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通訳ガイド(通訳案内士)試験情報



2013年度通訳ガイド(通訳案内士)
1次試験分析速報

英語 日本地理・歴史・一般常識
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>大問ごとの分析
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>一般常識
>結論

2013年通訳ガイド(通訳案内士)1次試験 速報レポート 英語編

全問解答例

問題1.(20点)

1-1(3点)
(5)overt-covert-covert

1-2(3点)
(3)tools

1-3(5点)
2番目(7)use、9番目(3)from、10番目(5)that

1-4(3点)
(2)on the other hand - instead of - in addition to - even though

1-5(6点)
(3)通常は気づかない、文化ごとに異なる細かな慣習的行動パターンに意識を向けること。

問題2.(15点)

2-1(各2点×2=4点)
(1) deity=(6)神
(2) the worship of ancestors=(2)祖霊信仰

2-2(5点)
10:(7) importance 11:(1) the fact 12:(5) no

2-3(6点)
(3) 神道には唯一絶対的な価値観がないことから、日本に流入してきた新たな価値体系と共存できている。

問題3.(各1点×15=15点)
(1) 網棚→(6) overhead rack
(2) 絵文字→(9) pictogram
(3) 旅程表→(12) itinerary 
(4) 地図帳→(7) atlas
(5) 太陽電池→(1) photovoltaic cell 
(6) 堀→(15) moat 
(7) (鵜飼いの)鵜→(13) cormorant
(8) かがり火→(8) bonfire
(9) 幕府 (20) shogunate
(10) (鳥の)サギ→(11) heron 
(11) 柿→(5) persimmon 
(12) 特需→(3) special procurement
(13) 気象予報士→(10) certified meteorologist
(14) 地上波→(4) terrestrial signal
(15) 香(こう)→(14) incense 

問題4.(15点)
(1) 元来、日本社会は権威主義的であり、支配者が被支配者に対して神のような権力を振りかざしていた。そのため、権威者に贈り物をするのが日本人の習慣となったのである。(7点)

(2) 権威者の権威が高ければ高いほど、彼らに贈り物をすることが重要になり、かつ、贈り物の選定、包装、贈り方などにおける作法も複雑になったのである。
(8点)

問題5.(15点)

(1) Tokyo Skytree, which began operation in 2012, stands tall at a height of 634 meters. It is almost twice as high as Tokyo Tower, which is 333 meters high. (7点)

(2) School excursions are one of the best opportunities for students to broaden their mental horizons and also to associate the facts they learned at school with real-life experiences. At the same time, the trips help nurture solidarity among the students. These days many schools choose to go overseas for their school excursions. (8点)

問題6.(各10点×2=20点)

(1) お年玉
Otoshidama is a New-Year money gift, which is given to children from their parents and relatives. It is often presented enclosed in a special decorative envelope called Otoshidama-bukuro. (28 words)

(2) 風呂敷
Furoshiki is a cloth used for wrapping items to make them easier to carry. Furoshiki help make the gift look beautiful since they have colorful designs and can be folded in different ways. (33 words)

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概要

満点:100点
合格ライン:(国土交通省発表のガイドラインによると)70点以上

試験の概観

【1】難易度は?
全体の難易度は昨年とほぼ同じと思われる。
ただし、マークシート形式の導入により、一部の問題では単純に正答率が高くなると思われる。

【2】問題量は?
大問数は昨年同様6題で設問数もほぼ同じだが、客観形式問題の配点比重増加に伴い設問スペースが大きくなっているため、英文が極端に短くなっている。

【3】問題傾向は?
(1) 出題の基本パターンと配点バランスは、2006年春に国土交通省が発表したガイドラインの通り。
また、2012年に国土交通省が追加発表した通り、マークシート形式の問題が導入されている。
マークシート部分は100点満点中半分の50点。2012年度の問題では選択式が100点満点中9点分であったことと比較すると、予想通りではあるが、大きな変化となっている。

(2) 英語を読ませる問題は例年通り3題。
問題構成は、1番《英文解釈問題1》(20点)、2番《英文解釈問題2》(15点)、4番《英文和訳問題》(15点)で、いずれも日本関係でネイティブ向けの高度な内容となっている。
ただし、前述したように、2番、4番の英文が例年より短い。1番と2番の設問の性質は似通っているが、話題が全く異なるため、正解するにはしっかりした背景知識も必要になる。
マークシートに移行した1番と2番は全体的に解きやすくは感じるものの、難易度に4段階程度の差が見られ、3段階目までをクリアすることが合格ラインに達する条件としているように思える。

この先の詳説においては、難易度を★の数で示しておく。★は多いほど難易度が高く、★と★★は解けて当然のもの、★★★は合格ライン到達に必要なもの、★★★★は上級者向け(合格者レベル以上)のもの、という位置付けで考えていただきたい。

(3) 英語を書かせる問題は3題。
設問形式は3番《用語英訳問題》(15点)、5番《和文英訳問題》(15点)、6番《日本事情関連英作文問題》(20点)とほぼ例年通り。
最も大きな変化は4番の用語英訳問題が選択式になったことで、昨年までの記述式に比べると難易度ははるかに低くなっているが、ここでも難易度が3段階程度に分けられているように思え、先で示す★と★★は解けて当然、★★★が解けるかが合否の境目になるように計算してあるようだ。

(4) 解答方式・解答用紙に関して言うと、マークシート部分はマーキングがややこしいという点が昨年と大きく異なる。1番と2番に見られる並べ替え問題や3番のマルチプル選択形式のマーキングが特に難儀であったと想像するが、この点は試験が試したい英語力とは異次元の問題であるため、本レポートでは、正しくマーキングができて当然と考え、難易度の予想には含めていない。

また、5番和文英訳問題では、解答スペースが異常に狭かったとの報告もあった。確かに、(2)の修学旅行に関する英作文は3行程度の解答スペースで収まるものではなく、文字を小さくして詰める、あるいは、解答欄をはみ出す(こちらはスペースにおさまるようにとの指示はない)などの工夫が必要であったと思われる。

ただし、マークシート部分同様、これは英語力判定とは異次元の問題であり、与えられた条件の中で各自の工夫によって適切な答案作成ができて当然と考え、ここでは触れないことにする。

【4】2013年問題の総論
2006年の試験から国土交通省が出したガイドラインに沿った内容となり、問題の質や傾向などが安定してきている。今年の問題の傾向は、以下の点にまとめることができるだろう。

(1) 通訳案内士の実務を意識した実用的かつ十分な難易度の問題になっている。
(2) 読ませる・書かせる分野の分量・配点・難易度のバランスが取れている。
(3) 各設問に明確な分担役割があり、試される力の分野が明瞭である。

【5】合格に必要なレベル
国土交通省発表のガイドラインによると、基本的には絶対評価で70点以上だが、全体の出来によっては、何らかの調整が図られる可能性がある。いずれにせよ、合格ラインが引き上げられることはないため、70点を超えていれば必ず合格となるはずである。
(詳しい〈合格の条件〉については、後述の「2013年の結論」を参照。)

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大問ごとの分析

【大問1】英文解釈問題1

《難易度》中《配点》20点《理想得点》15点以上《予想平均点》12点

<1> 問題分析
マークシート形式の総合問題。英文は250語程度で短めだが、内容や語彙レベルは高度で完全理解には背景知識も必要である。

<2> 解答と解説
1-1 (3点)★★
(5) overt-covert-covert
→ overt(明白な)とcovert(隠れた)の意味が分かるのが前提。文脈では、(B) と (C) が同じであることが分かることが前提。

1-2 (3点)
(3) tools★

1-3 (5点)★★★
2番目(7)use、9番目(3)from、10番目(5)that
→ 正しい語順は次の通り。
(4)their, (7)use, (10)(11)of, (12)these (2)utensils, (8)is, (6)slightly, (9)different, (3)from, (5)that, (10)(11)of, (1)Occidentals

→ 先行文が「日本人もスプーンとフォークを使う」、後続文が「日本人のスプーンの独特な使い方」であることから、「日本人のスプーンとフォークの使い方は西洋人と異なる」という内容にしなければならない。
語彙レベルとしては、Occidentals(西洋人)が理解できるかがカギ。並べ替え(=語法力)の狙いは、(7)useが名詞であること、ならびに、(5)that,
(10)(11)ofの部分のthatの代名詞の使い方が理解できるかであろう。
ここを落とした場合、大問1の他の設問は全問正解する必要があるだろう。

1-4 (3点)★

(2) on the other hand - instead of - in addition to - even though
→ 文脈把握力を試すものではあるが、1には(3)と(4)のinstead ofは入りそうにないことから、(1)と(2)のどちらかとなり、難易度は低い。

1-5 (6点)★
(3)通常は気づかない、文化ごとに異なる細かな慣習的行動パターンに意識を向けること。
→ 全体が読めていれば難なく正答できる。

【大問2】英文解釈問題2

《難易度》高《配点》15点《理想得点》10点以上《予想平均点》8点

<1> 問題分析
英文が極端に短いが、語彙レベルや内容は高度である。
神道に対する背景知識がなければ、特に2-2の並べ替えはかなり難しく感じるはずである。

<2> 解答と解説
2-1 (各2点×2=4点)
(1) deity=(6)神★★
(2) the worship of ancestors=(2)祖霊信仰★
→ (1)のdeityはgodと同義で難しい単語ではあるが、ガイド試験の準備をした方であれば知っておきたい。

2-2 (5点)★★★★

10:(7) importance 11:(1) the fact 12:(5) no
→ 正しい語順は次の通り。
(3) of (7) importance (2) for (6) Japan (is) (1) the fact (8) that (4) Shinto (9) contains (5) no (10) absolute (sense of values, ...)

→ 今回の試験中、最大の難問。
文脈では、後続部分にsuch as "the words and rules of God" in the Judeo-Christian tradition(ユダヤ教・キリスト教の伝統に見られるような神の言葉や定めのような) とあるので、sense of valuesの前には「神道には(そのような)絶対的な価値観がない」という意味の文が来る必要がある。
このことは2-3の選択肢もヒントになるだろう。
並べ替えという点では、まず、後半の(1) the fact (8) that (4) Shinto  (9) contains (5) no (10) absoluteは文脈的に動かせないことに確信を持った上で、前半の(2)for,(3) of, (6) Japan, (7) importanceをどのように語法的に成立させるかが狙い。
ここでは倒置が最大のポイント。
冒頭の(3) of (7) importanceは〈of + 抽象名詞〉で〈形容詞〉の役割を果たす用法。つまり、(3) of (7) importance (2) for (6) Japanで「日本にとって重要な」の意味の補語を形成しており、isの後の(1) the fact (8) that (4) Shinto  (9) contains (5) no (10) absolute (sense of values, ...)が主語であることが理解でき ていることが正解の条件となる。この設問の正答率は極めて低いと予想され、たとえ合格ラインに到達した人でもここは不正解になった受験者が多いと思われる。

2-3 (6点)★★
(3) 神道には唯一絶対的な価値観がないことから、日本に流入してきた新たな価値体系と共存できている。

→ 2-2と連動した問題で、下線部(3) this has enabled it to...のitが2-2の選択肢(6)
Japanであることが理解できていないと(4)を選ぶ可能性がある。選択肢では、(1)、(2)、(4)の後半が全て「神道は…」から始まっており、itが2-2の選択肢(4)Shintoを受けているように訳してあるが、この点にも気づかないといけないだろう。

【大問3】用語英訳問題(各1点×15=15点)

《難易度》低《配点》15点《理想得点》12点以上《予想平均点》10点

<1> 問題分析
マークシート部分では1番と2番で十分な難易度を担保しているため、ここは点数を与えることを目的としていると考えていいだろう。
★の10問は常識的に誰でも正答できる。★★はガイド試験のための用語を学んでいる人であれば解けて当然のレベル。★★★は合格ラインを超えるために必要なレベルと考えていいだろう。

<2> 解答
(1) 網棚→(6) overhead rack★
(2) 絵文字→(9) pictogram★
(3) 旅程表→(12) itinerary ★★
(4) 地図帳→(7) atlas★
(5) 太陽電池→(1) photovoltaic cell ★★★
(6) 堀→(15) moat ★★★
(7) (鵜飼いの)鵜→(13) cormorant★
(8) かがり火→(8) bonfire★
(9) 幕府→(20) shogunate★
(10) (鳥の)サギ→(11) heron ★★★
(11) 柿→(5) persimmon ★★
(12) 特需→(3) special procurement★
(13) 気象予報士→(10) certified meteorologist★
(14) 地上波→(4) terrestrial signal★
(15) 香(こう)→(14) incense ★

【マークシート部分の小計】
マークシート部分の《理想得点》は37点(得点率74%)、《予想平均点》は30点(得点率60%)となる。
合格には全体で得点率70%の70点が必要だが、この時点で理想得点を達成した人は2点が貯金となっている。後半の記述問題は難易度が高く、減点される確率も高いため、そこに蓄えの2点を補充することになる。

【大問4】英文和訳問題(15点)

《難易度》高《配点》15点《理想得点》10点以上《予想平均点》7点

<1> 問題分析
下線部の語数は例年より少ないが、それぞれの下線部に構文上のポイント、語彙上のポイントが散りばめてある。大まかな意味の解釈はさほど難しくないが、和訳していくと細かな点で減点になる恐れがある部分も多い。

<2> 解答と解説
問題文下線部を配点の数のブロックに割り、各ブロックについて誤訳があればそのブロック分の1点を減点する。なお、下記英文中のブロック番号は、模範解答例のブロック番号に対応する。

(1) 1 Because Japanese society was authoritarian / 2 in nature, / 3 with rulers exercising / 4 godlike power / 5 over their subjects, / 6 it became customary for people to / 7 give gifts to those in authority ...

2 元来、/1日本社会は権威主義的であり、/3支配者が/5被支配者に対して/4神のような権力/3を振りかざしていた。/1そのため、/7 権威者に贈り物をする/6 のが日本人の習慣となったのである。(7点)

→ 語彙で注意したいのは、1 のauthoritarian(権威主義的な)、2 in nature(元来)、5 のsubjects(被支配者)、6 のcustomary for ... to do(...がdoするのが 習慣の)など。
構文では、3 がいわゆる《付帯状況を表すwith》であることがポイント。with + O(目的語)+ C(補語)の形で、「OがCの状況で」の意味を出す。
ここでは、「rulersがgodlike powerをexerciseしている状況で」の意味になるが、この部分が従属節(becauseが導く節)を修飾しているため訳しにくい。becauseは1から5までのブロック全体にかかる必要がある。そこで模範解答では、1から5までのブロックで一旦切り離し、主節と「そのため」(because)でつなぐことにした。
もちろん、ここは模範解答の通りである必要はなく、それぞれのブロックの訳落ちがなければよい。

(2) 1 The higher / 2 the authority figures, / 3 the more important / 4 it was to/ 5 give them gifts, / 6 and the more protocol / 7 there was in/ 8 selecting, wrapping, and presenting the gifts.

2 権威者/1 の権威が高ければ高いほど、/5 彼らに贈り物をする/4 ことが/3 重要/4 になり、/6 かつ、/8 贈り物の選定、包装、贈り方/7 などにおける/ 6 作法も複雑/7 になったのである。(8点)

→ 語彙では2 のfigures(人物)、6 のprotocol(作法)がポイント。こちらは構文に重きがあり、全体がthe + 比較級1, the + 比較級2(1であればあるほど2)の 形になっている。
そのため、4 のit was to、7 のthere was inなどは英語のブロックと逐語的には対応できないが、上記ではできるだけ近い形で割ってある。訳に工夫が必要な個所は、1 のhigher、6 のmore、7 のthere wasあたりで、模範解答例を参考にしてい ただきたい。
全体の訳は他に幾通りか考えられるが、いずれにせよ、構文や単語の意味が正しく理解できた上で答案作成してあれば採点者にはそれが通じるはずで、減点にはなら ないだろう。逆に言うと、構文や単語の意味があいまいにしか理解できていない場合、部分的に訳語がたとえ辞書の意味と合致していても、全体の訳が乱れて得点にはならないことになる。

【大問5】和文英訳問題(15点)

《難易度》やや高《配点》15点《理想得点》11点以上《予想平均点》8点

<1> 問題分析
(1)に関しては例年よりも日本文が短く情報量も少ないが、(2)はほぼ例年通りの長さと情報量である。

<2> 解答と解説
模範解答を配点の数のブロックで割ってある。同等の情報が正しい英語で入っていない場合、そのブロックを減点する。

(1) 1 Tokyo Skytree, / 2 which began operation in 2012, / 1 stands tall / 3 at a height of 634 meters./ 4 It is / 5 almost / 6 twice as / 4 high / 6 as Tokyo Tower, / 7 which is 333 meters high.

→ 日本文の情報量の割に配点が高いため、かなり細かなブロック割になっているが、採点の目安にはなるだろう。
なお日本文の「東京タワーは333メートルであるため」の部分をbecause Tokyo Tower is... とした答案は減点にはならないと思われるが、東京タワーの高さとスカイツリ ーの高さには因果関係がないため英語的には論理が成立しない。模範解答のような処理は解決法の一つである。

(2) 1 School excursions are one of the best opportunities / 2 for students to broaden their mental horizons / 3 and also to associate / 4 the facts they learned at school / 3 with real-life experiences. / 5 At the same time, the trips help nurture / 6 solidarity among the students. / 7 These days more schools choose to/ 8 go overseas for their school excursions.

→ 1 の修学旅行はschool tripsでもよい。また、one of はなくてもよい。
2 は他に、for students to broaden their perspectivesとも言える。
3のassociate A with Bはlink A with Bとも言える。
4はthe knowledge they acquired at schoolとも言える。
5 のnurtureはdevelopとも言える。
7は「増えている」の意味でmoreを補ってあるが、the number of schools that choose to... is increasingという書き方もできる。chooseは流れを良くするために補ってあるが、必ずしも必要ではない。
8 のgo overseasは他に、go abroad、visit foreign countriesなどとも言える。

【大問6】日本事情英文説明(20点)

《難易度》中《配点》20点《理想得点》14点以上《予想平均点》12点

<1> 問題分析
昨年の問題よりも配点が増えており、配点比重からすると、合否のカギにもなりかねない部分。
ごく常識的な内容を安全で平易な英文でしっかりと書くことが肝要だろう。
解答欄におさまり、かつ、十分な情報を提供できる語数と考えると30語前後が適切と思われる。10点のうち、 6点が情報点、4点が英語点として採点すると実際の採点結果に近くなると想像される。

<2> 解答と解説

(1) お年玉
Otoshidama is a New-Year money gift, which is given to children from their parents and relatives. It is often presented enclosed in a special decorative envelope called Otoshidama-bukuro.
(28 words)

→ 〈情報点〉と〈英語点〉を整理しておく。

〈情報点〉

1. お年玉は新年のお金の贈り物(2点)
2. 親や親せきから子供に与えられる(2点)
3. お年玉袋と呼ばれる特別の装飾袋に入れて贈られる(2点)
→なお、3.については、代替情報として「子供の年齢によって金額が異なる」や「昔は餅を配る習慣があり、それが変形したもの」などが考えられる。

〈英語点〉
A:文法・語法・構文的に間違いがなく分かりやすい。(4点)
B:文法・語法・構文的に問題があるものの内容がきちんと伝わる。(3点)
C:文法・語法・構文的に問題があり意味が分かりにくい。(2点)
D:英語が書いてはあるが意味が伝わらない。(1点)
E:白紙答案。(0点)

(2) 風呂敷
Furoshiki is a cloth used for wrapping items to make them easier to carry. Furoshiki help make the gift look beautiful since they have colorful designs and can be folded in different ways. (33 words)

〈情報点〉

1. 風呂敷は物品を包む布である。(2点)
2. 風呂敷に包むと物品の持ち運びが簡単である。(2点)
3. 風呂敷はそのデザイン性や包み方によって贈答品が美しく見える。(2点)

→ なお、3.については「贈答品は風呂敷に包んで持参し、贈る人の前で風呂敷を解くことが多い」、「使い捨ての袋と違い、同じ包みを何度も使えるので環境にやさしい」、「風呂敷はデザイン性があるため、贈り物にも使える」、「様々な包み方があり、どのような形のものでも包むことができる」など、他に代替情報が多々考えられる。

〈英語点〉
(1)と同じ。

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2013年の結論

これまで提示した《予想平均点》は57点で、《理想得点》をクリアするとガイドラインが定める合格ラインを超える72点となる。

国土交通省が出した平成24年度の新ガイドラインでは「毎年の出題レベルをできる限り同じにするため、満点を100 点とし、平均点が60点程度となるような出題に努める。」と明記してある。
つまり、合格ラインの70点は平均点が60点を前提としている。もし平均点が 60点に達しない場合、たとえば、英文和訳、英作文、用語問題などの分野で採点基準が甘くなる可能性がある。
いずれにせよ、平均点60点を前提に合格点70点であれば、「平均点+10点」を得点することが〈合格の条件〉と言えるだろう。

記述式が大半を占めた昨年度の問題においては、《予想平均点》が50点であったが、予想合格ラインはそれに10点を加えた60点となり、新ガイドラインの理想とはややかけ離れていた。
ところが、本年度の問題では、特に3番の用語英訳問題など、マークシート導入による正答率の上昇で新ガイドラインが定める平均点60点に近づいたわけで、その意味では昨年の問題よりも優れていると言えるだろう。

これらのことから、実際の合格ラインは《予想平均点》57に10点を加えた67点前後になるかと思われる。
自己採点で70点を超えた受験生はもちろんだが、予想平均点の誤差を見込んで、65点を超えている場合には、迷わず2次対策に着手したほうがよいだろう。

この続きは、ぜひ、CELの「1次試験解説セミナー」に参加して、問題と模範解答の詳細チェックを行っていただきたい。

とり急ぎ以上です。
さて、みなさまの手応えはいかがでしょうか。
お読みいただきまして、ありがとうございました。

CEL英語ソリューションズ
最高教育責任者 江口 裕之

(2013.8.29更新)


 

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2013年通訳ガイド(通訳案内士)1次試験 速報レポート
日本地理・歴史・一般常識編

** 全体の傾向 **

 2006年から、日本地理、日本歴史、一般常識が分離した形で試験が行われ、今年で新形式の試験は8回目となった。
国土交通省が2006年に出したガイドラインでは、中学、高校で学ぶ知識プラス応用が基本としてあるものの、毎年雑学的な問題も多く出ており、相変わらず受験者にとっては的が絞りにくいように思える。
しかし、通訳ガイド試験は昔から翌年の受験者を意識してか、極端に難問とも思える問題を一部出すことで、試験傾向を分散させ、受験者に幅広く学習することを促すという、いわゆる「教育効果」を狙う傾向もある。重要なのは、ガイドとして知っておくべき重要項目(=合格ライン達成に必要な必須項目)を見極めることである。
難易度に関しては、近年、日本地理と一般常識が比較的高く、傾向が変動しつつカバーする範囲も広い。一方、日本歴史はここ数年難易度が低い状態が続いていたが、今年は高めになっている。特に今年の問題に顕著なのは、各分野において大問ごとに難易度の差が大きいことである。つまり、明白に点数を取らせるための基本知識に関するものと、難易度がかなり高い問題が五分五分程度に混じり合っている感がある。前者の基本知識に関するものは全て正解、後者の難易度が高い問題は2〜3割の正答率というバランスで合格ラインに達するパターンが多くなるだろう。

【2013年度日本語による筆記試験の合格ライン】

 ガイドラインでは、合格ラインを絶対評価で60点以上としているが、「平均点が概ね60点になることを前提に」という条件付きである。
つまり、問題が易しすぎて平均点が60点を上回っても60点の合格ラインを引き上げることはないが、平均点が60点を下回る場合は、合格ラインも
引き下げられるということであろう。実際、過去の試験では、平均点が60点を下回るような難易度の高い問題の場合、合格ラインは実際の平均点前後で推移しているように思える。つまり、この試験においては、基本的に平均点を超えることが大切であり、前年度の傾向や難問などに極端にとらわれずに、毎年出題される基本項目をきちんと習得したうえで、平均点を超えるだけのエクストラの知識を全科目にわたってバランスよく学習するなどの計画的なプログラムが必要となる。
解説では、各科目の設問ごとに受験者平均予想点と理想得点が示してある。基本的に受験者平均予想点は合格ラインを意味し、理想得点は合格ラインが多少変動しても十分に合格点に達する得点力を意味していると考えていただきたい。

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日本地理

** 概観 **

【1】難易度は?→高い
【2】予想合格ラインは?→55点前後か。
【3】問題傾向は?
近年の傾向として、年度ごとに難易度の高低を繰り返しながら、2009年と2010年は難易度が高め、2011年は難易度がやや低め、2012年がやや高めという感じであった。今年は、昨年の問題よりも明らかに難易度は高い。しかし、常識や勘で正答できる問題も多いため、受験者の知識・経験レベルによってその感じ方は大きく異なると 思われる。
昨年の試験は「やや高い」程度で、55点前後が合格ラインと想定した。今年は予想平均点だと51点というかなり低めになっており、確かに難易度は高いが、先にも述べたように、常識や勘で解ける問題も多いことから、予想合格ラインは高めに見積もり、55点前後としておく。
内容としては、本来ガイド試験があるべき中学地理の基本や観光地理からややそれてきたようだ。これは同じ系統の問題を作り続けると必ず生じる問題であるため、今後、どこかを機にまた本来の中学地理・観光地理へと戻る可能性がある。今後受験を考えられている方は、その基本を押さえたほうがよい。
CELの教材・授業でカバーした設問には*マークが付いているが、今回のカバー率は60%であった。

《各大問ごとの正解と分析》

【大問1】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点20点:日本の地勢に関する問題
地勢に関する専門的な言葉や知識が求められ、内容は高度である。ただし、一部、常識で判断できる設問や教材でカバーされた項目なども
含まれており、6割程度は取れそうである。予想平均点は10点(50%)前後だろう。理想得点は、2点×6=12点としておく。

【大問1の正解】( )内の数字が正解
1:(3)* /2:(1)/3:(4)*/ 4:(2)/ 5:(1)
6:(3)*/ 7:(4)* /8:(1)*/ 9:(4) / 10:(1)

【大問2】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

☆配点30点:日本の観光地に関する問題。
写真問題はここ数年間この形式で出題されている。比較的難易度は低く、特別な準備がなくても8割程度得点できる。
予想平均点は21点(70%)前後。理想得点は、3点×8=24点としておく。

【大問2の正解】( )内の数字が正解
11:(2)*/12:(4)*/13:(2)/14:(1)/15:(4)*
16:(2)/ 17:(3)*/18:(2)*/19:(2)* /20:(4)*

【大問3】《重要度》低 《難易度》高 《理想得点率》50%

☆ 配点20点:日本の都市と農村の諸問題に関する問題
地理というよりも一般常識として出題するのが好ましいような問題内容である。一部文脈と常識から正解できるものはあるが、地理問題としては
やや唐突なものもあり、難易度は高い。
予想平均点は8点(40%)前後。 理想得点は、2点×5=10点としておく。

【大問3の正解】( )内の数字が正解
21:(3)/22:(1)/23:(2)/24:(4)*/25:(3)*
26:(3) /27:(2)/28:(1)*/29:(1)/30:(4)

【大問4】《重要度》中 《難易度》中 《理想得点率》70%

☆配点30点:地図を読む力を試す問題。
地図の読み方は今年の予想で力を入れておいた部分。特に問6の距離を
選ぶ問題、問7の標高差を見る問題、問8の地図記号問題は落としてはならない。
予想平均点は12点(40%)程度か。
理想得点は、3点×7=21点としておこう。

【大問4の正解】( )内の数字が正解
31:(2)*/32:(4)* / 33:(3)* /34:(4)/35:(3)*
36:(1)* /37:(2)* /38:(4)*/39:(3)* /40:(1)*

【全体】

理想得点を合計すると67点になる。合格ラインは55点と想定するが、予想平均点は51点であるため、それ前後まで合格ラインが下がる可能性もある。50点以上を得点された方はすぐに2次対策準備を始めたほうが賢明だろう。

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日本歴史

《概観》

【1】難易度は?→高め
【2】予想合格ラインは?→52点前後か。
【3】問題傾向は?
2009年以降、難易度が低い問題が続いている。そのため、近年の問題だけを参考にすると、ガイド試験の日本歴史問題本来の難易度が見えなくなるので注意。
今年の問題は全体的にやや高めという印象がある。予想平均点は52点になったが、合格ラインもこの前後だろう。ただし、これでも過去の問題で最も難しかった年と比べると簡単な方である。
来年の受験を考えている方はその点を踏まえ、今年の試験で70点前後を獲得できる程度の知識を得るべく準備をしたほうがよいであろう。
個々の問題としては、解けなければならない問題と、言わば捨ててもよい問題がはっきり分かれており、解けなければいけない問題は中学歴史の知識で十分に対処でき、余裕で合格点に達するように作ってある。一部、一般常識風の問題も含まれているが、それらは解けなくてよい。問題の方向性としては、通訳案内士の知識として欠かせない項目を分野別に扱っており、非常に良い内容となっている。
対策としては、中学歴史の知識をベースに、観光・文化に関連のある歴史事項を、様々な情報源から幅広く吸収しておくといいだろう。
歴史関連のテレビ番組や小説・読み物などが役立つ場面も大いにあるので、歴史が好きになること、歴史に興味を持つことが何よりも有効な対策になるだろう。
CELの教材・授業でカバーした設問には*マークが付いているが、今回のカバー率は85%と例年通りかなり高い。

《各大問ごとの正解と分析》

【大問1】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

☆配点20点:歴史的事実と関連する地を地図から選ばせる問題。
5択の選択肢を間違えると、地図上の選択肢も自動的に間違えることになるので慎重に解答を選びたい。(5)の三池炭鉱は地理問題や一般常識の範囲だが、有名なので正解できた人も多いはずだ。(2)は多賀城と胆沢城を混同しないこと。
予想平均点は14点(70%)前後。理想得点は、2点×4(空所)+2点×4(地図)=16点としておく。

【大問1の正解】( )内の数字が正解
1:(3)*/2:(7)*/3:(4)*/ 4:(5)*/5:(3)*
6:(19)*/7:(1)*/8:(2)*/ 9:(5)/10:(16)

【大問2】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》60%

☆配点15点:日本文化に関する人物を選ぶ問題。
文化人が多い。(3)の平忠盛、(5)の石橋湛山は難しい。
予想平均点は6点(40%)前後。理想得点は、3点×3=9点としておく。

【大問2の正解】( )内の数字が正解
11:(5)* /12:(3)*/13:(1)/14:(4)*/15:(1)*

【大問3】《重要度》高 《難易度》高《理想得点率》40%

☆配点15点:日本文化に関連する人物の著書に関する問題。
今回の大問の中では最も難易度が高い。特に、(3)、(4)、(5)のように誤りを見つける形式では、かなりしっかりした知識が必要だろう。
形式上の難易度を加味して予想平均点は1問正解の3点(20%)。
理想得点は、3点×2=6点としておく。

【大問3の正解】( )内の数字が正解
16:(1)*/17:(4)*/18:(2)*/19:(5)* /20:(1)*

【大問4】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

☆配点15点:政治・政策に関する人物・項目を選ばせる問題。
(5)以外は正解したい。(4)がやや難しいかもしれないが、他の知識と組み合わせて考えれば正解できる可能性が高い。
予想平均点は9点(60%)。理想得点は、3点×4=12点としておく。

【大問4の正解】( )内の数字が正解
21:(5)*/22:(4)*/23:(3)*/24:(3)*/25:(4)

【大問5】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点15点:日本の産業・学問・税制に関する問題。
(1)〜(3)は基本問題だが、(4)は難問、さらに、(5)は超難問である。
予想平均点は2問正解で6点(40%)。理想得点は、3点×3=9点としておく。

【大問5の正解】( )内の数字が正解
26:(5)*/27:(1)*/28:(2)*/29:(3) /30:(1)

【大問6】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

☆配点20点:文化財・建築物の写真に関連のある選択肢を選ぶ問題。
例年通りの設問形式で、安心して解答できる設問である。(3)と(4)がやや判断が難しいかもしれないが、選択肢を見るとピンとくるように作られている。
難易度は低いと考えられるため予想平均点は14点(70%)。理想得点は2点×8=16点としておく。

【大問6の正解】( )内の数字が正解
31:(5)*/32:(1)*/33:(3)*/34:(3)*/35:(2)*
36:(4)*/37:(3)*/38:(4)*/39:(5)*/40:(2)*

【全体】

理想得点を合計すると69点、予想平均点は52点になる。準備をするしないでそれだけの点差が開くということだろう。
それでも、大問1と大問6は予想平均点を70%と高めに見積もっているため、実際の平均点はさらに数点低い可能性がある。
それを踏まえて50点以上得点された方は2次対策準備を始めたほうが無難だと思われる。

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一般常識

《概観》

【1】難易度は?→過去数年同様、高い。
【2】予想合格ラインは?→53点前後か。
【3】問題傾向は?
今年は、しっかりと準備をすれば解ける問題が65%、これまで培ってきた一般常識が試される問題が15%、試験の段階では出来なくてもよい(けれど、将来プロの通訳ガイドとして就業する際には知っておくべき、という教育的効果を狙った)問題が20%、と例年とおり3種類に明確に分かれている。つまり、対策をせずに常識だけでは全問正解しても合格点に到達できないように作ってある。その点においてよくできた問題である。
試験要綱では「産業、経済、政治及び文化に関する一般常識問題」とあるが、今年の出題割合は、産業16点、経済25点、観光9点、政治27点、文化23点と、昨年と比べると、少しバランスが崩れた。産業・経済分野が多く出題され、その分、観光関連が少なくなったのが目立つ。
また近年、必ず日本地理・日本歴史の分野からの出題もあることは普段から授業の中で強調しておいたように、今年も文化のうち、大問3の問5の国立公園は日本地理、大問9の問3の伊勢神宮、問4の歌舞伎、問5と問6の浮世絵は日本歴史の分野からの出題であった。
対策としては、準備が必要な設問に向けて、中学公民で扱う日本の経済、産業、政治、社会の基礎知識を学習し、さらに各分野の最新情報を学習しておく必要がある。一方、常識で解ける設問に関しては、日頃からテレビや新聞などのニュースや文化トレンド、知的情報に関心を持って、アンテナを張り巡らせておくことが大切だろう。
CELの授業・教材でカバーした設問には*マークが付いている。今回のカバー率は得点ベースで65%と、過去数年では最高のカバー率であった。
一般常識は範囲が無限であるが、CELの授業・教材だけで試験には必ず合格できる点数を取れる、とお約束したとおりになり一安心である。

《各大問ごとの正解と分析》

【大問1〜2】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》76%

配点25点:経済に関する一般常識問題
例年通りの出題傾向であり、授業でカバーした*マークのものは絶対正解したい。予想平均点は15点(60%)、理想得点は19点(76%)としておく。

【大問1〜2の正解】( )内の数字が正解
1:(3)/2:(3)/3*:(7)*/ 4:(10)/5:(5)
6:(2)*/7:(1)*/8:(4)/ 9:(6)*/10:(4)*

【大問3】《重要度》中 《難易度》中 《理想得点率》75%

配点16点:産業に関する一般常識問題
この大問の問題は全問、授業・教材で取り上げていたので、当校の受講生なら満点も可能であった。予想平均点は10点(62%)、理想得点は12点(75%)としておく。

【大問3の正解】( )内の数字が正解
11:(2)*/12:(8)*/13:(3)*/14:(3)*/15:(1)*
16:(3)*/ 17:(9)*

【大問4】《重要度》高 《難易度》高 《理想得点率》67%

配点9点:観光に関する一般常識問題
通訳ガイド試験必出の観光関連問題。事前の準備が威力を発揮する設問である。
予想平均点は3点(33%)、理想得点は6点(67%)としておく。

【大問4の正解】( )内の数字が正解
18, 19, 20:(2)*, (4) *, (6) *(順不同)

【大問5〜8】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》65%

配点34点:政治(一部は文化)に関する一般常識問題
国際連合、大震災後の動向の知識は、政治の最重要分野であり、授業・教材でもしっかり取り上げたので正解したい。34の国政選挙の問題は
選択肢が長く複雑で、試験中に冷静に判断して正解するのは至難である。
予想平均点は17点(50%)、理想得点は22点(65%)としておく。

【大問5〜8の正解】( )内の数字が正解
21:(3)*/22:(4)*/23:(4)*/24:(2)*/25:(5)
26:(5) /27:(3)*/28:(2)*/29:(1)*/30:(3)
31:(4) */32:(1)*/33:(2)*/34:(3)

【大問9】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》50%

配点16点:文化に関する一般常識問題
37の伊勢神宮に関する問題は、今年の一般常識の中で最も難しい問題。現場を通訳ガイドする際には必須知識だが、5つの選択肢をしっかりと判断して正解できた人には拍手喝采。
予想平均点、理想得点ともに8点(50%)としておく。

【大問9の正解】( )内の数字が正解
35:(5)/36:(1)/37:(4)/38:(1)/39:(5)/40:(2)*

【全体】

 理想得点率は低めに見積もってあるが、それでも合計で67点に達する。予想平均点は、これよりも2割程度低い53点前後であることが見込まれる。従って、合格ラインは50点前後となる可能性もあるので、50点以上得点 された方は2次対策準備を始めよう。
一般常識は、常日頃から培った常識と受験対策による知識の組み合わせである。試験がカバーする範囲も広範なので、一般常識だけに絞った付け焼き刃的な受験対策ではその効果が如実には感じられないかもしれない。
通訳ガイド試験の一般常識試験は、それ相応の対策を行ったか否かが、合否の分かれ目になるように巧みに作ってある。そう考えて、然るべき対策をしておくことが重要だろう。

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2013年試験の総論

 今年の試験は全科目において難易度が高かった。いずれも必然的に合格ラインは低めに設定されるはずである。
本年度の問題では、日本地理や日本歴史に出すべき問題が一部一般常識に、一般常識に出すべき問題が一部、日本地理や日本歴史に出題されている。
3科目の一部しか受験されない(つまり、一部科目免除がある)受験者は、的が絞りにくくなったように思える。 しかし、本来通訳ガイドに求められる日本地理・日本歴史・一般常識の知識はそれらを組み合わせた総合的なものである。事実、かつてこの部分が第3次試験として第2次試験の後に行われていた時代は、科目の分野は分かれているものの、300点満点の一つの試験として行われていた。
2006年以降、一部合格・免除が認められるようになったものの、これら3科目は一体として考え、どの科目を受験するにせよ、全ての分野をきちんと学習することが重要であり、合理的・実践的でもある。さらに言うと、通訳ガイド試験の目的として、合否を決めることはもちろんだが、それに加え、現場で活躍する通訳ガイドとしてどのような知識を持っておくべきかを十分に考慮した上で問題が作られているのは間違いない。現場では客層や状況によって求められる知識も常識からトリビアまで様々である。その意味では、近年の試験傾向は現場で求められる知識により近づいたとも言える。試験合格という目標だけにとらわれず、通訳ガイドとして活躍・貢献する自分の姿を想定し、どの分野にも興味を持ち、積極的に取り組んでいくことが、合格だけでなく、合格後の皆さんに大いに役立つことだろう。
そのような観点から、今年の問題だけでなく、過去問についても余念なく研究していただきたい。

  (過去の本試験問題と解答はこちらに掲載してあります。)

 以上です。
みなさまの手応えはいかがでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました。

CEL英語ソリューションズ
最高教育責任者 江口 裕之

 

(2013.08.28更新)

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