「《重要度》高 」や「《難易度》低」レベルの落としてはならない問題で確かな得点を積み重ねることが重要である。

【大問4の正解】

21:(9) / 22:(1) / 23:(3) / 24:(10)* / 25:(7)*

26:(2) / 27:(10)* / 28:(1) / 29:(5)* / 30:(7)

【大問5】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》40%

配点15点:2006年度問題の一般常識に伝統工芸品や特産物などが出題されていた。

CELの授業では、これらは日本地理と一般常識の両分野で扱ったが、Aの結城紬などは結城市という地名と合致しているので常識でも解けたであろう。

【大問5の正解】

31:(5)* / 32:(2) / 33:(3)* / 34:(1) / 35:(4)

【大問6】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

配点15点:ここまで難問も多々あったが、この最後の問題で8割得点できれば、きちんと合格点に達する。その意味ではよく作られた問題である。

中学地理の基本知識だが、ヒントが数多く紹介してあるので、満点も難しくはないはずだ。

【大問6の正解】

36:J* / 37:C* / 38:D* / 39:E* / 40:A*

【全体】

理想得点率は低めに提示したが、これで60点に達する。おそらく受験者平均は60点をかなり下回るのではないかと思われ、その際は合格基準点が下げられる可能性も高い。。

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日本歴史

**概観**

  1. 難易度は?→標準
  2. 問題量は?→(40分の試験時間にして)標準
  3. 問題傾向は? →中学歴史の知識に、観光客が目にする・耳にするような情報に関する問題を加味した形になっている。雑学的な問題もいくつかあるので、一見、難しく感じるが、それでも中学レベルの歴史の知識をうまく応用すれば、合格点が取れるはず。合格点はガイドラインの通り60点となるだろう。

**各大問ごとの分析**

【大問1】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》90%

配点20点:地図との組み合わせ問題だが、難易度は低い。ほとんどがCELの教材である『日本歴史ワークブック』や授業でカバーした重要項目であるため、高得点を出しておきたい。

ところで、[3]番の正解(2)永平寺の所在地である福井県が地図上に見当たらない。作成ミスであろうから、全員が得点になる可能性がある。

【大問1の正解】

1:(5)* / 2:(2)* / 3:(1)* / 4:(10)* / 5:(2)*

6:正答なし(全員得点か)* / 7:(3)* / 8:(6)* / 9:(2)* / 10:(4)*

【大問2】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

配点15点:[1]番のみ難易度が高いが、それ以外は『日本歴史ワークブック』に全て出ているので確実に押さえておきたい。

不正解の選択肢も正解選択肢の人物と関連のある重要人物ばかりだが、この本試験問題を研究して来年以降に受験を予定している人に対する教育効果も考えているのだろう。その点では、良い問題と言える。

【大問2の正解】

11:(1) / 12:(4)* / 13:(1)* / 14:(2)* / 15:(3)*

【大問3】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》60%

配点15点:この問題も[1]番のみ難しいが、他は『日本歴史ワークブック』や実践演習で扱った重要項目である。3問は確実に正解したい。

【大問3の正解】

16:(3) / 17:(4)* / 18:(5)* / 19:(2) / 20:(5)*

【大問4】《重要度》中 《難易度》中 《理想得点率》60%

配点15点:『日本歴史ワークブック』だけで4問正解できる。[5]は一瞬迷うが、これも『日本歴史ワークブック』に挙げてあるので、間違えたくないところ。全体で3問は確実に正解したい。

【大問4の正解】

21:(2)* / 22:(1)* / 23:(3)* / 24:(2) / 25:(4)*

【大問5】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》40%

配点15点:[3]番と[4]番は落とせない。他の問題は消去法を使う必要もあるのでやや難しい。ここは2問を押さえておけばいいだろう。

【大問5の正解】

26:(5) / 27:(3) / 28:(2)* / 29:(4)* / 30:(5)

【大問6】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》60%

配点20点:2006年度同様、写真問題だが、問題のレベルとしては標準と言ってよい。

ただし、[2]番を間違えた受験者は多いと思われる。絵は冨士が背景にあるものの「富嶽三十六景」ではなく「東海道五十三次」の第13宿「原」(現静岡県沼津市)である。本物では絵左手に朱で記した「朝之冨士」に「東海道五十三次之内 原」と付記してあるはずなのだが、それが消されている。それがあると「東海道五十三次」であることがバレるという理由だろうが、わが国が世界に誇る文化財を改竄していいものだろうか疑問である。

【大問6の正解】

31:(1)* / 32:(10)* / 33:(3) / 34:(9) / 35:(4)*

36:(8)* / 37:(2)* / 38:(6)* / 39:(5) / 40:(7)

【全体】

理想得点はやや低めに見積もってあるが、それでも合計すると66点になる。難問と思われる問題が多少あった割には、基本の知識を押さえていれば高得点が取れるようになっている。その点、問題のバランスは良いということだろう。

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一般常識

**概観**

  1. 難易度は?→難易混在で結果的に標準
  2. 問題量は?→(40分の試験時間にして)標準
  3. 問題傾向は?→ 中には一般常識の範疇とは思えないような問題がある一方、簡単すぎる問題も含まれており、バランスがよいとは言えない。その点では例年通りと言える。試験対策によって解ける問題5割、常識で解ける問題2割、勘と運で解ける問題が3割というところか。結局は試験対策が必要な部分を得点のコアとしなければ合格点は取れないことになるわけで、その点ではうまくできているのかもしれない。

**各大問ごとの分析**

【大問1】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》70%

配点22点:予想通りの問題である。[4]番がやや難しいが、他はCELの教材である『一般常識ワークブック』でカバーした情報プラス常識で7〜8問正解できるはず。

【大問1の正解】

1:(15) / 2:(2)* / 3:(9)* / 4:(10)* / 5:(11)* / 6:(4)*

7:(4) / 8:(7)* / 9:(14)* / 10:(3) / 11:(12)

【大問2】《重要度》中 《難易度》中 《理想得点率》60%

配点28点:話題としては重要なのだが、雑学的な設問がやや多い。

問1は常識の範囲、問2は『一般常識ワークブック』に掲載。問3は常識だが洞爺湖サミットなどホットな話題に通じていることが大切。問4は「九州・沖縄サミット」という名称を知っていれば、選択肢のある沖縄県、ならびに九州4県の中から2つを選ぶことになるため2問は正解できるだろう。問5はいかにも通訳ガイド試験らしい雑学問題も含んでいるが、解けないものは気にしなくてよい。

【大問2の正解】

12:(1) / 13:(5)*(12〜13は順不同) / 14:(3)* / 15:(4)*

16:(1) / 17:(4)* / 18:(6) / 19:(7)(17〜19は順不同)

20:(1)* / 21:(4)(20〜21は順不同)

【大問3】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》70%

配点34点:1番と2番は必出のボーナスポイント。全問正解したいところ。3番については関連知識を入れておかないと正解は難しい。

大問全体で20点前後取れればまずまずだろう。

【大問3の正解】

22:(1)* / 23:(2)* / 24:(2)* / 25:(3)* / 26:(5)*

27:(3)* / 28:(4)* / 29:(5)* / 30:(2)* / 31:(3)

32:(1) / 33:(1) / 34:(6)

【大問4】《重要度》低 《難易度》高 《理想得点率》40%

配点16点:最後は雑学クイズみたいな問題である。理想得点率で計算すると大問3までで56点になるので、ここでは常識で分かるものを6〜7点分正解できるだけでよい。

1番はある程度常識の問題だが、岡倉天心が1906年に英語で表した『茶の本』が『茶の心』と表記してある。他の選択肢を見ても岡倉天心以外あり得ないが、マークシート37番と38番は無効となり全員得点になる可能性がある。

【大問4の正解】

35:(3)* / 36:(4) / 37:(1)* / 38:(3)*

39:(2)* / 40:(3) / 41:(4) / 42:(1)

【全体】

雑学問題をほとんど間違えたとしても、試験対策によるコア部分と常識で解ける問題を合わせると余裕で60点を超える計算になる。雑学的な問題に気をとらわれずに、通訳ガイドとして必要な一般常識をしっかり学習する、という偏らない基本姿勢が大切だろう。そのようにして得られた知識の方が、資格取得後の通訳ガイドの現場でも大いに役立つはずである。

** 2007年の結論 **

2006年度試験では日本地理が簡単すぎたために、今年は日本地理対策が甘かった受験者が多いのではないだろうか。そのため、日本地理の平均点は必然的に低くなり、合格基準も下がる可能性もあると先に述べた。

だが本来、通訳ガイドに求められる日本地理の知識は今回の試験レベルであって然るべきとも思われる。そう考えると、今年度の試験では3科目それぞれが本来あるべき難易度で均一したと言えるかもしれない。

もちろん中には、奇問・難問もあり、正攻法的な学習知識が生かされなかった問題もある。しかし、通訳ガイドという仕事があらゆる事象に興味を持ち、常に情報のアンテナを張っておくべきものだという「指導効果」を考えてのことだと肯定的に受け取ろう。

今回の試験で生かされなかった知識も、今後、通訳ガイドの現場で必須となる可能性は大である。これまでのハードな学習で得た知識をどうか今後も大切に維持していっていただきたい。

以上。

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