CEL英語ソリューションズ_メニュー ご入会アクセスお役だち情報書籍会員サービス CELオンラインショップ トップページ学校案内レギュラーコースイベント・セミナーFAQ

CEL受講生の体験記

2016年度通訳ガイド(通訳案内士)国家試験合格者からのメッセージ


通訳ガイド試験合格者の声 日本理解を深めてくれたCEL

橋本 美佐子さん (通訳ガイドコース受講)

<正しい知識を身につけたガイドになりたい>

 私が都庁の展望室の英語ボランティアガイドに応募したのは三年前でした。丁度、東京都がオリンピックを招致しようとしていた時期で、オリンピックにボランティアとして参加したいと思ったからです。英語力に自信があるわけでもなく、観光ガイドのイロハも知らず、恐いもの知らずと言うべきですが、いてもたってもいられない、何かを始めたいという思いからでした。

 初めてガイドをした日、渡されたマニュアルを暗記しただけで臨んだ私は、想定外の質問にも答えることが出来ずに、引きつって呆然としていました。「これはえらいことに足を突っ込んでしまった!」その日一緒に組んだ先輩ガイドのYさんは、プロとして通訳ガイドの仕事をバリバリされていて、合間にボランティアで活動されている方で、とにかくかっこ良くて素敵でした。「たとえボランティアガイドでも、資格があるのとないのとでは言葉の重みが違うでしょ。」その通りだと思いました。そして私がガイドした人たちが、私を通して日本という国のイメージを作るのではないかと空恐ろしくなったのです。正しい知識を身につけ、資格を持ったガイドになろうと決めました。そして早速、CELの体験授業に申し込みました。Yさんもボランティアガイド同期のTさんも、CELの卒業生だったからで、これも何かのご縁のような気がしました。

<体験授業で江口先生に魅了されて>

 その時の授業は日本地理で、日本の周りの海流や気団、地形の影響で日本に明確な四季がもたらされる仕組みを、江口先生が分かりやすく明快に語られていて、すっかり魅了されました。それに続く英語の授業では、文法について今更聞くに聞けずに長いこと過ごしてきた疑問がすっと氷解し、分かりやすい説明に感激した私は、授業後すぐに通訳ガイドパーフェクトプランへの受講を申し込んでいたのです。

<自分に投資、真剣に勉強>

 それから一次試験に向けた長い道のりが始まりました。自分に投資するつもりでCELに入学したので、時間もお金も無駄にしないようにと真剣に勉強しました。始めたばかりの登山も友人とのランチもショッピングも、殆ど全てを封印しました。江口先生の弾丸のように繰り出される早口の授業は面白く、時に声音を変えて寸劇風であったり、トリビア満載で、全く飽きることがありませんでした。授業は、後でネットで何度も聞き返すことが出来たので、その場で理解出来なくても何とかついていけました。これは本当に有り難かったです。

 「旅に出たくなる日本地図」「図説 日本史」などの副教材は、とても詳しくて理解の助けになりました。もともと日本史は大好きで興味がありましたが、現代史をきちんと勉強したのは初めてで、ようやく私の中で現在の日本と繋がったという気がします。また、日本地理は、当初47都道府県もあやふやだった私が、たくさんの地名を覚え、日本地図を取り出しては、その地に思いを馳せることを繰り返すようになりました。

<全幅の信頼がおけたCELの講師陣と教材>

 英語は初めての模擬テストで51点。その後もさほど点が上がらず、合格点の70点には程遠い状態が続きました。本番までに準備が整うのか疑心暗鬼でした。しかし田中亜由美先生のメリハリのきいた授業と適切なアドバイスのおかげで、配点の高い間違い探しの問題を、徹底的に繰り返し復習したお陰で点数が急に上がり、本番も落ち着いて受けることが出来ました。亜由美先生は、どんな質問にも快く明快に答えてくださり、その存在は有り難く心強かったです。また英語の教材は、観光ガイドに関連した内容ばかりで、興味深く、後で役に立つものばかりでした。

 一般常識は膨大な範囲に圧倒され、何から手をつけて良いか分からず、思考停止状態でしたが、曽根先生の強調されたことだけを頭に叩き込みました。直前に配付されたクイズからも何問か出題され、試験中、曽根先生に向かって手を合わせました。

 CELの教材はどれも、要点が上手くまとまっていて効率よく作られていました。また、その年に合った最新の情報をアップデートしたり、書き換えたり常により良く努力されている先生方のご苦労を感じました。前年、ジオパークが出たので、保険の為として、音読するだけで良いからと「データ・ハンドブック」を手渡された時は、先生の愛を感じてジーンとしてしまいました。

<通訳ガイドの現場で即使えるCELの二次試験対策>

 一次試験が終わり、自己採点で合格ラインをクリアー出来ていたようだったので、二次対策もすぐに取り組むことが出来ました。日本事情コースVer.2(江口先生)と一問一答コース(外国人先生)のクラスでは、授業は英語で行われます。受講生にマイクが回ってきて録音されるので、今までなかったいい意味での緊張を感じるようになりました。通訳なんて出来っこない、と始め自信がありませんでしたが、文章ではなく内容を訳すようにとアドバイスを頂き気が楽になりました。どんな単語からでも文章は作ることが出来るとの発想に、目から鱗が落ちた気がしました。「え?これでいいんだ?これで通じるんだ!」と思えたことがすごく嬉しかったです。

 教材はますます実践的になり、二次試験対策としてはもちろん、プロの通訳ガイドになってからも使えそうなものばかりで、とても役に立ちました。江口先生の授業は、例えば、大相撲のことでも、どこかの場所についての説明でも、体験してみたい、行ってみたいと思わせてくれます。それは、先生の驚くべき豊富な知識と溢れんばかりのユーモア、温かいお人柄にすっかり魅了されてしまうからです。そしてこれは、通訳ガイドとして最も大切な資質を、お手本として見せて下さったのだと思います。また、外国人の先生方は、それぞれ個性があり、色々な英語に触れることもできて良かったです。

 模擬面接クラスは、一次試験合格発表前に二回受けましたが、緊張で殆ど喋れず、自分自身が情けなく涙ぐんでしまいました。一次試験対策はひたすら座学で、それなりに取り組んだという自信がありましたが、私には二次面接試験で話す力が決定的に欠けていて、これが大きな課題だと思い知らされたのでした。江口先生の「語る物は既にある。後は引き出しを上手く開ける練習をすることだ」との言葉に勇気を貰いました。

<徹底的に鍛えてもらえた模擬面接クラス>

 一次試験の合格発表があってから二次試験までの三週間は、信じ難い怒涛のような日々でした。全部で五回、模擬面接クラスを受けましたが、それぞれ異なった講師とCEL卒業生アシスタントの方に、違った視点からアドバイスを頂きました。一緒に模擬面接を受けた受験生のパフォーマンスに学んだ事も多々ありました。

 トピックと模範解答、それに付随した情報が満載の模擬面接クラスの教材冊子はすばらしい物でした。条件が許せばすべての回の模擬面接クラスを受けてみたいくらいでした。服装に関しての注意から、挨拶、表情、細かい言い回し、話の展開、などなど行き届いたアドバイスが有り難かったです。どの先生も真剣に向き合って、率直なアドバイスを下さいました。時に厳しすぎてクサる事もありましたが、そんな時、同じクラスの仲間にメールして皆で励まし合いました。あの時、皆に励ましてもらわなかったらどうなっていたか分かりません。

 英語で夢を見るくらい喋りこむようにとの課題でしたが、言葉の引き出しはガタピシして開きづらく、正直、まだまだ準備不足だなという所で、本番を迎えることになりました。試験前日には、明治神宮まで出掛けて行って、外国人観光客を捕まえて、練習台になってもらいました。皆、快く相手をしてくれ、「明日頑張ってね!」と励まして貰い、勇気を貰うことが出来ました。

 模擬面接クラスで徹底的に鍛えられたお陰で、本番は殆ど緊張することがなく、今ある自分の力を出すことが出来ました。若し不合格でも、最後の三週間をもう一度経験できるならそれも良いな、とすら思えたほど、この模擬面接クラスは充実したものでした。

<資格取得はスタートライン>

 最終合格の知らせを受けた時は暫く信じられませんでした。まだまだ力不足なのは、自分でもよく分かっていたからです。しかし、資格はあくまでスタートラインに立つための物、これからこそが本当に大変な茨の道なのだと思い至り、引き続き頑張りなさいよとのメッセージと受け止めました。

<CELで学んだことすべてが役立ってます>

 思い返すとCELでは、通訳ガイド試験の勉強に留まらない、広い教養を身につけることが出来ました。テレビのニュースが以前より分かるようになり、興味が広がりました。主人とも会話が増えたような気がします。これまでの私は、日本人として生まれ、日本の国に住みながら、必ずしも日本のことを明確に語ることが出来ませんでしたが、CELでは日本の歴史・地理・一般事象を改めて体系的に学ぶ機会を得ることができました。そして、日本に対する理解が深まるごとに、この国に対する誇りと愛情が増していきました。

 都庁でのボランティアガイドでは、相変わらず、ああ言えば良かったとかこうした方が良かったとか反省ばかりですが、今までとは心構えが全く変わりました。CELで学んだことが全て役に立っていると感じています。これからも勉強を続けて、東京オリンピックはもちろん、その先も、日本のファンを増やすお手伝いが出来たらと願っています。

 先生方、スタッフの皆様、本当に有難うございました。