CEL英語ソリューションズ_メニュー ご入会アクセスお役だち情報書籍会員サービス CELオンラインショップ トップページ学校案内レギュラーコースイベント・セミナーFAQ

通訳ガイド(通訳案内士)試験情報



2014年度通訳ガイド(通訳案内士) 1次試験分析速報

英語 日本地理・歴史・一般常識
 >全問解答例
>概要・概観
>大問ごとの分析
>結論
 >日本地理
>日本歴史
>一般常識
>結論

2014年通訳ガイド(通訳案内士)1次試験 速報レポート 英語編

全問解答例

問題1.(20点)
1-1(3点)
(1) Although - in - to - for
1-2(5点)
2番目(2)、7番目(7)、10番目(3)
1-3(3点)
(3) the arguments for and against
1-4(3点)
(3) save the beech trees - world natural heritage - pristine forest
ecosystem
1-5(6点)
(2) 白神山地を横断する林道の建設計画は、高度経済成長期に中止された。

問題2.(15点)
2-1(各2点×2=4点)
3番目(6)、6番目(3)
2-2(各3点×2=6点)
(2) (3)専門書
(4) (8)偏狭
2-3(5点)
(3) (1)大海は芥を択ばず

問題3.(各1点×15=15点)
(1) ひしゃく:(12) ladle
(2) 土偶:(18) clay figure
(3) お守り:(15) lucky-charm
(4) やぐら:(1) turret
(5) 出稼ぎ:(20) migrant labor
(6) 行楽:(16) holiday making
(7) パンフレット:(9) brochure
(8) 蓮:(5) lotus
(9) 仮装行列:(3) pageant
(10) 検疫所:(10) quarantine
(11) 大樽:(7) vat
(12) (秋田の)かまくら:(14) snow hut
(13) 団子:(6) dumpling
(14) 磁器:(4) porcelain
(15) 回廊:(2) corridor

問題4.(15点)
(1)(7点)
日本に長くいればいるほど、この未知の国がますます不可解に思えるようになり、ついには、日本人が口で言っていることを補強する、あるいは否定するような、何か他の手掛かりを観察することを学び始めるのである。

(2)(8点)
この時点で日本にいる米国人は、怒りを爆発させて身の回りの異国生活からできるだけ引きこもろうとするかもしれないし、あるいは、苛立たしい間違いの喜劇に陥らないために自分がやるべきことを、やや賢くなって、考え始めるかもしれない。

問題5.(15点)
5-1(8点)
The nijiri-guchi is the small entrance to a tea room.Its size is about 60cm in every direction, though slightly longer vertically.
To enter a tea room, all the guests, regardless of their wealth or power,have to bow, by which it is thought they become equal in the tea room.

5-2(7点)
In the Edo Period, Japan's feudal government, or bakufu, adopted a formality code based on shin (formal), gyo (semi-casual), and so (casual). This concept is applied not only to official occasions, but also to other aspects of ordinary life.For example, in Japanese calligraphy, Chinese characters are written in the three styles of kaisho (regular), gyosho (semi-cursive), and sosho (cursive).

問題6.(各10点×2=20点)
(1)
Shikinen-sengu is a Shinto ritual of reconstructing the shrine's main hall periodically, usually every 20 years. The ritual at Ise Shrine in Mie Prefecture is the most famous, with the latest rebuilding taking place in 2013. (36 words)
(2)
Dashi-jiru is a cooking stock used as a base for many Japanese cuisines including miso soup and various simmered dishes. It is made from such materials as dried bonito flakes or dried kombu (kelp). (34 words)

ページトップに戻る

概要

満点:100点
合格ライン:(国土交通省発表のガイドラインによると)70点以上

試験の概観

【1】難易度は?
全体の難易度は、昨年よりもかなり高い。

【2】問題量は?
大問数は昨年同様6題で設問数もほぼ同じだが、英文和訳と和文英訳が昨年よりも長くて内容も高度。

【3】問題傾向は?
(1) 出題の基本パターンと配点バランスは、2006年春に国土交通省が発表したガイドラインの通り。
また、2012年に国土交通省が追加発表した通り、マークシート形式の問題が導入されている。
マークシート部分は100点満点中半分の50点。

(2) 英語を読ませる問題は例年通り3題。問題構成は、1番《英文解釈問題1》(20点)、2番《英文解釈問題2》(15点)、4番《英文和訳問題》(15点)で、いずれも日本関係でネイティブ向けの高度な内容となっている。
設問形式としては、空所補充や並べ替えなど例年通りだが、本文の意味に関する設問や英文和訳は難易度が高い。
解説では、難易度を★の数で示しておくが、★は多いほど難易度が高く、 ★は解けて当然のもの、★★は合格ライン到達に必要なもの、
★★★は上級者向け(合格者レベル以上)のもの、という位置付けで考えていただきたい。

(3) 英語を書かせる・答えさせる問題は3題。
設問形式は3番《用語英訳問題》(15点)、5番《和文英訳問題》(15点)、6番《日本事情関連英作文問題》(20点)と例年通りだが、和文英訳は和文自体が難しく、訳しにくい。
3番の用語英訳問題は選択肢式であるため、唯一難易度が低いパートだが、 ここでも難易度が3段階程度に分けられているように思え、後で示す★と★★は解けるべきで、★★★が解けるかが合否の境目になるように計算してあるようだ。

【4】2014年問題の総論
2006年の試験から国土交通省が出したガイドラインに沿った内容となり、問題の質や傾向などが安定してきている。
今年の問題の傾向は、以下の点にまとめることができるだろう。

(1) 通訳案内士の実務を意識した実用的かつ十分な難易度の問題になっている。

(2) 読ませる・書かせる分野の分量・配点・難易度のバランスが取れている。

(3) 各設問に明確な分担役割があり、試される力の分野が明瞭である。

【5】合格に必要なレベル
国土交通省発表のガイドラインによると、基本的には絶対評価で70点以上だが、先にも述べたように、今年の問題はかなり難易度が高い。
今年からTOEIC840点以上の受験者は英語の筆記試験が免除になっているが、TOEIC840点レベルでは到底70点は取れそうにないように思える。
そう考えると、免除者とのバランスを考え、合格ラインは70点よりもかなり低めに設定されるかもしれない。
いずれにせよ、合格ラインが引き上げられることはないため、70点を超えていれば必ず合格となるはずである。
(詳しい〈合格の条件〉については、後述の「2014年の結論」を参照ください。)

ページトップに戻る

大問ごとの分析

【大問1】英文解釈問題1 (20点)

《難易度》高《配点》20点《理想得点》14点以上《予想平均点》11点
<1> 問題分析
マークシート形式の総合問題。内容や語彙レベルは高度で、完全理解には背景知識も必要である。

<2> 解答と解説
1-1 (3点)★★
(A) Although - in - to - for
→ (A)に続くsmall in scaleは形容詞相当語句で、 Although (it is) small in scaleのかっこが省略された形。
(B)はresult in〜で「〜の結果をもたらす」の意味。
(C)はopposition to〜で「〜への反対」の意味。
(D)はprovide A for Bで「AをBに与える」の意味。

1-2(5点)★★
2番目(2)(to)、7番目(7)(it)、10番目(3)(Japan)
→ 正しい語順は、(8)thanks, (2)to, (6)the, (10)distance, (9)which, (5)separates, (7)it, (1)from, (4)central, (3)Japanとなる。
(7)と(4)(3)は入れ替わっても文法的には可能だが、ここは「白神山地を日本の中央から隔てる」の意味になるべきなので、ここでは不可。

1-3(3点)★
(3) the arguments for and against
→ オックスフォードイディオム辞典に見られるthe pros and consの語義だが、forとagainstには目的語が必要なので、同じ意味というのであれば、本来下線(イ)はofを含めてthe pros and cons ofまで引くべきと思われる。なお、同辞書では目的語を伴い、the arguments for and against sthと出ている。

1-4(3点)★★
(3) save the beech trees - world natural heritage - pristine forest ecosystem
→ 最初のsave the beech treesだが、campaign(運動)の名称にはスローガンとして このように命令形の文が形容詞句として用いられることが多い。

1-5(6点)★★★
(2) 白神山地を横断する林道の建設計画は、高度経済成長期に中止された。
→ 本文にはa period of rapid economic growth and a bubble economy (高度経済成長期とバブル経済期)とある。
前後を含めると、これらの時期における過度の開発に対する強い反対のために計画は断念されたと書いてある。実際、日本の高度経済成長期は1954-1973、バブル経済期は1986-1991を指し、計画は1990年に工事断念が表明されている。


【大問2】英文解釈問題2 (15点)

《難易度》高《配点》15点《理想得点》11点以上《予想平均点》5点
<1> 問題分析
英文の内容や出てくる語彙が高度であるし、並べ替え問題も難しい。また、諺の英訳などの背景知識も求められるため、難易度はかなり高い。

<2> 解答と解説
2-1(各2点=4点)★★★
3番目(6)(important)、6番目(3)(that)
→ 正しい語順は、(They say the things that) (7)people, (4)think, (6)important, (2)in, (5)ways, (3)that, (8)people, (1)remember.となる。
ポイントは、主語のTheyがproverbsを指し、say the things thatは、「that以下のthe thingsについて述べている」という意味を作っていることに気づくこと。
They say (that) the things that...のように、theyを人と解釈してしまい、sayの目的語が節になっていると考えると答えが見つからなくなる。
また、下線部冒頭は、(4)thinkの目的語がthe things thatとなる関係詞節を作っており、(6)がthinkの目的格補語になることに気がつくのも大切。
なお、並べ替え問題としては珍しく、「各2点」としてあり、片方だけ正解でも部分点が得られるのはありがたい。

2-2(各3点×2=6点)★★
(2) (3)専門書
(4) (8)偏狭
→ (4)は難しいが文脈を追っていけば理解できる可能性が高い。

2-3(5点)★★
(3) (1)大海は芥を択ばず
→ (2)豚に真珠(throw pearls before swine)、(3)歳月人を待たず(Time and tide wait for no man.)、(4)火のないところに煙は立たず(There is no smoke without fire.)という3つの諺があることを知っていないと正解できないため難問と言えるが、選択肢の雰囲気からして、勘で(1)を選べた方が多いのではと思う。


【大問3】用語英訳問題(各1点×15=15点)

《難易度》低《配点》15点《理想得点》13点以上《予想平均点》11点
<1> 問題分析
昨年と同形式だが、ここは点数を与えることを目的としていると考えてよい。
★の5問は常識的に誰でも正答できる。
★★はガイド試験のための用語を学んでいる人であれば解けて当然のレベル。
★★★は合格ラインを超えるために必要なレベルと考えていいだろう。

<2> 解答
(1) ひしゃく:(12) ladle★★
(2) 土偶:(18) clay figure★
(3) お守り:(15) lucky-charm★★
(4) やぐら:(1) turret★★★
(5) 出稼ぎ:(20) migrant labor★★
(6) 行楽:(16) holiday making★
(7) パンフレット:(9) brochure★★
(8) 蓮:(5) lotus★★
(9) 仮装行列:(3) pageant★★★
(10) 検疫所:(10) quarantine★★
(11) 大樽:(7) vat★★
(12) (秋田の)かまくら:(14) snow hut★
(13) 団子:(6) dumpling★
(14) 磁器:(4) porcelain★
(15) 回廊:(2) corridor★

【マークシート部分の小計】
マークシート部分の《理想得点》は38点(得点率76%)、《予想平均点》は27点(得点率54%)となる。
合格には全体で得点率70%の70点が必要だが、この時点で理想得点を達成した人は70%の35点を3点超えており、その分が貯金となっている。
後半の記述問題は難易度が高く、失点する確率も高いため、そこに蓄えの3点を補充することになる。

【大問4】英文和訳問題(15点)

《難易度》かなり高《配点》15点《理想得点》9点以上《予想平均点》5点
<1> 問題分析
難易度はかなり高い。昨年に比べて訳す量が多いし、単語や文章の意味そのものが難しいので、文脈を十分に理解できていないと日本語にならないだろう。

<2> 解答と解説
問題文下線部を配点の数のブロックに割り、各ブロックについて誤訳があればそのブロック分の1点を減点する。
下記英文中のブロック番号は、模範解答例のブロック番号に対応する。
(1) 1 The longer they stay, / 2 the more enigmatic the new country looks, / 3 until finally they begin to learn to / 4 observe new cues / 5 that reinforces / 6 or negate / 7 the words people are saying with their mouths.

1 日本に長くいればいるほど、/2 この未知の国がますます不可解に思えるようになり、/3 ついには、/7日本人が口で言っていること/5 を補強する、/6 あるいは否定するような、/4 何か他の手掛かりを観察する/3 ことを学び始めるのである。(7点)
→ まずは全体を読んで、日本に来るアメリカ人の苦悩について説明していることを理解しよう。
訳については、1と2の「〜すればするほど」という構文、 3の「ついには、〜するようになる」というニュアンス、4のnew cuesの意味、5と6のreinforceとnegateの意味は、7のthe words people are saying with their mouthsに合わせて解釈する。
文脈に従うと、5のreinforceは、日本人が口で言っていることが「本当なのか」、6のnegateは「嘘なのか」という意味だが、解答例ではそれぞれの原義を優先することにした。

(2) 1 At this point Americans abroad / 2 may either burst with exasperation and / 3 try to withdraw as much as they can from / 4 the foreign life about them / 5 or begin to wonder, / 6 rather shrewdly, / 7 about what they must do to escape / 8 a frustrating comedy of errors.

1 この時点で日本にいる米国人は、/2 怒りを爆発させて/4 身の回りの異国生活/3からできるだけ引きこもろうとする/2 かもしれないし、/5 あるいは、/8 苛立たしい間違いの喜劇/7 に陥らないために自分がやるべきことを、/6 やや賢くなって、/5 考え始める/2 かもしれない。
→ 全体は、日本が不可解だという思いが頂点に達した時に日本にいるアメリカ人が取る行動について述べている。
それがeither A or Bで結ばれており、Aは引きこもって関わらないようになる、Bは問題解決のために関わるようになる、という相反する行動について述べている。
細かい点では、2のburst with exasperationの意味、3のwithdraw from〜の意味とas much asの強調、4のthe foreign lifeとabout themの意味、5・7のwonder about〜の意味、6のshrewdlyのニュアンス、8のa frustrating comedy of errorsの解釈と訳
などが難しい。
なお、8のcomedy of errorsはシェークスピアの「間違いの喜劇」のタイトルだが、ここではその訳を用い、前後をそれに合わせた。

【大問5】和文英訳問題(15点)

《難易度》かなり高《配点》15点《理想得点》9点以上《予想平均点》5点
<1> 問題分析
例年に比べて日本文が長く情報量も多い。特に(2)については日本文の理解そのものに背景知識が必要であり、かつ、用語などの知識も求められるので極めて高度である。細かいニュアンスを捨ててでも、大まかな意味を伝えることに徹しないと、
意味が分かる英文にはなり得ないだろう。

<2> 解答と解説
模範解答を配点の数のブロックで割ってある。
同等の情報が正しい英語で入っていない場合、そのブロックを減点する。
なお、(1)の5のブロックは2個所にまたがっているので注意。

(1) 1 The nijiri-guchi is the small entrance to a tea room.
/ 2 Its size is about 60cm in every direction,
/ 3 though slightly longer vertically.
/ 4 To enter a tea room,
/ 5 all the guests,
/ 6 regardless of their wealth or power,
/ 5 have to bow,
/ 7 by which it is thought
/ 8 they become equal in the tea room.
→ 日本文では「茶室に入るには〜に関わらず〜なければならない。
これによって、〜客がみな〜」という部分を解答例では一本化して、「全ての客は、〜に関わらず〜なければならない」と単純化して訳したため、英文が簡潔になっている。ここはもちろん2つに分けて書いてもよい。
また、「これによって〜と考えられている」の部分は解答例では、by which it is thoughtと、関係詞節で先行する文と結びつけたが、これもIt is thought they... by doing so.のように別の文にしてもよい。

(2) 1 In the Edo Period, Japan's feudal government, or bakufu, adopted a formality code
/ 2 based on shin (formal), gyo (semi-casual), and so (casual).
/ 3 This concept is applied not only to official occasions,
/ 4 but also to other aspects of ordinary life.
/ 5 For example, in Japanese calligraphy,
/ 6 Chinese characters are written in the three styles of
/ 7 kaisho (regular), gyosho (semi-cursive), and sosho (cursive).
→ 1の「封建政府・幕府」はあまり見ない言い回しだが、そのままの訳を求めているのだろう。また、「秩序体系」は生活文化全般について述べていると考え、英語でも意味が広くなり、かつ、次の2の意味に合うように訳した。
2の真・行・草は、7の書道の書体の説明とバランスが取れる言い回しを用いた。
3の「公式儀礼」も同じく意味を広めに訳してある。
ただし、このような解答を試験会場で短時間で作成するのは至難の業だろう。
(1)、(2)の問題ともに、自己採点では、同等の情報を、ある程度正しい文法で、最低限分かるように書いた、というレベルで加点して構わない


【大問6】日本事情英文説明(各10点×2=20点)

《難易度》中《配点》20点《理想得点》14点以上《予想平均点》12点
<1> 問題分析
配点比重からすると、合否のカギにもなりかねない部分。
2題ともよく話題になる項目なので、ごく常識的な内容を安全で平易な英文でしっかりと書くことが肝要だろう。
解答欄におさまり、かつ、十分な情報を提供できる語数と考えると30語前後が適切と思われる。
10点のうち、6点が情報点、4点が英語点として採点すると実際の採点結果に近くなると想像される。

<2> 解答と解説
(1) 式年遷宮
Shikinen-sengu is a Shinto ritual of reconstructing the shrine's main hall periodically, usually every 20 years. The ritual at Ise Shrine in Mie Prefecture is the most famous, with the latest rebuilding taking place in 2013. (36 words)
→ 〈情報点〉と〈英語点〉を整理しておく。
〈情報点〉
1. 式年遷宮は定期的に神社の本殿を建て替える神道の儀式(2点)
2. 一般には20年おき(2点)
3. 有名なのは伊勢神宮で、最近では2013年に行われた(2点)
→なお、3.については、「建築技術を受け継ぐ手段である」や
「神の霊威を復元するために」など、正しい内容の範囲で他の情報で代替してよい。
〈英語点〉
A:文法・語法・構文的に間違いがなく分かりやすい。(4点)
B:文法・語法・構文的に問題があるものの内容がきちんと伝わる。(3点)
C:文法・語法・構文的に問題があり意味が分かりにくい。(2点)
D:英語が書いてはあるが意味が伝わらない。(1点)
E:白紙答案。(0点)
(2) だし汁
Dashi-jiru is a cooking stock used as a base for many Japanese cuisines including miso soup and various simmered dishes. It is made from such materials as dried bonito flakes or dried kombu (kelp). (34 words)
〈情報点〉
1. だし汁は日本料理の基本の味となるスープ種である(2点)
2. みそ汁や煮物などさまざまな料理に使われる(2点)
3. 鰹節や昆布などの素材から作られる(2点)
→ なお、3.については「だし汁はうまみ成分を含み、近年外国でも注目されている」や 「最近ではインスタントのだし調味料があって便利」など、正しい内容の範囲で他の情報で代替してよい。
〈英語点〉
(1)と同じ。

 

ページトップに戻る


2014年の結論

これまで提示した《予想平均点》は49点だが、これでも高めに見積もってある。というのも、全マークシート方式であれば、適当に解答しても25%の得点があるが、記述式は白紙答案もかなり多いはずだ。そう考えると、実際には40点に到達できているかも怪しい。
一方で、《理想得点》をクリアするとガイドラインが定める合格ラインを超える70点となり、間違いなく合格できる。
国土交通省が出した平成24年度の新ガイドラインでは、「毎年の出題レベルをできる限り同じにするため、満点を100点とし、平均点が60点程度となるような出題に努める。」と明記してある。つまり、合格ラインの70点は平均点が60点を前提としている。もし平均点が60点に達しない場合、たとえば、記述問題で採点基準が緩くなる可能性がある。
いずれにせよ、平均点60点を前提に合格点70点であれば、「平均点+10点」を得点することが〈合格の条件〉と言えるだろう。
これらのことから、実際の合格ラインは《予想平均点》49に10点を加えた60点前後になるかと思われる。自己採点で60点を超えた受験生はもちろんだが、さらに予想平均点が低い可能性が高いことも考えて、55点を超えている場合には、迷わず2次試験対策に着手したほうがよいだろう。
この続きは、ぜひCEL英語ソリューションズの「1次試験解説セミナー」に参加して、問題と模範解答の詳細チェックを行っていただきたい。

とり急ぎ以上です。
さて、みなさまの手応えはいかがでしょうか。お読みいただきまして、ありがとうございました。

CEL英語ソリューションズ
最高教育責任者 江口 裕之

(2014.08.28更新)

ページトップに戻る




2014年通訳ガイド(通訳案内士)1次試験 速報レポート
日本地理・歴史・一般常識編

** 全体の傾向 **

 国土交通省は2006年に試験問題の方向性・難易度・合格ラインなどについてガイドラインを出したが、それによると、地理・歴史・一般常識の3科目は中学、高校で学ぶ知識プラス応用が基本としてあるものの、毎年雑学的な問題も多く出ており、相変わらず受験者にとっては的が絞りにくいように思える。
しかし、通訳ガイド試験は昔から翌年の受験者を意識してか、極端に難問とも思える問題を一部出すことで、試験傾向を分散させ、受験者に幅広く学習することを促すという、いわゆる「教育効果」を狙う傾向もある。
重要なのは、ガイドとして知っておくべき重要項目(=合格ライン達成に必要な必須項目、つまり、次に述べる<1>と<2>)を見極めることである。
難易度に関しては、昨年、全体的にやや高めに設定してあったが、今年は3科目ともさらに高く、特に地理に関しては、近年では希にみる難易度の高さである。一方で、各分野において大問ごとに難易度の差が大きい傾向もある。
つまり、<1>明白に点数を取らせるための基本知識、<2>難易度が高い応用問題、さらには、<3>解けなくても構わないような難問・超難問が同じ割合で混じり合っている感がある。
<1>の基本知識に関するものは全問正解、<2>難易度が高い問題は5割、さらに<3>の難問・超難問は運よく数問正解というバランスで合格ラインに達するパターンが多くなるだろう。

【2014年度日本語による筆記試験の合格ライン】

 ガイドラインでは、合格ラインを絶対評価で60点以上としているが、「平均点が概ね60点になることを前提に」という条件付きである。つまり、問題が易しすぎて平均点が60点を上回っても60点の合格ラインを引き上げることはないが、平均点が60点を下回る場合は、合格ラインも引き下げられることになる。実際、過去の試験では、平均点が60点を下回るような難易度の高い問題の場合、合格ラインは実際の平均点前後で推移しているようだ。つまり、この試験においては、基本的に平均点を超えることが大切であり、前年度の傾向や難問などに極端にとらわれずに、毎年出題される基本項目をきちんと習得したうえで、平均点を超えるだけのエクストラの知識を全科目にわたってバランスよく学習するなどの計画的なプログラムが必要となる。
解説では、各科目の設問ごとに受験者平均予想点と理想得点が示してある。基本的に受験者平均予想点は合格ラインを意味し、理想得点は合格ラインが多少変動しても十分に合格点に達する十分な得点力を意味していると考えていただきたい。


ページトップに戻る


日本地理

** 概観 **

【1】難易度は?→かなり高い
【2】予想合格ラインは?→50点前後か。
【3】問題傾向は?
現在の出題パターンになって4年目で、昨年までじわりじわりと難易度が上がってきていたが、今年で難易度は頂点に達した感がある。
今年からTOEIC840点が英語1次試験の免除条件に加わったが、その影響と2020東京オリンピック開催決定が相まってか、英語の受験者は倍近くに増加している。もしかすると、2次試験受験者が倍増しては試験実施が困難になるため、日本地理、日本歴史、一般常識3科目で絞り込みの調整が行いやすいように、難易度を意図的に上げるような指示があったのかもしれない。
今年の試験の難易度は「かなり高い」レベルで、予想平均点は47点となった。そこから推定すると、合格ラインは50点前後となりそうだ。
内容的には本来ガイド試験があるべき中学地理や観光地理からややそれてきたようだ。これは同じパターンで問題を作り続けると必ず生じる傾向ではあるが、一見難問と思える問題も中学地理や観光地理という基本の応用であり、その基本をしっかり押さえている人は確実に合格が取れるように作ってある。
例えば、授業では最近の傾向ではあまり出題されないとしつつも、ガイド必須の知識として全国の国立・国定公園を確認したが、今年の問題に出ている中津や室戸の所在地は自然公園に関する基本知識である。授業であえて全国の自然公園を回っておいたのは、そのような基本と応用の力を養うためである。
ここ4年ほどの傾向も出題者の定期的な交代とともに、基本形に戻るのは確実なので、今後受験を考えている方は、現在の短期的で表面的な傾向に振り回されず、その基本を押さえ、かつ、その基本を応用できる「本物の力」を習得したほうがよい。
CELの教材・授業でカバーした設問には*マークが付いているが、今回のカバー率は67%であった。


《各大問ごとの正解と分析》

【大問1】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》70%

☆配点20点:日本の気候に関する問題
気候に関する基本的な知識が求められているが、一部の設問は難易度が高い一方、常識で判断できるものもある。予想平均点は12点(60%)前後、理想得点は、2点×7=14点としておく。

【大問1の正解】( )内の数字が正解
1:(2)* /2:(4)*/3:(1)*/ 4:(3)/ 5:(3)*
6:(1)*/ 7:(4)* /8:(1)*/ 9:(3)* / 10:(1)*

【大問2】《重要度》高 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点30点:日本の観光地に関する問題。
写真問題はここ数年間この形式で出題されている。例年に比べると難易度は高いので、予想平均点は15点(50%)前後。 理想得点は、3点×6=18点としておく。

【大問2の正解】( )内の数字が正解
11:(3)*/12:(1)*/13:(1)*/14:(3)/15:(2)
16:(3)*/ 17:(4)/18:(2)*/19:(2) /20:(1)

【大問3】《重要度》低 《難易度》高 《理想得点率》50%

☆配点20点:日本の食糧に関する問題
地理というよりも一般常識として出題するのが好ましいような内容である。常識的に正解できる問題もあるが、ガイド試験の地理問題としては唐突とも思え、難易度は高い。予想平均点は8点(40%)前後。理想得点は、2点×5=10点としておく。

【大問3の正解】( )内の数字が正解
21:(4)*/22:(2)*/23:(1)*/24:(1)*/25:(3)
26:(2) /27:(1)/28:(4)/29:(1)/30:(4)*

【大問4】《重要度》高 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点30点:地図を読む力を試す問題。
地図の読み方は今年の予想で力を入れておいた部分。特に問2の標高差を見る問題、問4の土地利用の記号問題、問6の距離を選ぶ問題、問10の室戸岬の所在地などは落としてはならない。予想平均点は12点(40%)程度か。理想得点は、3点×6=18点としておこう。

【大問4の正解】( )内の数字が正解
31:(2)*/32:(3)* / 33:(1)* /34:(4)*/35:(3)
36:(1)* /37:(3) /38:(2)*/39:(4)* /40:(4)*

【全体】

 理想得点を合計すると絶対合格点の60点に達するが、予想平均点は47点になるため、50点前後が合格ラインになる可能性が高いが、近年希なる難易度の高さを考慮すると、45点以上得点された方はすぐに2次対策準備を始めたほうが賢明だろう。

ページトップに戻る


日本歴史

《概観》

【1】難易度は?→高め
【2】予想合格ラインは?→50点前後か。
【3】問題傾向は?
2009年以降、難易度が低い問題が続いていたが、今年は結構難易度が高い。ただし、地理と違い、歴史は出題傾向が明確であるため、準備をするかしないかで得点率は大きく変動するので、余裕で60点に到達した方も多いはずだ。
今年の予想平均点は46点で、合格ラインもこの近くまで下がると考えられるが、高めに見積もって50点前後と推測しておく。
個々の問題としては、解けなければならない問題と、言わば捨ててもよい問題がはっきり分かれており、解けなければいけない問題は中学歴史の知識で十分に対処でき、なんとか合格点に達するように作ってある。一部、一般常識風の問題も含まれているが、それらは解けなくてよい。問題の方向性としては、通訳案内士の知識として欠かせない項目を分野別に扱っており、非常に良い内容となっている。
対策としては、中学歴史の知識をベースに、観光・文化に関連のある歴史事項を、様々な情報源から幅広く吸収しておくといいだろう。歴史関連のテレビ番組や小説・読み物などが役立つ場面も大いにあるので、歴史が好きになること、歴史に興味を
持つことが何よりも有効な対策になるだろう。
CELの授業でカバーした設問には*マークが付いているが、今回の授業カバー率は76%と例年通りかなり高い

《各大問ごとの正解と分析》

【大問1】《重要度》高 《難易度》低 《理想得点率》80%

☆配点20点:歴史的事実と関連する地を地図から選ばせる問題。
5択の選択肢を間違えると、地図上の選択肢も自動的に間違えることになるので慎重に解答を選びたい。(1)の大宰府はややひねった問題だが、(4)が解けると自動的に解ける。全体的に地理や一般常識のカバー範囲。
予想平均点は12点(60%)、理想得点は、2点×4(空所)+2点×4(地図)=16点としておく。

【大問1の正解】( )内の数字が正解
1:(2)*/2:(17)*/3:(4)*/ 4:(20)*/5:(4)*
6:(11)*/7:(3)*/8:(16)*/ 9:(2)*/10:(13)*

【大問2】《重要度》高 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点15点:日本文化に関する人物を選ぶ問題。
(1)の重源、(3)の坂上田村麻呂はこの試験のレギュラーとも言える存在。(4)のプチャーチンもレギュラーではあるが、長崎と聞いて慌ててレザノフを選ばないように注意。
問題文をよく読み、年代と人物像を確認。予想平均点は6点(40%)前後。理想得点は、3点×3=9点としておく。

【大問2の正解】( )内の数字が正解
11:(1)* /12:(3)/13:(5)*/14:(1)*/15:(4)*

【大問3】《重要度》高 《難易度》高《理想得点率》60%

☆配点15点:日本文化に関連する人物の著書に関する問題。
昨年の設問形式・内容を踏襲したもの。(3)、(4)、(5)のような組み合わせ問題は難易度が高い。予想平均点は2問正解の6点(40%)、理想得点は、3点×3=9点としておく。

【大問3の正解】( )内の数字が正解
16:(2)*/17:(4)*/18:(5)/19:(3)* /20:(5)*

【大問4】《重要度》高 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点15点:政治・政策に関する人物・項目を選ばせる問題。
(2)と(3)は頻出問題だが、(1)と(5)は難問。(4)は鎖国政策の流れを知っていれば正解できる。
予想平均点は6点(40%)、理想得点は、3点×3=9点としておく。

【大問4の正解】( )内の数字が正解
21:(3)*/22:(1)*/23:(5)*/24:(5)*/25:(2)

【大問5】 《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》60%

☆配点15点:日本の文化・産業・貿易などに関する問題。
(1)と(5)は基本知識だが、(2)と(5)は難問だが、(2)は常識で解ける可能性が高い。(4)は落とし穴的な問題で多くの人が間違えただろう。
予想平均点は2問正解で6点(40%)、理想得点は(2)を常識でカバーできるとして、3点×3=9点としておく。

【大問5の正解】( )内の数字が正解
26:(2)*/27:(4)/28:(1)/29:(3) /30:(2)*

【大問6】 《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》70%

☆配点20点:文化財・建築物の写真に関連のある選択肢を選ぶ問題。
例年通りの設問形式だが、作品名とモチーフを照らし合わせて正答できる問題が多かった昨年よりも難易度は高い。いずれもしっかりした知識がないと正答できない。
一方、(5)に関しては問題文をよく読み、常識で答えると何とか正答できるだろう。予想平均点は10点(50%)、理想得点は2点×7=14点としておく。

【大問6の正解】( )内の数字が正解
31:(3)*/32:(1)*/33:(3)*/34:(2)*/35:(3)*
36:(5)*/37:(4)/38:(2)/39:(4)/40:(5)*

【全体】

理想得点を合計すると66点、予想平均点は46点になる。歴史は出題傾向も安定しているため、準備をするしないでこれだけの点差が開くということだ。
50点前後が合格ラインになる可能性が高いが、予想平均点を考えると、45点以上得点された方は、すぐに2次対策準備を始めたほうが賢明だろう。

 

ページトップに戻る


一般常識

《概観》

【1】難易度は?→過去数年の中では一番高い。
【2】予想合格ラインは?→50点前後か。
【3】問題傾向は?
今年は、しっかりと準備をすれば解ける問題が5割、これまで培ってきた一般常識と論理的思考能力が試される問題が1.5割、試験の段階では出来なくてもよい(けれど、将来プロの通訳ガイドとして就業する際には知っておくべき、という教育的効果を狙った)問題が3.5割、と例年とおり3種類に明確に分かれている。
つまり、対策をせずに常識だけでは全問正解しても合格点に到達できないように作ってある。その点においてよくできた問題である。
試験要綱では「産業、経済、政治及び文化に関する一般常識問題」とあるが、今年の出題割合は、産業23点、経済16点、観光11点、政治25点、文化25点と、バランスよく出題された。
対策としては、準備が必要な設問に向けて、中学公民で扱う日本の経済、産業、政治、社会の基礎知識を学習し、さらに各分野の最新情報を学習しておく必要がある。一方、常識で解ける設問に関しては、日頃からテレビや新聞などのニュースや文化トレンド、知的情報に関心を持って、アンテナを張り巡らせておくことが大切だろう。
CELの授業・教材でカバーした設問には*マークが、みなさまの常識と論理的思考能力で正解すべき設問には+が付いている。*マークが49点、+マークが16点あり、あわせて65点が理想得点となる。
一般常識は範囲が無限であるが、CELの授業・教材だけで試験には必ず合格できる点数を取れる、とお約束したとおりになり一安心である

《各大問ごとの正解と分析》

【大問1】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》70%

☆配点16点:経済に関する一般常識問題
例年通りの出題傾向であり、授業でカバーした*マークのものは絶対正解したい。問6の消費税が逆進税であることは、冷静に考えればすぐ分かる。
予想平均点は8点(50%)、理想得点は11点(70%)としておく。

【大問1の正解】( )内の数字が正解
1:(1)/2:(3)*/3:(4)*/ 4:(2)*/5:(4)/6:(2)+

【大問2〜3】《重要度》中 《難易度》中 《理想得点率》80%

☆配点23点:産業に関する一般常識問題
知識よりも常識と判断が試される設問が大半を占めた。大問2問3のワーク・ライフ・バランス、大問3問5の優良誤認表示の問題がその典型。問題文と選択肢を良く読んでしっかり正解してほしい。
予想平均点は11点(48%)、理想得点は19点(80%)としておく。

【大問2~3の正解】( )内の数字が正解
7:(5)*/8:(6)*/9:(2)*/10:(1)+/11:(4)
12:(4)+/ 13:(7)*/14:(2)/15:(1)+/16:(2)+

【大問4】《重要度》高 《難易度》中 《理想得点率》100%

☆配点11点:観光に関する一般常識問題
通訳ガイド試験必出の観光関連問題。事前の準備が威力を発揮する設問である。この大問の問題は全問、授業・教材で取り上げていたので、当校の受講生なら満点も可能であった。
予想平均点は6点(55%)、理想得点は11点(100%)としておく。

【大問4の正解】( )内の数字が正解
17:(3)*/18:(8)*/19:(1)*/20:(2)*

【大問5】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》55%

☆配点25点:政治に関する一般常識問題
日本国憲法やEU・ASEANに関する設問は、公民の基礎知識なので、しっかり準備すれば正解できたはず。一方で、問6の新法、問8の選挙におけるインターネット利用、問9の東日本大震災の復興に関する設問は、選択肢が長く複雑、かつ細かな知識が求められる難問で、できなくても仕方なかっただろう。
予想平均点は10点(40%)、理想得点は14点(55%)としておく。

【大問5の正解】( )内の数字が正解
21:(3)*/22:(4)*/23:(3)*/24:(2)*/25:(2)*
26:(5) /27:(4)/28:(5)/29:(1)

【大問6〜7】《重要度》中 《難易度》高 《理想得点率》40%

☆配点25点:文化に関する一般常識問題
通訳ガイドの実務の観点からは、いずれの設問も知っておきたい知識ばかりであるが、試験対策としては文化・芸術関連は範囲が無限にあって、準備のしようがない。日頃からアンテナを広く張って、様々な分野に関心を示してほしい。そういう姿勢こそが通訳ガイドに求められる資質である。大問7問2の正解のレガシー(legacy)は現代の流行語で、継承すべき良き伝統や遺産という意味。メディアや政治家・著名人のスピーチには頻出しているので知っておきたい。
予想平均点、理想得点ともに10点(40%)としておく。

【大問6~7の正解】( )内の数字が正解
30:(3)/31:(5) /32:(4)/33:(1)/34:(3)*/35:(2)*
36:(1)*/37:(1)+/38:(2)/39:(4)/40:(5)

【全体】

理想得点率は低めに見積もってあるが、それでも合計で65点に達する。予想平均点は、これよりも3割程度低い45点前後であることが見込まれる。合格ラインは50点前後となることが予想されるが、それよりも低い可能性もあるので、45点以上得点された方は2次対策準備を始めよう。
一般常識は、常日頃から培った常識と受験対策による知識の組み合わせである。試験がカバーする範囲も広範なので、一般常識だけに絞った付け焼き刃的な受験対策ではその効果が如実には感じられないかもしれない。
通訳ガイド試験の一般常識試験は、それ相応の対策を行ったか否かが、合否の分かれ目になるように巧みに作ってある。そう考えて、然るべき対策をしておくことが重要だろう。

 

ページトップに戻る

2014年試験の結論

 今年の試験は全科目において難易度が高かった。いずれも必然的に合格ラインは低めに設定されるはずである。
本年度の問題では、日本地理や日本歴史に出すべき問題が一部一般常識に、一般常識に出すべき問題が一部、日本地理や日本歴史に出題されている。3科目の一部しか受験されない(つまり、一部科目免除がある)受験者は、的が絞りにくくなったように思える。
しかし、本来通訳ガイドに求められる日本地理・日本歴史・一般常識の知識はそれらを組み合わせた総合的なものである。事実、かつてこの部分が第3次試験として第2次試験の後に行われていた時代は、科目の分野は分かれているものの、300点満点の一つの試験として行われていた。2006年以降、一部合格・免除が認められるようになったものの、これら3科目は一体として考え、どの科目を受験するにせよ、全ての分野をきちんと学習することが重要であり、合理的・実践的でもある。
さらに言うと、通訳ガイド試験の目的として、合否を決めることはもちろんだが、それに加え、現場で活躍する通訳ガイドとしてどのような知識を持っておくべきかを十分に考慮した上で問題が作られているのは間違いない。現場では客層や状況によって求められる知識も常識からトリビアまで様々である。その意味では、近年の試験傾向は現場で求められる知識により近づいたとも言える。試験合格という目標だけにとらわれず、通訳ガイドとして活躍・貢献する自分の姿を想定し、どの分野にも興味を持ち、積極的に取り組んでいくことが、合格だけでなく、合格後の皆さんに大いに役立つことだろう。
そのような観点から、今年の問題だけでなく、過去問についても余念なく研究していただきたい。

  過去の本試験問題と解答はこちらに掲載してあります

 以上です。
みなさまの手応えはいかがでしょうか。お読みいただき、ありがとうございました。

CEL英語ソリューションズ
最高教育責任者 江口 裕之

 

(2015.09.02更新)

ページトップに戻る